1 この記事の概要について

 シマノ ビーストマスター3000MDの使用感(インプレ) を紹介した記事です。

 ダイワ19シーボーグ500MJと比較して長所と短所、どちらがおススメかを紹介しています。

左がビーストマスター3000MD、右がシーボーグ500MJ

 カタログ上の話は、あまり参考にならないので、使ってみての実体験をもとに紹介します。

2 ビーストマスター3000MDの長所について(シーボーグより優れている点)

① 液晶表示が便利

   探見丸の機能の一部が搭載されているため、とても便利です。

   特に、海底の形状が把握できるため、漁礁周りの釣り等では棚取りを適切にすることができ、根掛かりを回避できます。

液晶表示が便利すぎる

   バッテリーの消費が大きいと言われることもありますが、実際に使用していてもそこまで消費が大きいとは思えませんでした。

   この機能があれば特に探見丸はいらないと思います。(単に見易さだけの差と思っています。それに魚探の見方をわかる人は少ないので、機能が重複するので探見丸はいらないかなと)

   落とし込み釣り等で使うにはとても便利だと感じました。

   また、オニカサゴ釣りでも非常に重宝します。

 ② ドラグが滑らか

    電動リールの基本性能はそのままで、ドラグは他のビーストマスターと同様滑らかです。

   青物の泳がせ釣りにも非常にこのドラグの滑らかさは重宝します。

 ③ 電動巻き上げとレバーの連動が滑らか

   ビーストマスター2000等ではレバーを押しても少し遅れて巻き上げが始まりましたが、このビーストマスター3000MDではそれが解消されています。

(そのため、この点はシーボーグ500MJと性能はほぼ互角です。)

   北海道のサクラマスのバケ釣りでは、当たりがあったと同時に巻き上げをかけられないとバレるため、従来のビーストマスター2000等では反応が遅く、使い物になりませんでした。

北海道のサクラマスのバケ釣りではリールの性能が全てと言っても過言ではない

 ④ 巻き上げ能力は良好

   3000XSとXPの両方の性能の良いとこ取りのため、巻き上げの速さと巻き上げ力を両立できている。(巻き上げ能力としては、19シーボーグ500MJとほぼ同等、楽巻き機能があるだけ若干ビーストマスターの方が使い易い。)

3 ビーストマスター3000MDの短所について(シーボーグに劣っている点)

  糸巻き量が少ない。シーボーグはPE4号が500mちょっと巻けますが、ビーストマスター3000MDは450m程しか巻けません。

  糸巻き量を重視する人は、シーボーグを選ぶ方が良いです。

  カタログ表記よりも若干少なめに巻いた方が良さそうです。

4 まとめ

  シーボーグとビーストマスターどちらが購入すべきかについてですが、糸巻き量と価格以外は全てビーストマスターの方が上回っています。

  ダイワのシーボーグも優秀(500MJ、600MJ以外のシーボーグは性能はダメ)ですが、このシマノのビーストマスター3000MDの性能には敵わないです。

 それぐらいこのビーストマスター3000MDはおススメの逸品です。

 しかしながら、あくまでサイズがサイズですので、いくら剛性が上がったとは言え、クエやイシナギ等の大型の魚に使うと破損する可能性があります。

 メーカーの紹介は、その時使えれば良いという後先考えないような使い方の紹介が多いので、これを真に受けるとリールが破損して大変な出費どころか、大怪我する可能性もあるので注意して下さい。

 シマノさんは、過去に何度か製品に安全上の欠陥があると指摘すると、速やかに対応してくれたので、メーカーとしても素晴らしいメーカーなので、製品も安心して使えます。

 (ダイワはあなたの使い方が悪いというスタンスから対応されたことばかりでしたが・・・(オーバーホールに出して組み間違えて上がってきたりしたし、直っていないのに直したと言い、かなりいい加減な対応をされたのでやや問題ありです。))

 参考程度に → https://tyokinbako9901.jp/archives/295

 ビーストマスター3000MDは、オールラウンドで使えるリールなので高くても買う価値が絶対にあります。(現時点で、最高の電動リールです。)