端的に言えば、 究極のLBDリールです。

高くても買う価値はあります。なお、レバーの性能を活かすには、ダブルハンドルかバランサー付のシングルハンドルがお勧めです。

このリールよりも良いレバーブレーキのリールは現時点で存在しないです。

その長所と少しの短所について紹介します。

このリールの最大の特性はバイターボというブレーキ機構を有しており、従来のブレーキよりも非常に性能が上がっています。

フカセ釣りには使っていませんが(もともとタイラバで使うために購入)、このブレーキの効きの良さは絶対にフカセ釣りにはいいと思いました。

しかしながら、効きすぎるブレーキは、タイラバなどフォールを多用する釣りにおいては厄介なものです。これのみが短所です。

一応、勘違いする人が多いので紹介しますが、ルアーでの釣り、タイラバやジギングでこのレバーを使ってのやり取りを紹介する人もいますが、これをやると真鯛の大型や青物の場合であれば、ブレーキ機構に大きなダメージが発生します。または、最悪の場合、故障します。

レバーブレーキの本質はあくまで強い引きに対して竿を立てるために主に使用するものであって、ドラグで対処しないといけない魚に対して無理に使う必要もなく、ましてやレバーでやり取りしてるのが恰好いいとかはあり得ないことです。

これを釣具店の店員の人が紹介していたりするので、何も知らない人がそれを信じてやって道具が壊れたら可哀そうだと思わないのかなと感じました。

話がそれましたが、前述した17モアザンのLBDよりも性能が上がっています。巻き上げ能力が特に上がっており、タイラバに使ったところ、17モアザンで60gのタイラバを巻いた時とこのリールで同じ重さを巻いた時の巻き抵抗がやはり18トーナメントの方が巻き心地が非常に楽でした。

北海道で北海道式ひとつテンヤ(ひとつテンヤのタックルで底~中層にいる大型のクロソイやアイナメを狙い撃つ釣り方(私が外房でひとつテンヤで使っていた道具を使えないか遊んでて出来上がった釣り方ですが、大型の実績が高すぎる釣法です。))で使っていましたが、50センチオーバーのクロソイ(2キロ~3キロ程)ならゴリ巻きで瞬殺でした(ドラグはフルロックでやりました。)。

また、マダイに使っても、ドラグの効きが非常に良く、ねっとりしたATDによるドラグの効き方で、魚を効果的に弱らせることができ、巻き上げ能力と相まってキャッチ率も少し上がったように感じました。

カスタムでバランサーを付けるのと、バランサーを付きのシングルハンドルやダブルハンドルを使用することにより、レバーの逆転でのフォールが非常に滑らかになり、これによりフォールでのヒット率を上げることができます。

なお、このやり方は通常のシングルハンドルでやるとフォール速度にムラができますので、活性が高くない時は警戒されて釣れません。

レバーブレーキを使用したタイラバやジギングでは、このフォールが肝でその主要な機能を担うのがハンドルなので、このハンドルを自動車のエンジンブレーキを使用するように、ハンドルをタイヤ、ギアをエンジンと見立てるとイメージしやすいと思います。

それぐらいハンドルの選定は重要で、本気でこの釣り方に取り組んでいない人達にはそれが理解できないと思っています。

フカセのみで使用する時も、このハンドルのカスタムは非常に有益なことが多いので是非ともお勧めです。

ダイワの18トーナメント磯は買っても本当に後悔しない素晴らしいリールなので自信をもってお勧めできます。(値段は高いけど・・・)

トーナメントで釣った3キロの中型マダイ、3キロぐらいなら余裕であがります。
北海道式ひとつテンヤでトーナメントを使用、北海道では平均的なアイナメ(♂)
カサゴの仲間で北海道ではとても重宝されるトウベツカジカ、非常に美味しいです
50センチオーバーのクロソイ、トーナメント磯なら瞬殺でした。北海道式ひとつテンヤ、スイミングタイプで釣りました。