私のこのリールの主な使用用途はタイラバです。

なお、スピニングタイラバにおいてスピニングリールの欠点を解消するために必要不可欠なリールがLBDのリールです。(ハンドルはリブレのEP30、Wing110)

タイラバで使い倒しすぎた結果、メーカーの人がわからない致命的な故障もでたりしました。

購入を考えている人には是非読んでいただきたいです。

まずルアーにおけるレバーブレーキの必要性について、シーバスの釣りでは2013年より少し前ぐらいからシーバスの名人の方々の使用で世に広がり始めたと思います。それ以前ではひとつテンヤで使われる方がいるぐらいで、ほとんどレバーブレーキ=ルアーのイメージがなかったと思います。

私自身も2012年のトーナメント磯の発売からバーティカルのスピニングタイラバにおけるスピニングリールを使用した際の欠点の解消を目標として使ってきましたが、バーティカルのスピニングタイラバではハイギアは無理と思い、普通のローギアの14モアザン2510R-PE等でバーティカルのスピニングタイラバをやってきました。

そんな中で2017年にこのリールが発売されてすぐにこれを購入しバーティカルのスピニングタイラバに使用したところ、バーティカルのスピニングタイラバの完成形を作り上げることができました。

前置きが長くなりましたが、この経緯がこれからお話することに直結します。

バーティカルのスピニングタイラバの完成形として使っていましたが、1年後にオーバーホールに出した後にその異常は発生しました。

1年間北海道のタイラバに使い続けてきた結果、レバーの切り替え機構の故障が発生しました。

これは通常は切り替えてフォールに使用し、またもとに戻す時はカチッとかみ合うように作られているのですが、この機構が原因不明で故障しました。

メーカーの人に詳細について説明したところ、鏡牙でレバーフォール釣法というもので売り出しているからそのような故障が出てもすぐに原因が特定できると思っていたのですが返ってきたのは予想外の返事でした。

この時、私は1年間(北海道では1月末~4月末頃まではタイラバができない状況なので、実質8か月)使用して、レバーの切り替えは約4万回程していると伝えたところ、メーカーのテスト(鏡牙LBDを含む。)では、そこまでテストしていないので故障の原因に関してのデータが全く存在しないということでした。

特に、私ががっかりしたのは、鏡牙がモアザンLBDと同じフレーム(一部鏡牙の方がパーツが安いだけ)なので、鏡牙を購入しても同じように壊れるということでした。

結局、オーバーホールで壊れて返ってきて、そしてまた送り返して壊れたままで、最後はリール固有の故障かもしれないから、新品に交換してもらいたいと伝えると復活して帰ってきました。(おそらく、ダイワさんのご厚意で新しい物に変わっていたのかと思います。)

シーバスの釣りで使う分にはそこまで頻繁にレバーの切り替え機構を使わないとは思いますが、そのような欠陥があったということだけは知っておいた方が故障した際にメーカーとの交渉がうまくいくと思います。

ちなみに、トーナメント磯では、同じような症状が出る気配がありません。

いろいろ試しましたが、トーナメントの方がしっかりと作られているように感じました。

なお、バイターボでレバーブレーキを使用したタイラバやジギングをやるとかなり大変です。(ブレーキが効きすぎるため)

モアザンのレバーの効き方は非常に良いですが、故障さえなければずっと使いたいと思うぐらい良いリールです。

18トーナメント磯3000LBDとの比較ですが、レバーブレーキの効き以外はトーナメント磯の方が性能が上です。

巻き上げ能力はモアザンよりも明らかに上がっているように感じました。(どちらも結構な数魚を釣って試しているので)

北海道ではこのクロソイがレバーブレーキを使用したタイラバやジギングでよく釣れました。
50センチオーバーのアイナメも多数実績あり、レバーブレーキとタイラバの組み合わせが〇
北海道では定番外道のエゾメバルもレバーブレーキを使用したタイラバではよく釣れます。
レバーブレーキを使用したタイラバで釣れた中型真鯛2キロ程