タイラバ、インチク、ジギングにおける、シマノのリール フォールレバーの有効性について考察しました。

対象機種は、オシアコンクエストCT、オシアジガー、オシアコンクエストリミテッドです。

まず、フォールレバー搭載のリールを使い続けて気が付いたことについて、記載しています。

タイラバにおけるフォールレバーの必要性について

結論:不要(むしろ無い方が良い。)   

理由としては、私のオシアコンクエストCT201HGの記事でも書いていますが、フォールレバーを使うと、リールのハンドルの巻き抵抗が変わってしまうので、やり辛いからです。

ダブルハンドルでは巻き速度にムラが出る程フォールレバーは問題あり

また、サミングでフォールスピードの調整ができることもあり、特に必要性を今まで感じたことがありません。

北海道のクロソイでは食う時は有効な時がありますが、見切られるとまず食わない時もありました。

また、本州の真鯛にもあまり有効ではありませんでした。

むしろ、意図的にこのフォールレバーを使ってフォール速度を調整するのは、それだけでも神経を使い、結果的に初心者等慣れていない人達にとっては無用の長物となると感じました。

巻き抵抗が増えるため、201CT関連の記事でも紹介していますが、リブレのBJハンドルに交換しています。

このハンドルでないとオシアコンクエストCTの200番台のHGで100g以上のやや重たいヘッドを使ってフォールレバーを締めて巻くのはきついところでもあります。

軽いタイラバなら巻き抵抗は気になりませんが、それでも意図的なフォールを演出するための設定が面倒です。

ハンドル交換でもかなりの費用がかかります。

インチクにおけるフォールレバーの必要性について

結論:必要(むしろ無い方がダメ)

インチクはタイラバに比べてかかる魚が大きいです。

インチクにヒットした5キロオーバーの真鯛(豊後水道の中深海)
インチクにヒットした6キロオーバーのヒラメ(豊後水道の中深海)

さらに使うウェイトがタイラバのヘッドに比べて重たくなります。

そのためか、むしろフォールレバーを使って落とした方がいい演出になるみたいで大型の魚がよくかかるような感じがします。

最初にこれに気が付いたのは、北海道でタラに対してインチクを使っている時でこの時はオーシャンマークのブルーヘブンを使っていました。

その当時はブルーヘブンの120PWを使用
北海道では固定式のインチクも有効(写真はアシスト工房さんの350gのインチクです)
北海道のタラにはインチクが有効(写真が見つからなかったのでタイラバの写真です。)

そのため、もう少しフォール速度を調整できる小型のリールがあればと思っていたらオシアコンクエストリミテッドが発売されたので、非常に有意義なインチクライフを送れています。

中深海になると何が釣れるかわからないところもあるので、タイラバやジギングよりも確実に巻いてアピールできるインチクは有効だと思います。

したがって、インチクユーザーにはフォールレバー搭載リールはお勧めです。

ジギングにおけるフォールレバーの必要性について

結論:人それぞれ

実際、ブルーヘブンを使ってジギングをしていた頃によく感じていたのが、フォールでも食うパターンがあるものの、食わないパターンもありました。

そのため、その時の状況においてとジグのタイプによって使い分けていましたが、シビアに考える必要がないなら、なくても良いと思います。

サミングである程度カバーはできるので、非常に精緻なフォールの調整が必要で、その調整が可能な人にはあった方が良いかと思いますが、実際のところあまり必要性はないのかなと個人的には思います。

シマノのオシアジガーはブルーヘブンと違ってドラグ調整はしやすいし、フォールレバーも独立しているので持っていても損はないのかなとも思います。

ですので、人それぞれです。