1 記事の概要について

  神奈川県の三浦半島にある丸十丸(http://www.marujyumaru.jp/)さんであったマルキューカップ2020深海魚釣り大会に参加した際の記事について紹介しています。

  今回の大会では、最大で電動のカウンターが700mぐらいになる深い所まで釣りました。

2 使用したタックルについて

 〇 竿:剛樹 スタンディングディープ195S

 〇 リール:ダイワ 19シーボーグ800MJS

 〇 道糸:PE4号1200m、リーダー:ナイロン18号

 〇 錘250号、仕掛けは胴付きの3本鈎(全長4.5m)

   ハリス18号、幹糸24号、捨て糸14号、鈎:太地ムツ22~23号

3 釣行当日の状況について

  今回は神奈川県の三浦半島にある船宿丸十丸(http://www.marujyumaru.jp/)さんで開催されたマルキューカップ2020深海魚釣り大会に参加しました。

 なかなか仕事の都合等で行く機会がなく、久しぶりの深海だったので、仕掛けの準備に少し手間取りました。

 今回は3回目のこの地域での深海釣りで、前回と前々回の釣行時の状況は、別記事で掲載しています。

前回の釣行(5月):https://tsuripo.com/kanagawa/post-13425/

前々回の釣行(4月):https://tsuripo.com/kanagawa/post-13316/

 当日は6時から受付をし、開会式をした後に、それから7時出港となりました。

 今回の船は、大船長が操縦する船で、前回、前々回もご一緒させていただいた常連の深海魚ハンターの方々と釣りをさせてもらいました。

 深海魚ハンターの方々は、ほぼ全員手巻きでチャレンジし、記録魚を狙っていました。

 7時に出港して当初は水深が400m程の場所からスタートしました。着底した時のカウンターを見ると500mを超えていたので、上潮が速く、底潮があまり動いていないような感じでした。

 そのため、10時頃までは船中でほとんど釣果がなく、修行の時間が続くような状態でした。

 今回の大会では、大物を釣った人が優勝というわけではなく、魚種ごとにポイントが設定されており、珍しい魚種程ポイントが高くなっていました。

珍しい魚程ポイントが高い大会

 私が密かに狙っていたアブラボウズやバラムツの点数が低かったのですが、釣れると楽しいので特に気にせず狙っていました。

 特に高得点なのは深海ザメで、サメを複数の種類を釣れば優勝できるような状況でした。

全身真っ黒なユメザメ
今回も釣れたフトツノザメ
タロウザメ、下はバラムツ

 10時頃になると白ムツ等の小型の魚が釣れだすも、大物を狙うために鈎を太くして、かつタコベイトを付けて大きめのエサを付けていたのでなかなか当たりがありませんでした。

 そうしている内に回収がかかり、巻き上げていると生命反応があり、何かなと思い上げてくると、チゴダラが付いていました。

エゾイソアイナメによく似たチゴダラ

 この魚は、私が北海道でよくタイラバで釣っていたエゾイソアイナメに似ており、しかも美味しい魚なので、嬉しかったです。

ドンコと呼ばれるエゾイソアイナメ

 この時点で、他の船ではいくらか釣れていると連絡が入り、他の船の水深が300m程の所で、私たちがやっている場所が500m程の場所だったので、浅い所に一旦移動しました。

 移動してやってみるもイマイチ食いが悪く、ポツリポツリとヒットするような状況でした。

 そうしている内に残り1時間程になり、少し活性が上がって来たのか、再び深場に移動した後に魚が食うようになってきました。

 私の竿にも明確な当たりが来て、どうせオキギスなんだろうなと思って回収をしていると水面で一番下の鈎にサメらしきものがかかっていたので、念のためにタモですくってもらいました。

練り製品の原料となるオキギス

 釣れたのは当日釣れたサメの中では一番大きなフトツノザメでした。

しっかりと一番下の鈎にフッキングしていました。エサはサバの短冊

 追加でバラムツ釣れないかなと思ってやっていると、隣の深海魚ハンターの方に大きな当たりが来ました。沖上がりの時間が来ていて、先に回収してファイトを見守っていると15分程で水面に大きな影が見えました。

 最初はサメかなと思っていると、なんと特大のバラムツでした。

 二人がかりでタモ入れをして船に引きずり上げて計測すると、172センチの特大のバラムツでした。

 港に戻って魚を下ろして検量を受ける時に、周りの人の釣果を見てみると非常に渋かったのだなと思いました。

 エドアブラザメという珍しいサメも釣れており、深海釣りって面白いと改めて思いました。

 特に、フジクジラという深海ザメを初めて見て色が藤の花の色に似ていてとても綺麗だと思いました。

 結果は、フトツノザメが30ポイントとチゴダラがリストになかったものの3ポイントをいただいて合計33ポイントで総合2位になってしまいました。

フトツノザメのおかげで入賞

 1位の方は珍しいエドアブラザメという顔が怖いサメを釣っていました。

 今回この大会に参加してまず思ったのが、参加賞が豪華ということです。

 飲み物2種類に、ハヤブサの既製品の仕掛け2組(約2000円相当)、ピチットシートなど盛りだくさんでした。

 表彰式の際の抽選会も、非常に豪華な賞品が多く、一番良い物は冷凍庫でした。(ハイアール社の冷凍庫)

 私は今回アサヒビールのスーパードライ24缶入りを抽選でいただきました。

 他にはマルキューさんの製品のエコギアアクアの熟成タイプ4種類をいただき、北海道での釣りには最適な物で非常に嬉しかったです。

 大会もマルキューのスタッフの方々がいろいろ気配りをしてくれて、かつ一部のジギング大会のようにジャンケンで商品が全員にいきわたらないようなやり方でなく、抽選型式にして参加者全員が満足できるような大会にされていたのがとてもありがたいなと感じました。

 ぜひとも来年も参加させてもらいたいなと感じました。

(今年の参加費は11000円)

 丸十丸さんは定期的に深海調査をしており、船長もいろんな釣り方に理解が深く、深海に挑戦したい方にはお勧めです。