1 この記事の概要について

 南房総の渡辺丸さんでのライトタックルメヌケ釣行記事です。

 当日は、メヌケやクロムツ等の魚を水深400~500m程の場所で狙いました。

2 使用したタックル

 〇 竿:剛樹 スタンディングディープ195S

 〇 リール:ミヤマエ R800

 〇 道糸:PE8号800m、リーダー:ナイロン40号6m

 〇 錘:400~500号

 〇 仕掛け:幹糸30号、ハリス14号(0.75m)、鈎は太地ムツ19号

3 釣行当日の状況について

 12月26日、今回は、南房総の渡辺丸(https://watanabemaru.jp/)さんでライトメヌケ釣行に行きました。

 5時30分に出港し、1時間程走ってから第1投となりました。

 ポイント到着後、仕掛けを入れるも誰一人として当たりがありません。

 当日は、朝一は強風と上潮が速く、下の潮が全く行っておらず、当たりすらない状況が続きました。

 常連さんから前日に魚が釣れたのは、10時過ぎぐらいからと聞いていたので、その時間に集中して釣ろうと考えてはいたものの、全く当たりがありません。

 時々、当たりがあるも、鈎にかからず、そんな中で隣の常連さんにヒットしたのはクロシビカマスでした。

 きれいにエサを取られているのもこの魚が犯人だったようです。

 クロシビカマスが去った後、しばらく当たりがなく、10時過ぎぐらいに投入後着底するとすぐに当たりが来て、当たりがない渋い状況なのでゆっくりと巻いて追い食いさせようとしてから上げてみると、本命ではない赤い魚が何匹か上がってきました。

 最後の流しでは、投入後、着底してすぐにものすごい当たりが来て、何かと思い、慎重に20分程かけて500mの深海から上げてくると、何と今まで見たことがないぐらいの巨大なバラムツでした。

 アブラボウズの実績のあるポイントであったため、期待していたもののがっかりしました。

 最初はサメに見えたぐらいの大きさで、船べりで確認したサイズとしては、2m近くあり、船長の見立てでは優に40キロは超えているとのことでした。

以前釣れたバラムツ14キロ程、今回のは老成魚のためか全体的に白かったです。

 船に上げようかと考えていましたが、隣の方の道糸が絡んでいたため、すぐに仕掛けを切って魚をリリースしました。

 前日のベニアコウ船でも特大のバラムツが上がっていたそうで、やはり深海は面白いと感じました。

 結局、本命は釣れず仕舞いでしたが、バラムツの記録更新もでき、お土産程度の赤い魚も釣れたので、とても楽しかったです。

 14号のハリスでよく上がって来たなと、やはりタックルバランスが合っていると大きな魚でも釣れるということを実感できました。

 今回使用したミヤマエのリールR800は、取り扱いが非常に複雑ですが、やはりパワーがあるので、今回のように不意の大物が来ても、12Vのリールでは対応できなくても、このリールなら対応できると実感できるいいリールだと思いました。

 しかしながら、作り込みの甘さがいくつかあり、考えようによっては致命的な欠陥と言われても仕方ないかなと思いました。(下の画像とは、別の欠陥です。)

コマンドと異なり、角度がなくコードが垂直に取り付けのため、コードを痛める可能性があります。

 24Vのメリットは、バッテリーの残量を気にしないで良いことで、12Vでは船の電源を使っても電圧低下等の影響を受けるとともに、リチウムバッテリーでも複数個持参しなければならず、荷物になることを考えると船の電源を取れる24Vのリールは非常に理にかなっていると思います。