北海道では、マガレイ釣りは非常に盛んですが、このババガレイは一部のカレイ釣りを好きな人達にも人気です。
この釣りを一言で表すと、非常に難しいです。
その理由としては、とにかく根掛かりが多い。根周りを主に釣るからなのですが、潮が緩やかでないと釣りにならないなど状況が良くないと全く釣れないという理由もあります。
この釣りで使う竿のおススメとしては、カレイ竿でも一番硬い物が最適です。
私は、がまかつの「天鰈幻 180」(調子は9:1)を使っています。
柔らかい竿は、底取面で問題があり、根掛かりを感知できないことが多いのでおススメできません。
実際、マガレイの柔らかい竿で釣っている人もいますが、あまり釣果が上がっているのを見たことがありません。
リールは、マガレイ用でも良いのですが、ハリスがマガレイ釣りよりも一回り太くなるので、糸は一回り太くするのが無難です。
私は、この釣りをするときは、シマノの200番のPGのベイトとPE1.2~1.5号でやっています。
仕掛けは、普通のカレイの天秤でも良いのですが、 根掛かりが 多いので、仕掛けは針が曲がりやすいものを使ったりする方が無難です。
私の仕掛けは、幹糸6号、ハリス4~5号、針は3本針仕掛けで、下針がオーナーの剣剛カレイ13号、それ以外の針は、チヌ針4号を使っています。
錘は40~50号です。
ババガレイにせよ、マガレイにせよ、口が硬いので、口に針を掛けるより、飲み込ませて釣る方が簡単に釣れます。
具体的な釣り方としては、まず仕掛けを着底したならば、マガレイのように小突かないことです。
根周りを狙うため、あまり叩いても砂ぼこりが上がり、魚を寄せられるわけではありません。
このように小突くと外道のエゾメバルやソイ、アイナメなどが寄ってきます。
ですので、底取をしつつ、時折竿を上に煽り、食っているかを利きあわせして、重たければ間髪入れずに巻き上げるというシンプルなものです。
なお、この釣りで、一部の地域では非常に太い仕掛けPE4号に、錘は100号前後で釣っているところもありますが、苫小牧~浜厚真沖ぐらいの太平洋側の地域では、私が紹介したタックルや仕掛けがスタンダードです。
ババガレイは特に、火を通した煮つけが美味しいので、東北以外の本州の方や九州の人にぜひ釣ってもらいたい、非常にお勧めの魚です。
(釣れなかったときは、意外とイオンの鮮魚部にも並んでいることもあり、比較的安価ですので、購入しても良いと思います。)