1 この記事の概要について

  千葉県南房総の布良沖でのジギングとタイラバの調査釣行(その3)について紹介しています。

  今回の釣り場の水深は約50~75m程で、やや根掛かりが多い釣り場でした。

2 使用したタックルについて

 【ジギング用①】

 〇 竿:リップルフィッシャー SELFISH NS 614

 〇 リール:19ステラSW8000HG

 〇 道糸:PE3号400m、リーダー:フロロ14号3ヒロ

 〇 ジグ:150g

 〇 アシストフック:セリオラIK 3号

 【ジギング用②】

 〇 竿:タカミテクノス MOZ light zero 3番

 〇 リール:22ブルーヘブンL80 OGM ハイギア

 〇 道糸:PE1.7号 1200m、リーダー:フロロ8号3ヒロ

 〇 ジグ:150g

 【タイラバ用①】

 〇 竿:ダイワ 紅牙 EX AGS TYPE-C 69MHS-SMTT

 〇 リール:ダイワ 22トーナメントISO3000LBD(リブレWing100装着)

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ4号

 〇 タイラバ:100g~120g(鉛ヘッド)

 【タイラバ用②】

 〇 竿:炎月プレミアム S610MH

 〇 リール:シマノ 22ステラ4000M(PG)

 〇 道糸:PE1.2号300m、リーダー:フロロ4号6m 

 〇 タイラバ:タングステン156g(オレンジ)、タイラバ用のワーム使用

3 釣行当日の状況について

  1月6日(金)、南房総の館山市にある赤沼丸さん(https://akanuma-maru.com/)午前中の青物ジギングでお世話になりました。

 朝5時45分頃に港にある受付所で手続きをし、それから先に乗船料を支払い、乗船という流れでした。

 6時過ぎに港を出て、30分程でポイントに到着しました。

 最初は水深75mのポイントで投入の指示があり、ジギング用のスピニングタックルで投入するも、船がまともに立っていなかったこともあり、船底にラインが入り、斜めになり、ジグが岩に挟まり、いきなりジグをロストする目に遭いました。

 今回はジギングの予備タックルを減らしていたこともあり、ジギングはほどほどに、タイラバメインで行くようにして、タイラバを投入しました。

 今回は左舷の艫で、他に2名のお客さんがいて、その方達はミヨシの方で釣りをしました。

 普通は人が少ない時は、他の船では右舷に固めるのに不思議な感じでした

 上の方でサバがヒットしていたものの、サバには興味が全くなく、根魚を釣る方が効率が良いと考えていたため、ひたすら底付近を狙っていました。

 この日は潮が全く動いておらず、底付近の潮は特に冷たい状態でした。

 しかしながら、上の潮が効いている状態だったので、レバーブレーキのスピニングタイラバには少々問題があり、普通のバーティカルのスピニングタイラバに変更しました。

 (22トーナメント磯3000LBDは、18トーナメント磯に比べ、やはり重たいヘッドは使用し辛い模様 → ギア比が高いためパワーがない。)

 この海域の魚は、マハタがメインのため、やはり普通のバーティカルのスピニングタイラバのタックルの方が良いのかなと感じました。(インチクも良さげ)

 釣り始めて3時間程して、私にマハタがヒットし、それからミヨシの方にも同サイズの小型のマハタがヒットしました。

1キロ程の小型のマハタ、ベイトは小型の魚

 その後は、船中でまた当たりがない状態が続き、アカヤガラやアヤメカサゴ等潮が動かない時にヒットする外道達がぽつぽつ当たりました。

 アヤメカサゴのポイントに入った時に、この機を逃すまいと思い、1匹釣った後に、同様のパターンですぐに2匹目をヒットさせました。

産卵後の荒食いの個体、ベイトはカニ

 それからまた当たりがない状況が続き、最後のポイントで調整用に持ってきたスロージギングのタックルに持ち換えて、底付近を重点的に狙うと着底後すぐに当たりが来て、おそらくハタかなと思っていると、先ほど釣ったマハタより少し小さいホウキハタがヒットしました。

700g程の小型のホウキハタ

 小さかったものの、当日の渋い状況の中の貴重な1匹となりました。

 この1匹で終了となり、13時頃に港に寄港しました。

 今回で調査釣行3回目となりましたが、この海域はタックル選定が非常に難しいです。

 基本的には青物よりも根魚というタックル選定の方が無難かなと思いました。

 他の船では青物を主体で狙うようですが、こちらの赤沼丸さんはむしろお土産重視のためか根魚を釣らせようとしてくれている気がします。

 こちらの船は、本当にお客さんを大切にしてくれている良い船宿です。

 この海域は、大きい物もいますが、概ね青物は微妙なサイズのカンパチ等が多いので、それなら少しでも大きなマハタに狙いを絞った方が良いのかなと感じました。

 今回はミヨシの人が水深70mラインの所で、底付近で何かに切られたという状況が発生したので、やはり水深が深い方に大型がいるのかなと感じました。

 赤沼丸さんで毎回他の釣り人を見て気付くのが、非常にライトなタックルでやっているので、5キロ程の青物でも時間がかかりそうな人が多いです。

 ある程度強いタックルで本格的にやっている人も見ますが、全体的に見て初心者の方が多いのかなと感じます。

 この海域では、過去には8キロのホウキハタが釣れたそうで、ひょっとしたら自己記録の9キロ超のホウキハタを超える10キロ超のホウキハタがいるかもしれないので、今後も記録更新を狙って通いたいと思います。(ホウキハタは大きいほど美味しいので、食味優先の方が強いですが)

10年以上前に長崎県のアジ曽根で釣ったホウキハタ9.2キロ ソルトワールドでも紹介