1 この記事の概要について
千葉県南房総の布良沖でのジギングとタイラバの調査釣行(その4)について紹介しています。
今回の釣り場も水深は約50~80m程で、少し根掛かりが多い釣り場でした。
2 使用したタックルについて
【ジギング用①】
〇 竿:リップルフィッシャー SELFISH NS 614
〇 リール:19ステラSW8000HG
〇 道糸:PE3号400m、リーダー:フロロ14号3ヒロ
〇 ジグ:150~180g
〇 アシストフック:セリオラIKスタイル 3号
【ジギング用②】
〇 竿:タカミテクノス MOZ light zero 3番
〇 リール:22ブルーヘブンL80 OGM ハイギア
〇 道糸:PE1.7号1200m、リーダー:フロロ8号3ヒロ
〇 ジグ:150g
【ジギング用③】
〇 竿:タカミテクノス MOZ 636SBG カスタムモデル(ダブルフット)
〇 リール:22ブルーヘブンL80 OGM パワーギア
〇 道糸:PE2号1200m、リーダー:フロロ8号3ヒロ
〇 ジグ:200g
【タイラバ用】
〇 竿:炎月プレミアム S610MH
〇 リール:シマノ 22ステラ4000M(PG)
〇 道糸:PE1.2号300m、リーダー:フロロ4号6m
〇 タイラバ:タングステン120g(オレンジ)、タイラバ用のワーム使用
3 釣行当日の状況について
1月22日(日)、南房総の館山市にある赤沼丸さん(https://akanuma-maru.com/)に午前中の青物ジギングでお世話になりました。
朝5時45分頃に港にある受付所で手続きをし、それから先に乗船料を支払い、乗船という流れでした。
今回も6時過ぎに港を出て、30分程でポイントに到着しました。
今回の釣り座は、右舷の艫でした。
当初のポイントは、下が砂地で所々に根が点在する場所でした。
青物が出やすい所ということで、スピニングタックルのハイピッチジャークで攻めるも当たりがない状態だったので、今回の目的であった新しいタックルの調整で、スロージギングに変えました。
ジグを投入して、底から少し巻き上げてしゃくっていると、いきなり強い当たりが来ました。
ヒラマサなら切られる可能性を考慮して、すぐにゴリ巻きして、20mぐらい上まで上げて来ると、どうも突っ込む引き方をしなかったので、マハタかヒラメかと思って慎重にやり取りして巻きました。
水面に姿を現したのは、2キロ程のオスのヒラメでした。
とりあえず、朝一にお土産を確保できたので、少し気が楽になりました。
その後、アヤメカサゴを追加するも、カサゴも産卵時期のためか非常に食いが悪かったです。(逃がせるカサゴは、エアーを抜いてリリース)
産卵時期のカサゴを回避しつつ、タイラバでマハタを狙うも全く当たりがありませんでした。
他の方もたまにウッカリカサゴやアヤメカサゴ等がヒットする感じで、潮も底潮が流れていない状況で、かつ上潮が速いという二枚潮で非常に釣り辛い状況でした。
途中、水深80m程のポイントで一瞬だけ青物の潮になったので、おそらくここで出るだろうと思い、底から10m程上げて来たところで、予想通り青物らしき当たりが来ました。
そこまで大きくないものの、激渋の中の貴重な青物なので、慎重にやり取りをして上げて来ると1キロ程の可愛らしいカンパチが顔を出しました。
この魚を最後に12時30分頃に納竿となりました。
今回は新しいタックルの調整とこの海域に必要なタックルの調整等を行うことができ、非常に有意義な釣行となりました。
こちらの海域では、ジギング便でやるならば、ジグは150g~250gまでの範囲で持って行けば良いと感じました。(PEの太さは2.5号ぐらいまでが良いと感じました。)
ハイピッチジャークのスタイルも良いのですが、相対的に根魚狙いになることが多くなるため、スロージギングでやる方が釣果も見込めそうです。
ジギング便でSLJ便とほぼ同等の軽いジグを使うタックルでやる人が毎回散見されますが、潮が速い時は毎回オマツリを頻発させているので、最低でもライトジギングに準ずるタックルでやる方が良いと思います。
(ジギング便でやるポイントで、80gのジグやPE0.8号等はかなり無理があります。)
赤沼丸さんは、非常に親切なため、初心者の方には通い易い船宿ですが、場所によっては、難易度が高い場所もあるので事前にタックルの選定をしっかりとする必要があります。(根がきついところは、直接きついところに入らないように流し方を調節してくれますが・・・)