1 この記事の概要について

  千葉県南房総の白浜沖でのアジの泳がせによるカンパチ狙いの調査釣行(その3)について紹介しています。

  今回の釣り場は、白浜沖で水深が約20~60m程の釣り場でした。

2 使用したタックルについて

【アジの泳がせ用】 

 〇 竿:剛樹 マジックバイトRR18

 〇 リール:ダイワ シーボーグ800MJS

 〇 道糸:PE6号700m、リーダー:ナイロン30号5m

 〇 錘:100~120号

 〇 仕掛け:鈎泳がせ20号(金龍)、ハリス30号2m、幹糸30号2m、捨て糸14号20センチ(イシナギの仕掛けのミニチュア版)

【アジ釣り用】

 〇 竿:剛樹 スタンディングバサラ21SS

 〇 リール:ダイワ シーボーグG300―JL

 〇 道糸:PE3号400m、リーダー:ナイロン12号5m

3 釣行当日の状況について

 10月21日(土)、カンパチ狙いのアジの泳がせ釣りで、いつも冬にべニアコウでお世話になっている白浜の亜美丸さん(https://amimaru.sakura.ne.jp/)に行きました。

 当日は、8名での出船となり、釣り座は左舷のミヨシでした。
 今回も5時に集合して、準備ができた後に出航し、港の出口で餌のアジ釣りをやりました。
 この餌のアジ釣りでは、仕掛けの上部にプラスティックのカゴ(Sサイズ)をつけてその下にサビキ仕掛けを付けてやります。(コマセは船で準備してくれます。)

水深は10m程で、錘は40号を使います。

今回も落とし込み釣り用の仕掛け(日本海ヒラメサビキ(ハヤブサ製品))を使い、ムツや外道のネリゴ等によるハリス切れも皆無でした。

  当日は、出港してすぐは南風で非常に大きなうねりもあり、立つのも大変でした。

  特に、ミヨシのため、うねりの影響をまともにくらう状況でした。

  そのような中、コンスタントにアジを追加していき、底付近でムツが掛かった際、いきなり竿先がひったくられて、ネリゴ(カンパチ)かなと思い、ゆっくり上げて来ると案の定1キロ程のネリゴで、これはタモ入れしてもらい、キャッチしました。

 このネリゴは、ムツの幼魚を丸呑みしており、さらに家に帰って捌いてみると、胃の中には小鯵が1匹入っており、カンパチの貪欲さを改めて実感しました。

 途中からサビキへの付きが悪くなったので、隣の方が細いサビキで掛けているのを見て、ハリス2号の堤防用の小鯵サビキに変更しました。

 すると針数付いたりと、先ほどまでの食い渋りが嘘のような状態となり、エサを十分に確保できました。

 6時頃にエサのアジ釣りを終了し、泳がせポイントに移動しましたが、当日は水温低下と潮が動かない状況、加えて風とうねりで最悪の状況でした。

 結局、終了まで船全体でアカヤガラを釣った人以外当たりがなく終了となりました。

 今回の釣行では、魚探にはベイトがびっしり写っており、エサがたくさんありすぎて魚が食わない状況かと推測できました。

 落とし込み釣りで何とかなるかなとも途中思いましたが、経験上このような状況では、ルアーで根魚を狙う以外効果的な方法がなく、今回のように泳がせ道具しかない状況ではどうにもできませんでした。

 次回からは、タイラバやライトジギング用のタックルも持ってきて、対応できるようにしたいと思いました。

 また、いつも水深が20m~50mの水深でやるため、キャスティングのタックルでやることでヒラマサをトップで狙うことも可能な海域なので、状況によりこれらも試してみたいと感じました。

 今回の釣行では、何とか最初のネリゴをキャッチできたので、ボウズは免れましたが、状況により港出口のアジ釣りで落とし込み釣りをやってお土産を確保した方が効率が良いかもしれないとも改めて思いました。