
1 この記事の概要について
南房総の渡辺丸さんでのメヌケ(アコウダイ)釣行記事です。
当日は、アコウダイ(メヌケ)を水深280m~500m前後の場所で狙いました。
2 使用したタックルについて
〇 竿:剛樹 番匠高宮丸SPECIAL EDITION 206S
〇 リール:ミヤマエ R800
〇 道糸:PE8号800m、リーダー:ナイロン40号6m
〇 錘:400~500号
〇 仕掛け:幹糸24号、ハリス12号(0.75m)、鈎は太地ムツ18号
3 釣行当日の状況について
今回は、南房総の渡辺丸(https://watanabemaru.jp/)さんでアコウダイ(メヌケ)釣行に行きました。
当日は、5時に集合し、雷が遠くで鳴っていたため様子見をして、5時30分頃に出港しました。
今回は、ベニアコウよくご一緒させていただく常連さん達と全く電動リールも触ったことがない初心者の方と4人での釣行となりました。
今回の釣り座は、ベテランの常連さんがミヨシから入り、私が艫、そしてその間に初心者の方となりました。
初心者の方について、船長から面倒を見てもらうよう依頼を受けましたが、はっきり言って正規の乗船料を払って、初心者の面倒を見ることを頼まれるのはおかしいと思います。
常連さんも面倒見を好意でやってくれているものの、初心者の方の度重なるトラブルで投入が遅れ、仕掛けがポイントに入らずなどで釣果が落ちたりと散々でした。
私は1番最初に仕掛けを投入することができていたので、投入して落下速度を計算しつつ、隣の面倒見をしていたのでまだ良かったですが、まだ投入もできておらず、隣の面倒も見ないといけない常連さんは最悪だったと思います。
今回は、船長が初めての客に対して、この深場釣りは非常に難しいと説明するものの、結局客を断ることができず、受けてしまい、その影響を当日来ている私を含めた常連達が受けるという状況になっています。
最近は電動リールを扱ったことがないだけでなく、釣り自体が初めてで深海釣りに挑戦する初心者が多いです。
他の客も同じお金を払っているのだから、自分だけが特別でないという人として当たり前の感覚が欠如している気もします。
全員が深場のベテランであれば、皆釣れなくても楽しい釣行となっていたのに、面倒を見なければならないような完全な初心者がいると全てぶち壊しです。
当日は、当初400mの所から始めてみるものの、潮が動いておらずなかなか当たりが出ませんでした。
加えて、初心者の投入時のトラブル等、回収後の仕掛けの回収枠への巻き直しもあり散々でした。
マグネットから直接投入もありなのですが、針数が10本ぐらいの仕掛けを投げると非常に危ないので注意が必要です。
シマノの動画で鈴木さんと一緒に出演している深場釣りド素人の知ったかぶりテスターがマグネットからの投入を勧めているのですが、ド素人の言うことなので信用しない方が良いです。
(掛け枠に仕掛けを巻けないような下手くそは深海釣りを語る資格なしです。)
鈴木さんのように掛け枠からの投入がトラブルなく正解です。
そのど素人テストは、太刀魚とかではちょっとは名が通っているのかもしれませんが、知らない釣りは知らないとはっきり言って、知ったかぶりで視聴者の誤解を招くようなことはしない方が良いと思います。(視聴者が同じことをして怪我をしたらどう責任取るんだと思います。)
実際、知り合いがマグネットから直接10本針の仕掛けを投入しますが、大体仕掛けの上から3~5本くらいは絡まって投入となります。
釣りの幅を広めるためにも掛け枠への仕掛けの巻き方を覚えるのはおススメです。
(最初は難しいですが、慣れて来ると簡単)
ポイントを少しずつ変えていきながら魚を拾うものの、外道の赤い魚やメダイ、サバ等が多数で、そのような中で私には当日一番貴重な魚の刺身にできるサイズの美味しいクロムツが釣れました。
そして、9時頃に事件が発生しました。
隣の初心者が使っているレンタル道具の電動リールが故障して、初心者が手巻きでの回収となりました。(致命的な電子回路の故障)
これによって初心者がリールを休み休み巻くことになり、仕掛けのオマツリが増え、最悪の状況になりました。
この時間帯になると毎回徐々に魚の活性が落ちてくるようで、当たりが遠のいてきます。
大移動をし、水深が400mのとこから再開し、徐々に深くなり500mぐらいのところまで流すようになりました。
このポイントはメヌケの可能性が高いので、底付近を意識して、かつ潮が暗いことが予想されたので、深海ザメのヒットが増える恐れもあるけれども、あえて緑の夜光タコベイトを使ったりしました。
結果、サメは少なかったものの、クロシビカマスの猛攻に遭いました。
他の人は、外道の赤い魚(ユメカサゴ)が単発でヒットしたものの、私の方はクロシビカマスが投入毎にヒットしました。
11時頃に最後の流しということで、仕掛けを投入するも、クロシビカマスにエサを取られ、上げてみると外道の赤い魚1匹が付いているだけでした。
11時30分頃に沖上がりとなり、それから帰港となりました。
今回は初心者の面倒見で私を含め、ベテランの常連さん達もかなりお疲れでした。
どうもどこかの釣具屋から勧められたらしく、しかもその人が対して詳しくないみたいで、使えない道具を買わされて持ってきていました。(小さすぎるヨリトリリング等)
ベテランの常連さんも初心者の方に言っていましたが、この海域のメヌケ釣りは個体数が少なく、かつ投入回数が多いため、仕掛けの巻き直しが大変で非常に難易度が高いです。(港からポイントまで近いのでいつも通っていますが)
針数5本であればマグネット投入で大丈夫ですが、初心者の方やちょっと齧った脱初心者ぐらいの方で掛け枠に巻けもしない人で、針数10本とかの既製品を使う人が多いです。
初めての釣りに挑戦するのは良いとは思いますが、ステップアップの結果挑戦ならまだしも、船長や他の人に迷惑をかけることがわかっていながら挑戦するのは非常に迷惑です。
面倒を見ないようにすることもできますが、結果としてトラブルのため釣り時間が減少することには変わりないので、初心者がいると非常に迷惑だと思います。
初心者を連れて来る人も釣れて来たらきちんと面倒を見ろと言いたいです。
中乗りの人がいればまだしも、船長を頼るということは、操船が疎かになり、結果として皆釣れなくなり、釣果が落ちることにつながります。
イシナギの時もそうでしたが、自分が釣りたいという気持ちが強く、他の人のことを考えない輩が多いです。
釣果の方は、本命は不在でしたが、いろいろと釣れ、食べる分のみ持って帰ってこれたので良かったですが、ストレス解消のために行く釣りで、お金も払っているのでストレスをためたくないなぁと改めて思いました。