1 この記事の概要について

  千葉県南房総の白浜沖でのベニアコウの釣行について紹介しています。

  今回の釣り場は、白浜沖の水深が約900~1200m程の釣り場で、6投しました。

2 使用したタックルについて

 〇 竿:アリゲーター 紅スカーフ2100

 〇 リール:ミヤマエ コマンドZ30

 〇 道糸:PE12号1800m

 〇 錘:600~700号(中錘60号)

 〇 仕掛け:幹糸40号2.5m、ハリス24号1.2m、捨て糸20号2m、

       ベニアコウ専用鈎25号(※マシュマロボールMを各針2個付け)

3 釣行当日の状況について

  1月28日(土)、南房総の白浜漁港にある亜美丸さん(https://amimaru.sakura.ne.jp/)にベニアコウ釣りでお世話になりました。

 今回は、ベニアコウの先生のお誘いで、仕立船に同船させていただきました。

 当日は、8時30分に出港し、6投する流れでした。

 30分程走って(白浜は、いろいろなポイントが近くにたくさんあるため)、それから第1投となりました。

 水深が950mの所で、底潮が行ってないのか、簡単に底取ができました。

 その流しは、ベニアコウの先生に怪獣と呼ばれる黒い外道が1匹で、その他には誰にも当たりがないという渋い状態でした。

 次の流しも同様で、ほとんど外道の当たりすらない状態でした。

 途中、船長から水中ライトがあれば付けた方が良いという提案がありました。

 何でも数日前の出船では、水中ライトを付けた人に当たりが集中したということです。

 3流し目はポイントを小移動し、やってみると今度は底潮が速く、600号でギリギリ底を取れるような状態でした。

 他の人にも当たりはごくわずかにあるものの、ほとんどが怪獣かイラコアナゴでした。

 4流し目は700号でなんとか底取ができるようになったものの、依然として当たりがなく速やかに回収しました。

 再びポイントを移動しての5流し目、今度は3枚潮になったようで、底潮は動いて魚の当たりは出るものの、非常に釣り辛い状況でした。

 そのような中、ミヨシのお二方にベニアコウがヒットし、ミヨシの先端の方にはなんとダブルヒットでした。

 私にはイバラヒゲが2匹とイラコアナゴが付いており、魚の活性が上がってきたことはわかりましたが、少しがっかりでした。

  最後の6投目、投入して暫くすると、モソモソという微妙な当たりが来て、その後一瞬竿先がぐいっと入ったので、ベニアコウの当たりが来たと思いました。

  その後は、当たりが出ず、船長から回収の合図が来て、巻き上げを掛けたところ、妙に思いと思い、念のためドラグを確認すると、特に緩んでいる訳でもなく、明らかに巻き上げが遅くなりました。

  最後の流しなので魚がついていたらまずいと思いつつ、ややゆっくり目に巻いていたものの、あまりにゆっくり過ぎるとサメにやられることも過去にあったので、巻き上げ速度を1618に上げました。

 水深が100mを切った頃から徐々に道糸が斜めになっていき、目の前に白い魚体が浮いて来て、水面に緋色の魚体が浮きました。

 アホウドリの群れが水面にスタンバイしていたので、急いで回収し、船に上げたところ良型の5キロ程のベニアコウでした。

運よく釣れた5キロ程のベニアコウ

 今年の初ベニアコウでしたので、非常に嬉しかったです。

 この1匹で終了となりました。

 当日は、ミヨシと胴の間の私がベニアコウをゲットし、艫の方の先生達はベニアコウがヒットしませんでした。

 当日の潮の影響と投入順等が関係するようで、ベニアコウはまだまだ奥が深いと感じました。

 私のベニアコウについて、船長から言われたのは、明確な当たりでなく、今日は潮が行っているので、最初のモソモソという当たりがベニアコウの当たりと教えていただきました。

 私のベニアコウは、10本針の真ん中(上から5本目)にかかっていたので、おそらく仕掛けが斜めになっており、ちょうど5本目がベニアコウの目の前にいったような感じだと感じました。

 自分では水中で仕掛けが立っていると思っていても1000m以上も先の海底では斜めに仕掛けがなっているという違いがあるということをよく実感できました。

  次回のベニアコウ釣りでも、小さくても良いのでまた釣りたいなと思いました。

 今回お世話になった南房総の白浜漁港にある亜美丸さんは、この海域を熟知しており、船長、女将さんともども非常に親切で、きれいな船なのでベニアコウ釣りだけでなく、他の釣り物でもおススメな船です。