1 この記事の概要について

 南房総の鴨川にある渡辺丸さんでのクロムツ~アマダイのリレー釣行記事(午前編)です。

 当日は、クロムツを水深90m~160m前後の場所で、アマダイは、水深80m前後のポイントで片天秤仕掛けで狙いました。

2 使用したタックルについて

【クロムツ①】

 〇 竿:剛樹 マジックバイトRR18

 〇 リール:シマノ ビーストマスター3000MD

 〇 道糸:PE3号500m、リーダー:ナイロン14号5m

 〇 錘:150号(スカリーブラック)

 〇 仕掛け:市販品のヤマシタ社製品等を使用

【クロムツ②】

 〇 竿:剛樹 バーローズH

 〇 リール:シマノ ビーストマスター3000EJ

 〇 道糸:PE3号500m、リーダー:ナイロン14号5m

 〇 錘:150号(スカリーブラック)

 〇 仕掛け:市販品のヤマシタ社製品、フラッシャーサビキを使用

今回は潮が極端に動かず、底ベタの時にフラッシャーサビキを使用

 【アマダイ用】

 〇 竿:剛樹 スタンディングバサラ21SS

 〇 リール:ダイワ 19 シーボーグ500MJ

 〇 道糸:PE4号500m、リーダー:ナイロン14号5m

 〇 アマダイ専用片天秤、錘80号(スカリー)

3 釣行当日の状況について

 12月11日、今回も、南房総の渡辺丸(https://watanabemaru.jp/)さんへお世話になりました。

 今回は、午前中はクロムツ~アマダイのリレー釣行、午後の部はヤリイカ釣行の2部構成でした。

 当日は、3時00分に港を出30分程走り、それから第1投となりました。
 今回も右舷ミヨシで、当日は私を含め3名での出船でした。

 ポイント到着後、仕掛けを投入し、ゆっくりとビーストマスター3000MDの速度4で巻き上げて来ると、いきなり強い当たりが来ました。

 引きからクロシビカマス(スミヤキ)と判断し、上げてみると案の定クロシビカマスでした。

 この日もクロシビカマスが多いのかと思いつつ、再び投入すると今度はクロムツの当たりが来ました。追い食いを狙うもクロシビカマスが多いためか、クロムツではなく、クロシビカマスがヒットし、仕掛けを切られていきます。

 当日は、満月のためか、非常にクロシビカマスの活性が高く、次の投入では、底から20m上の道糸のマーキングで突然切られました。

 クロシビカマスに仕掛けごと、ロストさせられ、タックルを交換し、再び仕掛けを投入するとクロムツがヒットしました。

 クロムツと同時にクロシビカマスもヒットし、その都度針がなくなっていき、かつ仕舞には、クロシビカマスとサメがあまりにも多いせいか、クロムツの反応がベタ底になっていました。

 いつもの市販仕掛けではハリスが長く、クロシビカマスの餌食になってしまうため、フラッシャーサビキに変えて、狙い方も普段はやらない、ゆっくりと竿を上げていったん止めて、2段階で止めつつも竿先を下ろすという方法で、クロムツのリアクションバイトを誘いつつ、クロシビカマスを反応させないようにしました。

 フラッシャーサビキ自体は、ハリスの長さが短いため、底ベタでゆっくりと誘うには最適ですが、エサの付け方が悪いと食いこみが悪いこともあります。

 これが功を奏したのか、クロムツをコンスタントに拾うことができましたが、すぐにまた食い渋ったため、船長が深場にポイントを移すと同時に、損傷が酷いフラッシャーサビキからいつもの仕掛けに変更しました。

 水深160mのいつものポイントで着底後にゼロテンションをし、それからデッドスローで巻き上げると一番下の鈎にクロムツがヒットしました。

クロシビカマスの猛攻が酷く、クロムツを狙うのが難しい状況でした。

 結局、食いが渋かったため、6時30分にはアマダイ狙いにシフトしました。

 今回は、仕掛け4セット、錘2個、道糸の合計5000円以上の損失だったため、かなり途中で心が折れそうになりました。

 この釣りは、時合が短いこともあるため、予備タックルは必須です。

 結局、クロシビカマスがたくさん、クロムツが7匹で前半は終了しました。

 クロシビカマスはとりあえず、必要数確保し、残りはリリースしました。

 アマダイポイントに到着し、3本針の片天秤の仕掛けにオキアミを付けて投入し、着底後5秒待って、5~10m上げる大分でよくやるやり方で狙っていると、底からゆっくりと巻き上げている最中に強い当たりが来ました。

 おそらくアマダイと思っていると、少し小ぶりのアマダイが上がってきました。

やや小ぶりですが本命のアマダイ

 とりあえず、本命をゲットでき、次は大きいのを釣りたいなと思っていると、またすぐに当たりが来て、上げてくると一番最初の魚より一回り大きいアマダイでした。

先ほどのものより大きなアマダイ

 そこからしばらくベラやフグなどの当たりが増えて、しばらく粘っていると、今度は先ほどよりも強い当たりが来ました。

 竿がヒラメや真鯛のコマセにも使える柔らかい竿だったので、突っ込みも余裕で躱すことができ、上げてみると、先ほどのアマダイよりも一回り大きい、38センチのアマダイでした。

船中最大の魚でした。

 その後は、納竿を30分延長し、9時30分まで船長のご厚意で粘るも、当たりなしで終了でした。

 ふたを開けてみると、なんとかまともな釣果になっており、良かったです。

 いつもはアマダイをサバの短冊で狙っていますが、関東のオキアミで狙うスタイルもいろんな魚が当たって来て非常に面白いと感じました。

 今回は仕掛けを3本鈎にしましたが、ヒットしたのは一番下が2回、真ん中に1回という感じだったので、2本針でも良かったのかなと感じました。

 今回の釣行では、仕掛け等を大量にロストしましたが、いろいろ考えながら釣ることができ、データも取れたので、非常に有意義な釣行でした。