1 この記事の概要について

  千葉県南房総の布良沖でのジギングとタイラバの調査釣行(その2)について紹介しています。

  今回の釣り場の水深は約30~75m程で、非常に根掛かりが多い釣り場でした。

  ※前回の釣行記事 → https://tyokinbako9901.jp/archives/1893

2 使用したタックルについて

 【ジギング用①】

 〇 竿:MCワークス ダブルトラップ 642PS

 〇 リール:19ステラSW14000PG

 〇 道糸:PE3号400m、リーダー:フロロ14号3ヒロ

 〇 ジグ:175~220g

 〇 アシストフック:セリオラIK 4号

 【ジギング用②】

 〇 竿:リップルフィッシャー SELFISH NS 614

 〇 リール:19ステラSW8000HG

 〇 道糸:PE3号400m、リーダー:フロロ14号3ヒロ

 〇 ジグ:150~180g

 〇 アシストフック:セリオラIK 3号

 【タイラバ用①】

 〇 竿:ダイワ 紅牙 EX AGS TYPE-C 69MHS-SMTT

 〇 リール:ダイワ 22トーナメントISO3000LBD(リブレUNION52-58装着)

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ4号

 〇 タイラバ:80~120g(鉛ヘッド)

 【タイラバ用②】

 〇 竿:炎月プレミアム S610MH

 〇 リール:シマノ 22ステラ4000M(PG)

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ4号6m 

 〇 タイラバ:タングステン156g~195g(オレンジ)、タイラバ用のワーム使用

3 釣行当日の状況について

 12月3日(土)、南房総の館山市にある赤沼丸さん(https://akanuma-maru.com/)に午前中の青物ジギングでお世話になりました。

 朝5時00分頃に港にある受付所で手続きをし、それから先に乗船料を支払い、乗船という流れでした。

 赤沼丸さんの釣り座は、前回の釣行では受付順だったので、今回もそう思っていて少し早めに行ったところ、今回は予約順とのことでした。

 基本的にルアー船の予約順は、釣れない経験しかなく、かつ初心者等によるトラブルに巻き込まれるということも過去にあり、今回も例に漏れずその通りでした。(予約の段階で、釣り座は予約順だと事前に知っていたならば、他の船に乗りましたが)

 当日は、時化だったのでミヨシはうねりでルアーがまともに動かせないと判断していましたが、まさにその不利な釣り座で、最悪の状況でした。

 今回は、前回の釣行でヒラマサにやられたリベンジと新しく導入した竿の使い勝手等の調整をしようと思い、ジギングで当初やっていましたが、風と潮が逆かつうねりでジグがまともに動かせない状態だったので、タイラバに変更しました。

 タイラバも当初は、100g~120gで試していたものの、水深が60m程でもまともに仕掛けが立たない状態になっていたので、ヘッドは195gのタングステン製品に変えました。

 レバーブレーキのスピニングタイラバを使用できない状態だったので、今回はまともな魚を諦めて、とりあえず今晩のおかずを確保するために、タイラバワームでリアクションバイトを誘う方法に切り替えました。

 当日のような状況の場合、ジギングではハイピッチでは食わない(二枚潮状態で、ハイギアでも回収が間に合わない(250gを使ってもギリギリ))ことがほとんどですが、スローのタックルを使用してフォールに焦点を当て、運任せでひたすらフォールでのヒットを狙った方が良かったなと思いました。

 スローのタックルですが、こちらの海域の特性を考えると、150~200gで非常に使い易い、タカミテクノスのMOZライトゼロの3番クラスが良いです。

 ティップが硬い物でなく、ライトジギングよりの少し柔らかめの方が、底付近をネチネチ探れ、この地域の本命の魚の一つであるマハタを狙うには最適です。

 実際、スローでやっていた人は、小型の1キロあるかないかのネリゴ(カンパチ)等を釣られていましたが、スローではヒラマサに見切られることがほとんどのため、タックルを持って行ってもどこで切り替えるか難しいとこだなと感じました。

 結局、アヤメカサゴを2匹で終了しました。

アヤメカサゴ、この時期はこちらの海域でも産卵前らしく、水圧でグロッキーになっていたので持ち帰りました。

 タイラバで終始やっていれば、かなりの数を確保できたとは思いましたが、調査釣行等の目的を達成するためには、あえてジギングをやったのは収穫がありました。

 次回は釣り座が予約順のことも踏まえ、最低1月以上前から予約を入れようと思いました。

 タックルもハイピッチ、スロー、タイラバをやるならば最低各2セットずつが必要だと感じました。

 今回は、ほぼ初心者と思われる方もいて、潮がかっとんでいるのにもかかわらず、10号程の鉛にエビを付けて流してオマツリするという状況にも遭遇しました。

(船がスパンカーで立てながら流していて、両隣がジギングなのに、胴の間からキャスティングをやろうとしている方もいましたが・・・(当日は間隔が近いし危ない))

 赤沼丸さんは、全国的に見てもサービスが非常に良く、素晴らしい船宿ですが、それゆえ初心者~中級者の方がよく利用するように感じます。

 変なオマツリなどのトラブルを嫌うような上級者の方は、なるべく土日ではなく、平日など人が少ない時の方がおススメです。(上級者の方は、布良にある松栄丸さんの方に行くらしいですが)