ダイワの19シーボーグ500MJを9か月いろいろな釣りに使用した感想について紹介しています。

特に、落とし込み釣りやサクラマスのバケ釣り、泳がせ釣りに使用しました。

釣り上げた魚の数は正確に把握していませんが、軽く見積もっても推定1トンは超えています。

リールの耐久性について

耐久性については、フレーム自体が非常に強固になっているため、大型の魚がまとめて掛かっても問題なく巻き上げが可能です。

九州では落とし込み釣りで5キロのハマチが同時に2本掛かっても全く問題なく上がってきましたし、北海道のサクラマスのバケ釣りでは、5キロのマダラが3本同時に掛かっても全く問題なく上がってきたので、非常に強いリールです。

ジョグダイヤルの操作性について

右側のハンドル側のレバーの操作性は良いですが、左側のジョグダイヤルは固いので非常に使い勝手が良くないです。

あくまでこれはおまけ程度と考えた方が良いです。

これは標準のものからアルミダイヤルに変えても同じでしょうが、少しは変わるかもしれません。

次のオーバーホールで交換予定です。

消費電力について

非常に燃費の良いリールです。シマノのビーストマスター3000XSなどに比べると遥かに消費電力が小さく、しかもパワーがあるので素晴らしいリールです。

しかしながら、マックスにするとかなりバッテリーを食うので、8割ぐらいの巻き上げ速度で使用するのが無難です。

ドラグについて

ATDが非常に良いと売り出しをしていますが、旧シーボーグのドラグに比べてほんのちょっと良くなっている程度です。

マグロ等の回遊魚に対しては、過信しないほうが良いです。あくまで大型の回遊魚を相手にするときは、不必要に細糸を使用しないことをお勧めします。

(以前、旧シーボーグ500MTでオーバーホールをした直後にもかかわらず、ドラグが故障してキハダの20キロオーバーに300m以上出されて針を伸ばされてばらした苦い経験があり、ダイワのドラグはあまり過信しないようにしています。)

結論:9か月使用しての評価について

現在、売り出されている500番サイズ(3000番)の中では一番お勧めのリールです。

重量は一番重たい物の、サクラマスのバケ釣りのようにひたすら手に竿を持って動かす釣りでなければ全く問題はありません。

値段はしますが非常にお勧めの竿です。

なお、いくら耐久性能があるといっても20キロ超の魚の泳がせ等(クエなど)には向きません。

これはメーカーの人にも聞いて確認しています。

あくまで魚のサイズに合わせたリールの番手選びは大切です。