1 この記事の概要について

  リブレのハンドル、ハンドルノブの特徴と他社のアルミノブとの違いについての記事です。
 実際に長年リブレのハンドルやハンドルノブを日本各地で使い続けて来た使用感について、他社のアルミノブとの対比で紹介しています。


2 リブレのハンドル、ハンドルノブについて

  主にルアーフィッシングを楽しむアングラーの間で特に人気があるのが、リブレのハンドル、ハンドルノブです。
 ノブの材質はチタンで、ハンドルはジュラルミンで主に作られています。
 ハンドルは複数種類があり、様々なリールに対応しており、メーカーホームページのハンドルやハンドルノブの適合表も見やすいです。
 中には限定品もあり、日本に四本しかないハンドル等もあります。
 限定品は頻繁に発売されているものの、プレミアが付いている物もあります。

日本に4本しかないフィッシングショー限定ダブルハンドル(WING100)
日本に2つしかないハンドル(BJシリーズ)


3 リブレのハンドルを使うメリットについて

 リブレのハンドルはその材質から純正ハンドルより軽く、しかも強度もあります。
 感度も純正ハンドルよりも向上します。
 また、カラーも高級感があり、所有欲を満たしてくれます。
 いろいろな種類やカラーがあり、バリエーションも豊富です。
 何より電動リールなど特に純正ハンドルでは長さが短く、巻きづらい物もあるので、それらの問題解決のためにハンドルをリブレの物に交換したりします。

試しに6000番に付けたBJ75-83はやはり短かった(110ミリ以上が最適)

 やはり、一番このハンドルをおすすめするのは、ハンドルの長さが自分自身の体に合わない時に換えるという点です。

ハイギアにロングハンドルを組み合わせると力が入りやすく巻き易くなる

 タイラバやジギング等の巻くのがメインの釣りは言うまでもなく、大物釣りで電動リールで巻き上げが効かないときの保険としてもリブレの各種ハンドルは非常に役立ちます。
値段は高い物のそれだけの価値があります。

巻物系の釣りには特にハンドルが重要
レバーブレーキのスピニングにはダブルハンドルもしくはバランサー付のハンドルがおススメ

4 リブレのハンドルノブと各種メーカーのアルミノブとの違いについて

リブレのハンドルのメリットとして、北海道で2月のマイナス14℃の時にアルミノブでバーティカルのスピニングタイラバをしていましたが、アルミノブがとても冷たく手袋越しでも凍傷になりそうでした。
 リブレのハンドルノブに換えてから、チタンの熱伝導率のおかげで、北海道の晩秋から早春の寒い時期のタイラバが楽になりました。

冬の北海道ではガイドが凍り付くのは普通(マイナス2桁の釣りが当たり前)

 なお、北海道には奥尻島以北に真鯛は回遊してきません。(死滅回遊除く。)

奥尻島に多いチャリコ(奥尻島には80センチオーバーもいます。(真鯛の北限))

 アルミノブは潮を被るとハンドルノブの表面で塩分が析出し、非常に気持ち悪いですが、リブレのチタンノブはこのざらざらな不快感がありません。

アルミノブよりもチタンの方がメリットが多い

 値段自体は純正ハンドルノブとそれほど変わらず、重さは軽いのでリブレのハンドルノブはハンドルと同様に、ノブだけ換えてもリールのハンドルの感度が上がります。
 ドレスアップ効果も大きいです。


5 リブレのハンドル、ハンドルノブのデメリットについて

電動リールにも最適なハンドル(BJシリーズ、写真はBJ75-83とBJ92-100T)

値段が高い以外にもデメリットがあります。
 ハンドルに関しては、長さ調整できる物が多いものの、この長さの調整機構のため、ハンドルのナットが緩みやすい物もあったりします。
 そのため、定期的に緩みを点検しないとダメです。
 そのまま使っていて、いつの間にかハンドルがグラグラすることもよくあります。

リブレのユニオンシリーズはナットが緩みやすいので注意が必要

 また、ハンドルのナットを締めすぎたり、ナットの回し始めに、きちんとはまってないのにナットを専用工具で締めるとナットがダメになり、固定できなくなります。
リブレのナットは、意外と脆く、壊れやすいです。(ナットもかなり高い。)
特に、取り付けには注意が必要です。

シルバーのナット部分が無理に締めると破損しやすい

また、リールへの取り付けの際、ベイト用ハンドルは、ワッシャーの調整も必要で、自分でガタつきがないよう、ワッシャーで調整する必要があります。

6 リブレのおすすめハンドルについて

ベイトにはクランクシリーズがおススメ(写真はクランク120)

 スピニングリールには、リブレのpowerシリーズや最近出たライトアームシリーズ、ユニオンシリーズ、wingシリーズがおすすめです。

ジギングにお勧めなPOWERシリーズ


 ベイトリール(電動リール含む。)には、クランクシリーズやBJシリーズがおすすめです。

小型電動にもクランクシリーズはおススメ


7 リブレのおすすめハンドルノブについて

ハンドルノブはおすすめはEPシリーズがとても使い易いですが、少し前に出たEF30シリーズも使い易いです。
  またかなり値が張りますが、水に浮くと言われているTBノブもとても使い易く、これは電動リール等を使った泳がせ釣りやジギングにも使い易いです。
昨年はイシナギをトータル200キロ程上げてますが、このノブは薄いにもかかわらず、変形や破損はありませんでした。
人間工学に着意して握りやすく作られているので、とても使い易いです。

水に浮かぶチタン製のノブというのが特徴

なお、廃盤になったバレット型のノブはやや使い辛いのでおすすめしません。

8 まとめ

値段は高いですが、ハンドルやハンドルノブのカスタムはとても有効です。
釣果にも直結しますので、たかがハンドルやハンドルノブと言わずに、ハンドルやハンドルノブにもこだわりを持った方が良いです。
特に、食いが渋い、シビアな状況では幾度となく、ハンドルの感度の重要性について経験してきました。
ハンドルを軽視する人で釣りが上手い人はいないと断言できますし、ハンドルもシステムの一部なので、ハンドルの重要性は見逃せないです。