1 この記事の概要について
ダイワ イグジスト LT4000-Cとシマノ 18ステラ4000PGの使用感について比較したものです。
18ステラ4000PGの使用感については、こちらの記事を参考にして下さい。
【リンク先】
〇18ステラ4000PGのインプレ
→ https://tyokinbako9901.jp/archives/837
〇18ステラ4000XGとPGの違いについてインプレ
→ https://tyokinbako9901.jp/archives/179
下記で主にダイワのイグジストLT4000-Cのインプレについて紹介しています。
2 はじめに
ダイワのイグジストLT-4000Cを主にバーティカルのスピニングタイラバ等で使った感想について紹介します。
こちらの製品は、シマノ製品の18ステラ4000PGと同等の性能(スペック)をカタログ上では持っています。
糸巻き量や重さこそ違うものの、ハンドルの長さは同じだったり、使用用途も似ています。
この記事の最後でイグジストとステラどちらが買いか紹介します。
3 イグジストの長所について
3つあります。
まず1つ目は、多くの人が述べているように軽いです。
ステラと比べてみても、やはり材質のためかイグジストの方が軽いです。
2つ目は、軽さの割には剛性があるということです。
LTコンセプトやモノコックボディという新しいダイワのコンセプトのためか、材質が非常に計量にもかかわらず丈夫です。
3つ目は、スプールの巻き量が1.2号300mちょっとと、下巻きがほぼいらないように設計されています。
マグシールドを長所と上げる人もいるでしょうが、私はマグシールドはかつて15ソルティガを買って初めての釣行後、マグシールド漏れでリールが錆びだらけになったため、あまり信用していません。
4 イグジストの短所について
3つあります。
まず1つ目、ハンドルの長さが短いことです。
標準ハンドルの長さは55ミリでステラと同じですが、バーティカルのスピニングタイラバのように巻き取る時に負荷がかかる釣りでは、このハンドルの長さではパワー負けしてしまいます。
そのため、現在ハンドルをリブレのライトアーム65に変更しています。
リブレのこのハンドルの使い分けは、同じ番手ならハイギアのものが70ミリハンドルを使うとちょうどバランスが取れます。
続いて2つ目です。
ハンドルノブですが、リブレのEP37を付けるにも、ベアリングが1つではガタが来て取り付けが困難です。
純正のハンドルノブは浅く作られているので、ベアリング1個とワッシャー2枚でジャストフィットしますが、社外品のリブレのハンドルノブなどはベアリング2個(もしくはカラー2個)とワッシャーで調整しても微妙にマッチしないです。
いろいろと使ってみて上記2つの短所があったため、この春にリブレのライトアーム65に変更しました。
変更してからは非常に使い易いです。
3つ目は、意外とパワーがないことです。
モノコックボディだから大物を釣り上げられるような宣伝をしていますが、パワーは明らかにステラ4000PGに劣ります。
実質、バーティカルのスピニングタイラバで使う時も120gぐらいのヘッドまでかなと感じました。
竿の硬さにより、プラス30gまではスムーズに巻けると思いますが、パワー的には18トーナメント磯3000LBDに負けてしまいます。
(トーナメント磯は頑張れば200gまではいけるので、バーティカルのスピニングタイラバには最高のリール、レバーブレーキのスピニングタイラバは微妙ですが)
軽さを追求するのは良いかもしれませんが、大物にはちょっとアレだなぁと感じました。
5 まとめ
18ステラとイグジストどちらがおススメかというと、個人的にはステラ一択です。
パワーがないことが致命的なので。
(むしろこれの性能をパワーがあってイチオシみたいに考えるダイワってやばくないかと感じましたが・・・)
軽さを求めるなら、イグジストで良いですが、昔に比べて、剛性というところが失われているような感じがします。
アジやトラウトなどライトゲームにはお勧めですが、4000番クラスのリールに関しては非常に中途半端なもので、グレードが低いリールと性能面でなんら遜色がないと思います。
軽くて強いなら良いですが、最近は中級機種との差がほとんどないので、値段に見合った性能がないのが問題(いい加減すぎ)
ステラよりも若干値段も高いので、見栄えとか軽さだけで選ぶよりは、しっかりと巻ける性能を持っているステラを買われる方が賢明です。
リールの仕事は糸を巻くこと、その性能が劣るのであれば、リールとしてはダメなものだと思います。
このクラスのリールの重さは、きちんと計算して作られているので、少しぐらい重くても重さを感じさせない作りなので、きちんと巻けるリールの方がお勧めです。