1 この記事の概要について

  剛樹のロッド、スクイッドロゴス175Hの使用感(インプレ)と千葉県外房の川津漁港沖でのスルメイカの直結修行その3について紹介しています。

 今回の釣り場も水深が140m~200m前後で、釣り座の関係で最初と最後を直結仕掛けでやりました。

2 使用したタックルについて

 【イカ釣り(ブランコ)】

 〇 竿:剛樹 スクイッドロゴス195H(特注仕様)

 〇 リール:シマノ 22ビーストマスター2000EJ

 〇 道糸:PE3号 500m

 〇 錘150号~180号

 【イカ釣り(直結用)その1】

 〇 竿:剛樹 スクイッドロゴス175H

 〇 リール:シマノ ビーストマスター3000EJ

 〇 道糸:PE3号 500m

〇 錘150号

 【イカ釣り(直結用)その2】

 〇 竿:剛樹 スクイッドロゴス155H

 〇 リール:シマノ ビーストマスター3000EJ

 〇 道糸:PE3号 500m

 〇 錘150号

3 釣行当日の状況について

  令和5年12月10日、いつもイシナギ釣行でお世話になっている、千葉県、外房の川津漁港の「基吉丸(https://ameblo.jp/genzo23/)」さんにお世話になりました。

 朝5時30分過ぎに出航し、40分ほどかけてスルメイカを釣る海域に到着しました。
 今回は、新規に直結用で購入した剛樹のスクイッドロゴス175Hの調整と仕掛けの調整を目的とした釣行でした。

 ポイントに到着するも、この時期は、6時30分にならないと、釣り場が解禁とならず、到着して少し待つような感じでした。

 やがて6時30分になり、仕掛けを投入すると、すぐに当たりが来たものの、釣り座が極端に狭く、取り込みづらい状況でした。

 イカを掛けるのはどんなに渋くても掛けられるのですが、当日は右のミヨシかつ仕掛けを取り込むためのスペースがなく、非常に厳しい状況でした。(特に上の画像の赤丸で囲んでいるポールが邪魔、ま投入機より右側には船長がキンメで使う機械式の投入機があり移動不可)

 ちなみに、当日の潮の流れ(仕掛けの流れ方)については、当初両方のトモから仕掛けが入る状況で、それから左舷トモの方から、最後の方にはまた両方のトモから入るような状況でした。

 いつもイシナギの時には時々、写真のような場所でやることもあるのですが、その時はいつもブランコで狭いな~と思いつつ釣っているので特に気にしていませんでしたが、ポールが真ん中にあるため、取り込み辛い状況でした。

 このポールのおかげであまりにもイカが落ちるので、どうにもならないと思い、サバにやられることを覚悟しつつも、剛樹のスクイッドロゴス195Hに持ち換えてブランコ仕掛けを始めました。

 運が良いことにサバがほとんどおらず、無事に着底することができました。

 イカの反応が底ベタになっていたため、いつものように渋いイカを確実に捕るための手段を用いてみると、すぐにスルメイカと中ヤリが乗ってきました。

 それからポツポツと拾い釣りをしていき、残り1時間程で再度直結に換えてみました。

 仕掛けを投入するもイカの当たりがあるのになぜか乗らず、仕掛けを回収してみると仕掛けが上下逆になっていました。

 次の流しでは、仕掛けを直し、かつブランコの釣りと同様渋い時に食わせる方法をやってみると3点掛けを達成できました。

 当日はあまり気にせずミヨシに入ったものの、ブランコの時と違い、真ん中にポールがある状況では直結は無理だと痛感させられました。

 船長は60センチぐらいのスペースでも取り込みはできると思っていましたが、知り合いの常連さんに言わせると、あれは無理と言われました。

 とりあえず、30年以上も経験を積んできたブランコ釣りに救われた形でした。

 釣り座はかなり無理ゲーでしたが、直結の取り込みなど少しずつわかってきたように感じます。

 メインフィールドの九州や北海道では直結はなかったので、新しい学びがありとても楽しかったです。

 直結は良くも悪くも釣り座次第ということも痛感させられました。

 釣り座としては、概ねミヨシから2番目と両方のトモが一番良いと感じました。

 何にせよ、船のポールで釣り座が分断されている場合の対処を考えないと来年のイシナギの時が大変だと思いました。(イシナギ自体は掛けたら20キロぐらいのサイズなら走らせず強引に引きずり出すので特に釣り座が狭くても問題はないのですが・・・)

 次回は左舷のトモでやれることになったので、いつもミヨシなのでトモの釣り座の釣り方をいろいろと研究したいものです。(数十回も乗っているのに初めてのトモです。(それ以外はほぼミヨシ))

 釣り座はアレでしたが、今回の釣行は仲の良い常連さんと一緒に釣りができて楽しかったです。

4 スクイッドロゴス(SQ Logos)175Hの使用感(インプレ)について

 今回は毎度ミヨシで常に水面から高さがある状況のため、通常直結で使う155Hでは時化の時などテンションの維持が非常に困難(基吉丸は元々はルアー船を改修しているため、通常の船よりミヨシが高いです。)なため、175Hを導入しました。

 これを購入する前に195Hと155H、175Sで使用感を実釣で試しました。

 他の船はどうかは知りませんが、私が乗る船はどこも大体ミヨシが水面からかなりの高さになり、通常のセオリーが通用しません。

 特に、イシナギの記事でも書いていますが、ミヨシの場合、通常の泳がせ用の竿を使うとイシナギの食い込みが悪く、バレやすかったり、食い込まないことが多いです。

 そのため、私は2m近い竿を使用しています。

 イシナギのエサのイカ釣りでも度々経験していますが、ミヨシでブランコでやるにせよ、短い竿ではいくらリールのテンション維持機能を使っても対応できないことが多く、必然的に長い竿が必要となります。

 今回使用したスクイッドロゴス175Hは直結とブランコにも使える万能な竿で、勝浦沖のスルメイカには最適です。(船長も良い竿だと褒めていました。)

 ヤリイカの場合は、Hクラスの竿を使うとバレることが多いのも、昨年度の釣行で実証済みで、もしヤリイカ用で同じようにやるならば175Mと175Sを海の時化の状況に合わせて換えると良いと思います。

 時化ている状況なら7:3調子の175S、凪ならば175Mという感じです。

 スクイッドロゴス全般に言えることですが、ダイワの200番サイズのリールについては、リールフットが小さいため、物理的にスクイッドロゴスに取り付けは不可能なので注意が必要です。