1 この記事の概要について
タイラバ 鈎(フック)が折れる 曲がる原因・理由についての記事です。
最近ではあまり聞かなくなりましたが、セッティングによっては魚に鈎(フック)を折られたり、曲げられたりするので、その原因や理由について紹介します。
2 真鯛に鈎を折られたり、曲げられたりする原因と理由について
真鯛に鈎を折られたり、曲げられたりは最近ではあまり耳にしませんが、私がタイラバを始めた15年以上前は、タックル自体も流行り始めでまだ発展途上で、明確なこれといったメソッドはありませんでした。
その頃は固定式のタイラバが主流で、今と比べてヒットしてもキャッチできる確率は五分五分ぐらいに低かったのを覚えています。
固定式の頃は、比較的太軸の鈎が多かったためか、あまり折られたり曲げられたりは聞きませんでしたが、遊動式が流行りだした頃から、鈎を折られたり、曲げられたりするようになりました。
3 折られやすい、曲げられやすい鈎について
固定式の頃は、真鯛鈎やヒラマサ鈎などやや太い鈎を使う人が多かったためかあまりそういう話は聞きませんでしたが、遊動式になりチヌ鈎を使うようになってから、折られたり、曲げられたりが多くなりました。
4 折られたり、曲げられたりする状況について
基本的に50センチぐらいのおチビちゃんには折られることも曲げられたりすることもありませんでした。
では、どういう魚に折られたりしたかというと、70センチを超える真鯛です。
しかも、通常の真鯛ならそれほど折られたりはありませんが、夏のイワシ真鯛、特にカタクチやウルメをエサに落とし込み釣りで釣れる時の真鯛はその攻撃性からか折られたり、曲げられたりすることが多かったです。
真鯛はイワシやサバ、イカの場合は、一旦食いちぎってから、残りの部分(頭側の方)を丸呑みする傾向が強いです。
30センチ以上あるサバも真っ二つにして、食べるので恐れ入りました。
太平洋戦争の際に、漂流していて真鯛の群れに襲われたという話も聞いたこともありますが、それぐらい雑食性が強く、貪欲な魚です。
石鯛釣りでも大型の真鯛が釣れますが、サザエの殻もかみ砕くぐらいの歯と顎の力があるので、すごいもんだといつも思います。
あまりにも折られたり、曲げられたりして煮え湯を飲まされたので、しばらくいろんな針を試していったところ、真鯛鈎に落ち着きました。
真鯛鈎に変えると折られたり、曲げられたりが1回もなくなりました。(その頃は年間200枚以上(ほとんど2キロ以上の真鯛)釣っていたころでした。)
5 折られていた他の原因や理由について
スピニングタイラバをずっと続けて来て、釣果の9割ぐらいスピニングタイラバでやっているので気が付きましたが、細い鈎でスピニングタイラバをやっていると巻くスピードが速いため、魚が当たった時に、先端の細い所に瞬間的にものすごい力がかかり、簡単に折れるということです。
ベイトの場合、カタログスペックは同じぐらいでも、スピニングタイラバに比べたら巻くスピードが遅くなり、細い鈎を使ってもスピニングタックルに比べ、折られたり、曲げられ辛いです。
6 まとめ
最近では、小型の鈎を使ってタイラバをする人が多くなりましたが、やはりタックルに合わせてフックセッティングを変えると釣果が変わってきます。
ほんの極わずかな小さな鈎1本でも、釣果に結びつくのがタイラバだと毎回実感しています。
レバーブレーキのスピニングタイラバやバーティカルのスピニングタイラバでは、小さな鈎が上記の理由で向きませんので、必然的に掛け鈎が必要となります。
そのため、現在はアウトバーブの鈎やフッ素加工の真鯛鈎をメインに使っています。
タイラバだけでも釣具のポイントのプラチナカードが何枚ももらえるぐらい入れ込んでみて初めてわかる世界があります。(もう10数年プラチナ会員ですが、最近のポイントはちょっとプラチナ会員でも扱いが雑にされます。(特に、普通に列に並んでいても自分よりも後ろの普通のカードの人を優先的にされたりと・・(千葉県のとある店舗でしたが(その店舗では3ヶ月程で数十万円分買い物してました。)、一応、お会計をするためにカードは手に持っていましたが)
釣りバカになるのはおススメしませんが、鈎をとことん追究するといろんなことがわかるのでお勧めです。
鈎を決めると全体の仕掛けが決まり、タックルが決まります。
ルアーしかやらない人は、これに気が付きませんが、鈎はとても重要です。
私がルアーマンにエサ釣りを勧める理由がそこにあります。