1 記事の概要について

 千葉県外房の川津漁港沖でのイシナギ釣行(釣行日は8月6日)の記事について紹介しています。

 今回の釣り場は水深が100~120m程と以前よりも深く、釣り方は同様でスルメイカの泳がせ仕掛けで釣りました。

2 タックルの紹介について

 【泳がせタックル】

 〇 竿:剛樹 スタンディングディープ 195S

 〇 リール:シマノ 19ビーストマスター6000

 〇 道糸:PE10号500m、リーダー:ナイロン60号

 〇 ハリス60号、幹糸60号、親鈎:石鯛鈎20号、孫針:泳がせ鈎30号

 〇 錘250号~300号

  【イカ釣り】

 〇 竿:剛樹 スクイッドロゴス155H

 〇 リール:ダイワ 16シーボーグ300MJ

 〇 道糸:PE3号 400

 〇 プラスッテ18センチ、ブランコ仕掛け、5本針使用

安くて使いやすいおススメの仕掛け

 〇 錘180号

3 釣行時の状況

 今回も千葉県、外房、勝浦の川津漁港からイシナギ釣りで出港する「基吉丸(https://ameblo.jp/genzo23/)」さんにお世話になりました。

前回に引き続きイシナギの釣期も終盤であり、あまり期待できない状態でしたが、あわよくば大型が釣れるかもと思い、淡い期待を持ってまた臨みました。

結果としては、7月末の時と同じぐらいの6キロのイシナギ1本でした。(船中この1本のみ)

 今回の釣行でも、いつものようにエサのスルメイカ釣りから始まりました。

 今回はサメがおらず、サバもそこまで多くなく、釣り易い状況でしたが、代わりにスルメの乗りが非常に悪く、同船者2名と私、船長の4人でイカを釣って合計8ハイでした。(船長4ハイ、私が4ハイで他の人は釣れず)

 釣れなかった同船者の方々は直結仕掛けを使用しており、渋い状況もあり、テンションが緩んだ際にイカが外れていました。

 このような状況がこのイシナギ釣りの餌であるスルメを釣る時は多いので、私はブランコ仕掛けをお勧めします。(船長もブランコ仕掛けを使っています。)

 スルメの乗りも悪く、仕方なくイシナギ釣り場に向かうも7月末と同様にイシナギの食いが渋く、反応も極わずかでした。

 せめてもの救いだったのが、7月末の釣行では潮がかなり速く、一瞬でイシナギに食わせないといけないような状況(潮が緩んだのが15分程だけ)でしたが、今回は少し緩やかに流れていました。

 しかしながら、当たりはするもなかなか食い込まずで、今回も7月末の釣行で釣れた5キロサイズぐらいしかいないのかなと思い、ひたすら棚を頻繁に取り直し、錘も300号を使い、確実に仕掛けが立つようにしました。

前回釣れた5キロのイシナギ(食べるにはこのサイズが最高)

 そうしていると、終了30分程になり、イシナギの当たりが来て、しばらく待っていると本当たりに移行し、思いっきり合わせてファイトが始まりました。

 20キロオーバーのイシナギならファーストランでかなり糸を出されるものの、全く出ず、電動で簡単に巻きあがってくるので、また前回と同じぐらいのサイズと思いやり取りをしていると、案の定、前回とほぼ同じぐらいのサイズの6キロのイシナギでした。(ファイトタイムは30秒ほど)

6キロ程の小型イシナギ

 船上に上げられるとすぐに針が外れてしまったので、合わせをしっかり入れていなければ途中でバレてしまっても仕方ないなと思いました。(実際、前日の釣行ではかけたものの、合わせを入れずに上げて来てバレてしまったそうです。)

 終盤は小型主体になるものの、大型が残っている可能性もあるので、深場での仕掛けの立ちを良くするために、タックルはどれだけ落としても、ハリスは50号、道糸はPE8号ぐらいまでかなと思いました。

 昨年はイシナギが接岸していない時期にも行き、5回釣行して5回ボウズを食らいましたが、昨年の失敗を生かして今年は5回行って、5回竿頭という成果を収めることができました。

 期間限定の釣りでしたが、少なくとも高確率で20キロオーバーのイシナギが釣れるので、メモリアルフィッシュを釣るにはおススメの釣りです。

 しかしながら、最低限の知識(この釣りの基本や道具の取り扱い)と安全面での注意が必要です。

 この釣りは糸も太く、釣れる魚も大きいので、本当に何かあると大事故につながりかねません。

 初めてこの釣りをされる方は、事前に船長に話を聞いたり、船長のアドバイスを受けて釣りをした方が良いです。(本当に危険だし、自分勝手にすると釣れません。)

4 関連記事(仕掛けや釣り方等の紹介)

〇 イシナギの釣り方やタックルについて

  → https://tyokinbako9901.jp/archives/1154

〇 仕掛けの細部作り方について

  → https://tyokinbako9901.jp/archives/1070