こちらの地域の特徴としては、4月頃から12月頃までの期間の釣りになります。

その理由としては、冬季の雪と合わせて、春先は流氷が流れてくるためです。

この地域の釣り物の特徴として、主に知床周辺ではオオカミウオやサケ、常呂周辺ではクロガシラカレイやGT(ジャイアントタラ)、オヒョウなどが上がります。

その他には、夏場はブリやシイラが回遊してくることも多く、夏場はブリのジギングを楽しむ方も多いです。

釣り方の特徴としては、エサ釣りでは釧路と同様に250号(1キロ相当)を使用します。

クロガシラカレイの釣りの場合は、錘は異なりますが、他の地域に比べて比較的重い錘を使用します。

特に、人気のある釣りはオヒョウ釣りで、この釣りの最盛期は9月~10月になります。

オヒョウも釣れるというタラジグのカムイ(一番釣れるのは赤金ですが、個人的にはチャートでいい思いをしています。)

また、この地域は9月に期間限定の知床の船サケ釣りがあり、こちらは船サケのページで紹介していますが、非常に人気のある釣りで、1年前から予約を入れる人が多い釣りです。

その他に、常呂沖などは大きなタラが釣れる釣り場として知られており、大きなものは20キロ近いものも釣れるそうです。

常呂沖ではスーパーライトジギングもソルトワールドさんで紹介されており、いろんな魚種が釣れるのでお勧めです。

この地域でタイラバも試していましたが、夏場のタラにも非常に効果的でタラを始めいろんな魚種が釣れます。

夏場はグロー系に反応が良いマダラ

また、エサ釣りと同船する場合は、タイラバ、インチクともに250g以上ないとオマツリする可能性があり、トラブルのもととなるので注意が必要です。

固定式ならアシスト工房さんのインチクもおススメ

シーズン的には短いですが、いろんな魚種、魚影が濃い道東はお勧めです。

なお、知床はヒグマがとても多く、毎年観光客とのトラブルが問題となっています。

過去には人間があげた1本のソーセージが原因で射殺せざるを得ない状況になったかわいそうなヒグマの話も本で出ている程問題となっています。

私自身もヒグマに遭遇したことがありますが、非常に危険だと身をもって体感しました。

北海道に行く際は、必ずヒグマの対策をするとともに、野生動物への接近は厳に慎んでください。

特に、キタキツネはエキノコックスを保有しており、感染の危険性が高いです。

数年前、あるメーカーの大御所テスターが道東の釣り企画で熊対策もせずに、知床方面でヒラスズキ釣りの感覚で藪漕ぎをしていましたが、このような行為は非常に危険で地元の方にも非常に迷惑で常識外れな行為なので決してしないでください。(旅行者にとってはその時だけですが、地元の方はずっと旅行者のした行動で苦しめられます。)

北海道にはマダニも多く、藪漕ぎすると、マダニにかまれ、非常に重篤な感染症にり患する恐れもあるので、注意してください。