1 この記事の概要について

  北海道のサクラマスのバケ釣りで使用するリールについて紹介しています。

2 バケ釣りのリールについて

  上の写真は、 サクラマスには最高のリール ダイワ16シーボーグ300MJ ラインはPE3号400m 巻いています。

  ※2022年2月現在では、このリールと21シーボーグG300JLを併用しています。

サクラマスのバケ釣りにも意外と使えるシーボーグG300JL

 シーボーグG300JLのインプレ記事

 → https://tyokinbako9901.jp/archives/1719

  (300MJの方がマダラ掛かっても問題なく巻き上げ効くのでやはり300MJが最高)

 〇 バケ釣りで使うリールは、ダイワなら300番サイズ、シマノなら2000番サイズが推奨です。

   この釣りは、ひたすら竿を上下に動かす釣りなので、リールが重いとそれだけで非常に大きな負担になります。

   よく沖五目の釣りとの兼用でダイワの500番サイズ、シマノの3000番サイズを使う人がいますが、たいていすぐに疲れてしまい、置き竿にしたりして、オマツリを引き起こしてしまいます

  シーボーグ500MJで4日間通した記事(SLPへの不満が多く書かれています。)

→ https://tyokinbako9901.jp/archives/797

   逆に、ダイワの200番サイズを使うとなると、バケの重さが700gもあるため、リール自体に負荷がかかりすぎるのでかえって良くありません。

   特に、バケの重さ+スケソウダラのような外道が針数付くとリールのモーターがやられます。

こんな魚がまとめてかかることもあります。

   したがって、推奨サイズのリールがやはり一番使いやすいです。

使ってみてレスポンスが微妙だったシマノ 18ビーストマスター2000
(これを使っている時に2回フッキングミスが発生(シーボーグなら0なのに))

  なお、2022年現在では、シマノのリールは推奨しません。

  この理由は、シマノのリールの構造にあります。

  ブラシレスモーターの場合、スイッチを入れて稼働するまで、ワンテンポの間が空くため、サクラマスの合わせが間に合わずにバレてしまうこともあります。

  ビーストマスター以外のリールでは、この釣りの特性上、負荷が掛かり過ぎて破損する可能性があります。

  特に、安いプレイズ等のリールは、回路が焼けてしまうのを何度も見ています。

  ですので、アフター等の対応は悪いですが、ダイワ製品がおススメです。

〇 糸の太さについては、PE3号が標準となります。

  この太さは、バケを振る際に抵抗を少なくするためにも重要であり、細ければ細いほど良いのですが、強度との兼ね合いで一番PEの3号が無難です。

  どんなに太くても4号までで、これを守らないとオマツリの原因となります。

  北海道の釣り新聞などでPE5~6号のような非常に太い糸を使うことを紹介するこの釣りを全く知らない方がいますが、これに従うと船長に本気で怒られます。

  もし、北海道のサクラマスのバケ釣りでPE6号を使用すると紹介している記事があれば、その記事の内容がとても古いか書いている人が無知かのどちらかなので、それを絶対に参考にしないで下さい。

  サクラマスのバケ釣りは、ライン等の抵抗をなるべく少なくしてバケを動かさないといけない釣りです。

  ゆえに、抵抗を大きくすると外道の宗八ガレイやスケソウダラが先に釣れ、サクラマスがヒットする確率が格段に落ちるだけでなくオマツリの可能性が上がるので、絶対にこのような太い糸は使ってはいけません。(PE5号以上は厳禁)

 なお、PE3号はすぐに切れるという人がいますが、北海道でバケ釣りを3年ずっと毎週土日や平日の休みの際に通っていましたが、一度もメインのPEのブレイクはありませんでした。

 逆に言えば、すぐに切れるという人はオマツリの時に無理にラインを扱ったりしたのが原因で、ラインの太さがどうこうではなく、その人の技量の問題になります。

 そう簡単にPE3号は切れませんのでご安心を。

〇 ショックリーダーの必要性について

  長さは3ヒロ、ナイロンの10号を用います。

  この理由としては、オマツリが発生することが多い釣りなので、オマツリをほどく際に船底にこすることも多く、PEラインにダメージがいき、高切れを防ぐためです

 また、サクラマスのバレを防止するために、竿が硬いのを上手く調整するために使用しますが、ショックリーダーを使う使わないは個人の好みの問題ですので、特に使わなくても問題はありません。

3 まとめ

  サクラマスのバケ釣りは、電動リールを使用し、ダイワ製品の300番がおススメです。

  道糸のPEラインの号数は、3号から4号です。

  繰り返し言いますが、絶対に5号以上を使わないで下さい。