2月11日~14日の間、北海道に行き、4日連続サクラマスのバケ釣りを楽しみました。

 今年はサクラマスの魚影が濃く、しかもサイズが大きく、当たり年と言われるぐらい魚がいました。

2020年は2キロオーバーのサクラマスだけでなく、3キロオーバーも多かった年でした。

 4日予約を入れておいて、おそらく出れるのは2日ぐらいだろうという予想を裏切り、4日連続サクラマスのバケ釣りをするという、周りの人達もびっくりな釣りとなりました。(サクラマスブートキャンプの開幕、4日連続行く人はまずいないそう)

 初日に突如の故障により、基板交換をして戻ってきた16シーボーグ300MJに電源を入れてみると、反応なし。基板交換をしたものの、交換した後のテストをメーカーでしていなかったためか、使い物にならない状況になりました。

16シーボーグ300MJ、IC基板のみならず、電気系統に問題がありそうな感じです。20シーボーグも作りは同じなので欠陥は改修されていないと思います。

(SLPの修理は過去にも数度組間違え、修理できていない状態で返却があり、あまり信用しない方が良いです。返ってきたら確実に点検必須)

 そのため、予備で持ってきていたダイワの19シーボーグ500MJを使用することにしました。(このリールでバケ釣りをする人は今後もいないです、重たすぎるので)

19シーボーグ500MJ、体力があるなら・・・と言いたいところですが、重たいと感度が下がるし、巻き上げの安定性よりもやはり操作性が重要です。

 サクラマスのバケ釣りでは最適なリールのサイズは、300番サイズであり、500番、しかもダイワの500番サイズのリールの中で破格の重量(約1キロ、300番の1.5倍の重さ)を持つ機種をサクラマスのバケ釣りに使うことで、感度の低下や巻いてある糸がPE4号と太いため、かなりのハンディキャップを背負うことになりました。

 結果としては、4日目が非常に渋い中も、何とか定数を達成でき、4日連続定数(10匹)を達成することができ、非常に有意義な釣行でした。

 今回はサクラマスのバケ釣りでもフォールの演出によるリアクションバイトの誘い方やタコベイトの色、ケイムラがあれば良いわけではないことを船長と知り合いの常連さんに教えてもらい、またサクラマスに関する知識が増えたので良かったです。

 外道もエサが豊富なためか、マダラや宗八ガレイ、スケソウダラもかなり大きい個体が多く、お土産に持って帰っても喜ばれるようなサイズばかりでした。

3本同時に釣れたマダラ、産卵後なのにエサが豊富なためか体型の戻りが早いです。
外道の宗八ガレイもかなり良型揃いでした。

 今回はジグの人も各日数名ずつ乗っていましたが、気付いたことは朝の内は浅い棚でマスが食うのでジグで釣りやすいですが、日が昇るにつれて棚が80m程と深くなっていき、ジグでは辛い状況だなぁということです。

 バケは仕掛けの長さが長く、広い棚を縦、横に探れるので、よく釣れますが、ジグはピンポイントで狙うこともあり、しかも外道が多かったので釣り辛いというデメリットが大きいですが、釣れる魚は比較的バケより大きいこともあるので、ジグもお勧めです。

しかしながら、バケが700gなので、少し重ための200g以上のジグがあればオマツリが少なかったのではないかという場面も多々ありました。

初心者等の中には、ボートロックの柔らかい根魚の竿を持ってきたり、ライトジギングタックルで軽いジグで狙ってオマツリと、基礎を教えられていない人が多いと感じることもありました。

 今回のサクラマスのパターンは各日ともに、浅い棚(30m程)と深い棚(80m程)の2パターンで、比較的的が絞りやすかったです。

 1日6時間700gもあるバケを振りって放しで非常にきついですが、来年も季節限定のこの釣りを楽しみたいです。(来年はいつものシーボーグ300MJのタックルでたくさん釣りたいです。)

今回お世話になった船(苫小牧タマリスク):http://tamaturi.com/

このサクラマスのバケ釣りの概要及びバケ釣りに関するタックルや仕掛け、バケの動かし方等については私のサイトのサクラマスのページで紹介しています。

サクラマス釣りはかなり特殊な釣りで、北海道の人でもわかっていない人も多いので現地の釣具屋さんなどで聞いた方がよいことも多いです。

(私の場合はタマリスクの船長や常連さんから教えていただいた知識や技術に基づいています。)

 仕掛けは毛鉤の胴付き仕掛けを使い、一番下のスナップに和製ルアーのバケを使います。このバケのカラーは、いろいろありますが、アワビやミラー、シルバーを選べば無難なところです。

いろんな色があります。金額は3000円程から50000円ぐらいのものまで多様です。時々、オットセイにやられてなくなります。

 初心者の方は仕掛けを購入することをお勧めしますが、購入前に船長に助言をもらった方が良いです。それぐらい仕掛けが悪いと釣れないこともあるので。(仕掛けを変えたら釣れたというのもよくある光景)

毛鉤や仕掛けの自作もお勧めですが、時間と手間はかかります。