1 この記事の概要について

  南房総の渡辺丸さんでのクロムツ~アカハタ・カサゴのリレー釣行記事です。

  当日は、クロムツを水深90m~140m前後の場所で、アカハタ・カサゴは、水深5~30m前後のポイントで狙いました。

2 使用したタックルについて 

 【クロムツ】

 〇 竿:剛樹 バーローズH

 〇 リール:シマノ シーボーグビーストマスター3000EJ

 〇 道糸:PE3号600m、リーダー:ナイロン14号5m

 〇 錘:150号

 〇 仕掛け:市販品のヤマシタ社製品等を使用

一番左:今回使用した仕掛け、一番右:船宿支給のフラッシャーサビキ

 【アカハタ・カサゴ】

 〇 竿:ライトゲームリミテッド82 190H(シマノ)

 〇 リール:オシアコンクエストリミテッド 400HG

 〇 道糸:PE2号

 〇 仕掛け:幹糸6号(50センチ、40センチ)捨て糸20センチ ※2本鈎仕掛け

    枝ス:4号30センチ、オニカサゴ鈎18号(すぐにハリスが撚れるためヒネリなしが良い)

 〇 錘:50~60号(40号は軽くて流される)

   ひとつテンヤはタングステンなら10号以上が妥当

3 釣行当日の状況について

 9月11日、今回は、南房総の渡辺丸(https://watanabemaru.jp/)さんでクロムツ~アカハタ・カサゴのリレー釣行に行きました。 

 当日は、3時出港、6時頃までクロムツを狙い、それから浅場でアカハタやカサゴを狙う予定でした。
 港を出て30分程走り、それから投入となりました。
 今回はの釣り座は、右舷艫で、隣には知り合いの仲の良い常連さんをはじめ、知り合いの方ばかりでした。
 今回は5本針の餌仕掛けを暗い内にやってみて、それからフラッシャーサビキに変えようと思ってました。
 投入後、着底し、スローに巻き上げてくると、いきなり当たりが来て、まずは一匹確保と思い、早々にクロムツをゲットしました。
 釣れた魚を足下に一旦置いて次の投入をすると、先ほどのクロムツが船の足元の排水口にはまっており、取ろうとするとそのまま落ちて流れてしまいました。
 回収するにも、真っ暗で回りも見えない状況なので諦めました。
 それから次の投入からは、クロシビカマスのオンパレードでした。

当日は、クロシビカマス等の黒い魚が多かったです。

 1回の投入毎に針が1本ずつなくなるため、回収の都度針を巻いてました。
 それからクロムツやクロシビカマスを追加し、また底から巻き上げてクロムツを多点掛けした際、ばらさないように巻いていると、知り合いの常連さんがクロムツを落としたらしく、船長がスラスターを掛けたりして、魚の付いた仕掛けが勢いよく引っ張られ魚が落ちてしまいました。
 これが2回程続き、しかも毎回多点掛けした時にされたため、魚が外れてしまい、結果として釣果が落ちてしまいました。
 しかも、オマツリもして私の仕掛けのみならず、道糸も90m程高切れしてしまいました。
 知り合いの方ですが、毎回こんなことをやらかされると辟易します。
 このクロムツ狙いの時に釣れた一部の釣果、釣れたクロシビカマスやメダイ等は、船酔いされていた初心者の方に差し上げて必要な分のみ確保しました。
 6時になり、浅場に移動するも、風が強く、白波も立つような状況でとても釣り辛い状態でした。
しかも、水温が低いためか、魚の活性も低かったです。
 隣の仲の良い常連さんは、ひとつテンヤの海老エサでやっており、ベラやコブダイ、アカハタ等コンスタントに釣れていましたが、ワームや切り身エサには当たりがありません。
 水深は深いところで30m、浅いとこで5mだったので、ひとつテンヤで通すのではなく、30mの所は、エサ仕掛けもしくはタイラバが有効と感じました。
 エサの仕掛けは、50号~60号はないと、底取りも厳しい状況でした。
 道糸はPE1号で、錘25号を試してみるもすぐに流されてしまいました。
 結局、ワームで1匹(リリースサイズ)、サバの切り身で2匹釣れて納竿となりました。

非常に渋い中釣れたアカハタ

 今回の釣行では、浅場のアカハタやカサゴ狙いのタックル選定について良いデータが取れ、しかもヒラマサキャスティングで釣れそうなこともわかったので非常に有意義な釣行となりました。
 特に、ヒラマサに関しては、船を立てるので、艫ならば、ショートのキャスティングタックル、ミヨシならばロングのキャスティングタックルが良さそうでした。
ヒラマサのみならず、ヒラスズキの誘い出しも出来そうなので、次回の釣行で試してみたいです。
今回の釣行は、いろいろありましたが、仲の良い常連さんと久しぶりに釣りが出来て楽しかったです。

4 その他(クロムツ狙いのタックルや仕掛け等について)

 クロムツ狙いのタックルについては、アカムツで使うような柔らかいけど適度に胴が硬いものが最適だと改めて思いました。
 ヤリイカなどの竿の場合、クロムツは口が硬いので、勢いよくスラスター掛けたりして引っ張られたりしない限りは、なかなかバレませんが、時折掛かるアジがバレてしまいます。
 また、剛樹のスタンディングバサラ21SSのようによく曲がる竿もあまり適さず、追い食いさせる際の食いが悪いように感じます。
 仕掛けについては、最近はいつも5本針のサバの身エサを付ける仕掛けですが、太陽が昇るような時や魚が密になっている時はフラッシャーサビキが良いように感じます。
 船長もよく言ってますが、慣れてない人は4本針のフラッシャーサビキにする方が良いと思います。
 渡辺丸支給のサビキは、豚サバサビキの用に真ん中で切って使えるように、サルカンが入ってます。
 当初は、8本針のサビキを4本針にして2セット作り、1セットを使い、その内仕掛けが切られていった際にもう一つの分けた仕掛けに交換する方が良いです。
 8本針は朝方は暗いため、慣れてないと手前マツリも多く、取り込みの際に魚を落とすことも多いです。(サバにもやられやすいため)