1 この記事の概要について

 タイラバでメジナを釣る方法について紹介した記事です。

 タイラバで釣れるメジナはとても引きが強くて楽しく、食べても脂が乗っていて美味しいです。

2 はじめに

 タイラバでメジナを釣る、磯釣りをする人が聞いたらびっくりするでしょうが、全国各地でメジナを釣ってきてその条件やコツがわかってきました。

 今回はメジナをタイラバで釣る方法等を紹介していますが、次回はシロギスを釣る方法を紹介します。

 エサ釣りでしか釣れない魚と思われがちですが、タイラバではそれらの魚達も釣れます。

 釣れる条件と方法の2つに分けて下記で紹介しています。

3 釣れる条件について(季節等)

 タイラバでメジナが釣れる条件として、概ね4月~6月頃が釣れるシーズンとなります。

 これ以外は釣れないと考えてもらって良いです。

 この季節は私が一番メジナを釣っている季節です。

 釣った場所は関東でも、九州でも釣っています。

 4月~6月頃はメジナ(クチブト)の産卵期に当たり、タイラバで釣れるメジナは全てオスです。

 タイラバでヒットした時の当たりは大型ほど金属的な「カンカン」という当たりが竿先に出るので、一発でわかります。それぐらいメジナの当たりは独特です。

 この時期に釣れるメジナは冒頭でも触れてますが、とても脂が乗っていて美味しいです。しかも大きなものは40センチを超える物も多く、条件さえ揃えば数釣りも可能です。

サイズを問わず脂が乗っていて美味しい乗っ込みのメジナ

4 メジナを釣る方法について

  タイラバの種類等については、ネクタイやスカート等の種類等は問わず釣れます。

  今まではオレンジ系のスカートやネクタイ、タイラバワームを付けてのヒットもありましたし、メジナの層を通過すれば食うような感じです。

  この時期のタイラバを食いに来たのではなく、産卵期で攻撃的になっていて、タイラバに攻撃するような感じです。

 この時期のメジナの群れは、地域によってはものすごい数の群れになり、浮きグレと呼ばれ、場所によっては網で掬うのもできるぐらいです。

 私が初めてこの浮きグレを見たのは、長崎の五島近海でクエ釣りに行っているときでした。その前にはメジナを何匹かタイラバで釣っていたので、浮きグレを見て釣れた理由がわかりました。

長崎の平戸では6月~8月の初旬までクエが解禁されます。(写真の魚は27キロ)

 浮きグレというぐらい底からかなり浮いているので、タイラバでヒットさせるには、水深の半分から概ね上ぐらいで食ってきます。

 九州や関東でも釣りましたが、ヒットした時の条件は全く同じでした。

 タイラバでいう巻きスピードは一定でなくても食い、単純に目の前を通過しさえすればヒットする物でした。

 あえてカラーをお勧めするならば、赤やオレンジ系統のタイラバがお勧めかなと思います。

 これは単にメジナからの視認性を良くして、攻撃させるためのものです。

5 最後に

 真鯛よりもはるかに美味しい乗っ込みのメジナ、釣れたメジナの白子は、イサキのようにきれいで、美味しいです。

  引きはドラグを勢いよく出すぐらい強い引きをするものもいます。

  特に、40センチを超えるメジナの引きは、真鯛のそれよりも強いと思います。

  小さい物でも30センチ前後ですが、とても脂が乗っているのがわかるぐらい丸々しており、臭みも全くないので、もし釣れたら「なんだメジナかといらない」なんて言わず持って帰ることをお勧めします。