1 この記事の概要

福島県富岡漁港沖のタイラバ釣行の記事について紹介しています。

今回もレバーブレーキのスピニングタイラバとバーティカルのスピニングタイラバでクロソイやマゾイをはじめとした様々な魚を釣ることができました。

2 釣行場所等

 〇 釣行場所:福島県双葉郡富岡漁港沖

 〇 遊漁船: 長栄丸http://choeimaru.sakura.ne.jp/

 〇 潮の状況等:大潮、波1.5~2m、南西の風がやや強い

 3 使用したタックル

 【タックル1】

 〇 竿:ダイワ 紅牙 EX AGS TYPE-C 69MHS-SMTT

 〇 リール:ダイワ 18トーナメントISO3000LBD(リブレUNION52-58装着)

 〇 道糸:PE1号200m、リーダー:フロロ3号

 〇 タイラバ:海遊 海神 シャンクス 80g(ヘッド:オレンジ、スカート:オレンジ、ネクタイ:赤)

 〇 その他: 紅牙フレアリーフ(ケイムラ、オレンジ

【タックル2】

 〇 竿:シマノ 炎月プレミアムS610MH

 〇 リール:シマノ 18ステラ4000PG

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ3号

 〇 タイラバ:セブンスライド(廃番) 80g(ヘッド:オレンジ、スカート:オレンジ)

 〇 その他:ガルプ:セブンストレーラ(赤、緑)

4 釣行時の状況等について

 今回も3月の釣行に引き続き、福島県富岡漁港から出港する「長栄丸」さんにお世話になりました。

 今回の釣り場は水深が30~40m程の浅場で、バーティカルのスピニングタイラバで主に攻めました。(メインはタックル1のレバーブレーキタックル)

前日まで時化で水質も悪く、魚の活性が非常に低く、またベイトとなっている小魚もいない状況でした。(ベイトのイワシは皆無)

ベイトは底付近にいるエビで、ジグには非常に厳しい状況でした。

しかも、釣れたマゾイは大量にエビを飽食していました。

ポイントまで20分程走り、タイラバを投入するとマゾイがヒットしました。

隣の常連さんはジギングサビキでメバルを連発していました。

隣の方の釣り方は、ジギングサビキに、一番下にメタルジグを付けてただ竿を上下に上げ下げして底付近を念入りに攻めていました。

また、前回の釣行でも実感しましたが、こちらのメバルは型が非常に良く、尺メバルも珍しくなく、しかも普通のメバルに加え、沖メバルまで釣れる素晴らしい海域です。

釣れた尺メバル(このサイズの数釣りが可能な海域です。)
数が釣れる沖メバルも良型揃い

途中ジグを試してみたものの、当日は風が強く、また、前日までのうねりも残っており、それに加えてベイトがエビだったため、やはり全く反応しない状況でした。

そのような状況だったためジグをメインにやっている人の釣果は散々たるものでした。

私はタイラバの「シャンクス」の低活性に非常に強いという性能を活かしてなんとか釣れました。(それでもジギングサビキには敵いませんでしたが・・)

前回の3月はイワシがたくさん入ってきており、ジグが非常に面白い状況でしたが、ベイトとなる小魚がいないときの抑えとして、ジギングサビキや東北メバルサビキ、タイラバなどでカバーする方が賢明かと思いました。

底付近でしか当たりがないことがわかったため、途中からレバーブレーキの特殊フォールをやり、またコンビネーションフォールでメバルやマゾイを釣っていきました。

ある程度数が溜まってきて、また同じようにレバーブレーキのフォールで底付近を狙っていると一際大きな当たりがありました。

おそらくマゾイと思って上げてくると、予想どおり大きなマゾイでした。

後で釣れたクロソイよりも大きく、当日最大とされた私がタイラバで釣ったクロソイの45センチよりも大きかったのでびっくりしました。

当日最大の45センチのクロソイよりも大きなマゾイ(約2キロ)

パターンがつかめてきてマゾイやチダイ、ムシガレイ、サバ、沖メバルなど追加していき、終わりに近づいてきた頃に、クロソイがいるなら底付近と思い、ガルプのセブンストレーラーのタックルに持ち換えて、底から50センチにタイラバを固定し、船の流し方でタイラバを動かすという北海道でよく使う方法をやりました。(あるレンジに置いとくだけなので、「置いとけメソッド」と名付けてます。北海道では非常に実績があります。)

タイラバでよく釣れるムシガレイ、一見するとヒラメと間違えます。
チダイもヒットしました。(塩焼きサイズ)

すると、すぐに40センチ程のアイナメがヒットし、その後の流しでは食べたかったクロソイの良型サイズの45センチのクロソイが釣れました。

当日船中最大の黒ソイ(45センチ)

その後、立て続けにマゾイが釣れたものの、この魚は産卵期の魚のためリリースしました。

結果、ソイ類は黒ソイやマゾイの良型を含め6本、チダイ、ムシガレイ、メバル、アイナメ等渋いながらも多くの魚を釣ることができ非常に楽しい釣行となりました。

釣果の一部(人に上げたりリリースしたりしましたが、十分釣れました。)

こちらの海域は、寒い地域に多く生息するソイ類やメバル類、そして暖かい地域に生息するタイ類等が同じ場所で釣れることもあり、非常に面白い海域です。

タイラバはこちらの海域ではほとんどする人がいないようで、スーパーライトジギングやスロージギングがメインのようです。

「タイラバって釣れないんじゃない?」と言っていた常連さんを驚かす釣果だったので、ちょっと満足しました。

非常にのんびりとした釣りができ、かついろいろな魚が釣れることもあり、おススメの地域です。

5月下旬の釣行でしたが、やはり東北だけあって少し肌寒かったので、防寒処置は必要だと感じました。

今回も使ったタイラバの海遊「海神 シャンクス」はオールマイティーでかつ安価のため、非常に使い易くおススメのタイラバです。

この海域では60g~80gを使用、赤やオレンジのネクタイがおススメ