釧路沖は、北海道の中でも魚影が濃く、かつサイズも大きいので非常に印象深い釣り場です。

特にマダラの大型や食べて最高に美味しいアオゾイの大型も多く、煮つけにして美味しいヤナギノマイもたくさんいるので、クーラー満タン(×2~3個)になることが多い釣り場です。

釣れる時はこのサイズがまとめて付くこともあります。

釧路沖は年間を通して、アオゾイ、タラ、ヤナギノマイ、ソイが釣れ、季節によりサケ、サクラマス、サバ、スルメイカなどが釣れる非常に魚種と魚影が豊富な釣り場です。

こちらの釣り場では、ジギングやタイラバ、インチクはあまり盛んではありません。

その理由としては、魚が仕掛けの針数付くので、針がたくさん付いた仕掛けで釣る方が効率が良いからです。

針数8本付いたヤナギノマイ
アオゾイとマダラ 黄色いのがアオゾイ

詳細なタックルは沖五目の記事で紹介していますが、こちらの海域では錘は250号、仕掛けは既製品を使うのがメジャーです。

画像のようなピンクや赤のテープを短冊に切った仕掛けが一番食います。

釧路沖では絶大な効果を発揮した仕掛け

なお、この仕掛けは捨て糸は使いません。

その理由としては、捨て糸分仕掛けを上げると魚のいるレンジを通過してしまうからです。

北海道の魚は基本根魚ばかりで、底付近に群れています。

釧路沖で特に盛んな釣りが、タラジギングです。

もちろん、これは北海道独特の釣りである、タラジグを使ったジギングです。

タラジグと8キロオーバーのタラ
タラジグは小さな目の方が上で、大きな目の方にタコベイトが付いた針を付けます。タコベイトの色は重要で、これによっては全く釣れないこともあります。

この釣りは、ヨーヨー釣りとも言われ、ひたすら竿をゆっくり上下にしていると大きな糸ふけとともに、竿が絞り込まれます。

これが非常に楽しいです。

特に、11月になるとタラは大型が多くなるだけでなく、食べて美味しい白子を持ちます。(1キロ当たり3000円)

また、1月の厳寒期(マイナス2桁)でもこの五目釣りは行われ、意外と1月末のようにかなり寒い季節でも釣果は上がります。

しかし、防寒処置をしなければ、本当に凍傷になりますので要注意です。

こんな感じで凍るのは日常茶飯事です。
厳寒期にヒットしたアオゾイ、脂が乗って最高に美味しいです。

このように年中を通して大きな魚がたくさん釣れ、しかも釧路の町は住んでいる人も人情味のある親切な人ばかりで、町の風景もどこか昭和を感じさせる町並みなので個人的には北海道の町の中で一番好きな街です。

B級グルメも多くあり、非常に美味しいものばかりです。

釧路のおススメの船は、海攻丸さんや繁栄丸さんが特に有名で、その他の船についても人情味のある船長さんばかりなので、どの船もお勧めです。

北海道への釣行を計画するならぜひとも釧路はおススメしたい場所です。

釧路川の河口にあるフィッシャーマンズワーフです。夜はライトアップされて非常にきれいです。この対岸に海攻丸さんや繁栄丸さんが係留されています。
北海道に来たらおススメしたいお寿司屋さんです。
釧路に本拠地を置くなごやか亭さんは、値段も良心的で、しかもネタも地元のネタを使用しているので珍しいオヒョウなども食べることができるので、とてもお勧めです。