この竿の特性は、ダイワのスピニングタイラバ用の竿で唯一、SMT(スーパーメタルトップを搭載しているところです。

個人的にはメガトップの方が滑らかな伝わり方をするので好きなのですが、メガトップは折れやすいから扱いに気を遣うので、保有している竿は専らSMTかMTばかりです。

一言でこの竿を表すと、現在市販されているスピニングタイラバ用の竿で、最高の性能を持った竿です。(値段も)

各メーカーのキャスティングタイラバ用の竿ばかり持っていますが、今まで使っていた炎月投げ式よりも、非常に使いやすく、違いとしては、バットパワーがあり、ティップがSMTなのに滑らかに入り、かつAGSとSMTの特性で、マダイがバイトする前兆までわかるぐらい感度が良い竿です。

私のレバーブレーキを使用したスピニングタイラバとも非常に相性の良い竿です。

錘負荷は20-65g(キャスト)となっていますが、バーティカルで快適に使える重さは120gまでだと思います。

200gのヘッドを使う人もいますが、そこまでの重さを使うならダイワ製品ならHのやや硬いものを使うかベイトタックルの方が良いのでは?と思います。

あわせて紹介しますと、2500番サイズのローギアのリール(ハイパーデジギア搭載)の限界としては、150gまでで、例外として18トーナメント磯3000LBDだけはなぜか極端にパワーがあるので200gまでは余裕で巻くことができます。

このバーティカルのスピニングタイラバも無理に200gのヘッドを使ってまでする必要もないし、実際私が200gを使う場合は、北海道の苫小牧沖でエサ釣りの人よりも釣るためや80mの水深で潮が速い時ぐらいしか使っていませんでした。(基本的には200gのヘッドは、炎月プレミアムS610MHやエクスチューンのタックル(リールはシマノ4000番)で使います。)

上記の基準は、10年以上もバーティカルのスピニングタイラバをメインでやってきて、その間で全国各地で様々な項目についてデータを取り、最適なタックルの組み合わせを割り出して、タックル性能を最大限に発揮させるために、釣行を繰り返してやってきた結果です。

話を戻しますと、この最高の竿にもひとつだけ欠点があり、北海道では季節限定(5月~9月)でしか使えなかったことです。

SMTやMTは金属製穂先のため、寒さに弱く、10月からマイナスになることもある北海道では、冬から春先(10月~4月)は使えませんでした。

ちなみに、北海道ではあまり金属製穂先の竿は売れないそうです。理由は、上記の理由です。

値段と寒さに弱い以外は、最高の竿ですが、スピニングタイラバしかしないような人以外にはあまり必要もないかと思います。(値段は7万円程ですので)