1 この記事の概要について

  タイラバ インチク 泳がせ釣り等における真鯛のバイトポイント(真鯛が攻撃する部分)についての記事です。
  タイラバ等において、真鯛等の魚にどこに食わせるか誘導する方法について経験に基づいて紹介しています。

2 はじめに

 タイラバにおいて、真鯛はネクタイの端から徐々に噛み上がっていくというのが、昔は通説でしたが、これはある意味で誤りだと思っています。
 小さな真鯛が食いあぐねてタイラバを攻撃して食い上げてくることはありますが、大型の真鯛になると一撃で食い込みます。
 過去の記事でも書きましたが、真鯛は餌によっても食い方が異なります。
イワシが餌の場合、真鯛は胴体を食い千切って食うことが多いです。
30センチ以上ある大型のサバ等の場合も同様に胴体を食い千切って頭を食い込みます。

特に落とし込み釣りで釣れる真鯛は魚食性が顕著

 両者ともいったん大きな当たりが来て、そこで合わせると食い込まず、そのまま待っていると本当たりになることが多いです。
イカの場合は、真鯛はイカの急所である目の当たりに攻撃をしてきます。
過去に長崎でタイラバにはまっている時にケンサキイカがベイトの時などはインチクで上針にヒットすることが多かったです。
インチクのタコベイトも茶色がかったクリアーカラーが有効でした。

ブリや真鯛はコウイカを食べることもある(どうやってあの硬い部分を消化するかは不明)

イカの端物泳がせの時などにも目の近くの胴体を噛みちぎっていたりします

イカの泳がせは当たれば大きいものが釣れるけど、当たり外れも大きい

アジの場合は、丸呑みしています。
おそらくこれはアジにトゲがあるため等の理由だと思います。

オオニベの大好物のアジ

真鯛は餌によって食い方が異なります。
エビは勿論のこと、上述したものの他、サザエやウニの場合も噛み砕くような食い方をします。

3 タイラバにおいて真鯛の食う部分を誘導する方法について

やや大きめの真鯛でもチャリコと同じように食う時もあります

真鯛にどこに攻撃させて食わせるかの誘導も可能です。
具体的なやり方は、タイラバワームを使うとその部位に攻撃してきます。
エコギア等の味付きの大型ワームはそれ自体が攻撃目標になりますし、ダイワのフレアリーフも同様にそのワーム自体に攻撃させることが可能です。
特に、フレアリーフのような小型のワームは整流作用がある他にケイムラや緑、赤などシルエットを出し、真鯛に攻撃させるための攻撃目標を作り出すのも可能です。

大型のタイラバワームは根魚には有効だが、真鯛には当たり外れがある

冬場の海苔や海藻パターン等のように余程渋い時以外は小型のワームは付けない理由が見当たらないです。
過去に小型ワームを付けるた時と付けない時でどちらが釣果が上かを検証しましたが、フレアリーフのような小型ワームを付けた方が釣果も上がり、かつばらしが少なかったです。(針掛かりがしっかりしていた。)
まとめ
タイラバにおけるワームは大型のワームは当たり外れがありますが、ダイワのフレアリーフのような小型ワームは付けていると釣果が間違いなく上がるので、おすすめです。
特に、ダイワのフレアリーフはどのメーカーのタイラバにも相性が良いので、持っていて損はないです。(カーリータイプはあまりおすすめしません。あくまで通常のアジングで使うようなフレアリーフが良いです。)

北海道のタイラバではフレアリーフの緑色が良かった(青イソメグリーン)

どこに食わせるかの視点を持ってタイラバ等をすると、フックのケイムラ等を利用して効果的にポイントを絞って食わせていくことも可能です。

ただ単にケイムラだからこのフックを使おうとかではなく、食いが渋い時はフックのケイムラを利用して、エサのように食わせるという着眼を持つと釣果が伸びると思います。

PRポイントが多いと人間と同様、魚も迷うので、あまり多くケイムラ等も使わない方が良いこともあります。(経験上)