一部レバーブレーキの記事やレジャーフィッシングさんの釣りぽ(https://tsuripo.com/)、ソルトワールドさんに掲載していただいた記事と重複するところがあります。

この釣りで必要となるタックルや釣り方のコツを紹介していきます。

まず、竿ですが、基本的にタイラバロッドのキャスティングロッドから選びますが、柔らかいジギングロッドもこの釣り方には最適です。

タイラバの専用のキャスティングロッドでも、メーカーによっては硬すぎたり、竿の穂先の入りが悪かったりなど使い辛い物もあります。

そして、基本的な竿の選び方として、リールの選定と密接に関連してきます。

まず、水深が50m(基準)ぐらいで区分して、それより浅い所はダイワなら2500番サイズ(LTではサイズが異なる)が適合する竿を、それより深い場所はシマノの4000番サイズのリールが適合する竿になります。

適合という言葉を使いましたが、これはそれぞれのサイズのリールを装着した時に、自分で持ってバランスが良いかどうかという個人的な感覚で選ぶのが一番です。

もしどうしても選定で迷ったのならば、参考として、釣りぽの私の記事のタックル等を参考にされると良いと思います。

かなりの数の魚を釣って検証しているタックル設定ですので、正確と思います。

また、このバーティカルのスピニングタイラバでは、リールのギアとして、ハイギアではなく、ローギアを選ぶ必要があります。

前の記事でも書きましたが、ハイギアではこのバーティカルのスピニングタイラバはできません。

なぜなら、キャスティングと違い、縦に巻き上げるので非常にギアに負荷がかかり、かつスローに棚を探る必要もあり、速く巻くと棚を通り過ぎるのも速くなり、釣れなくなるためです。

一般的に、スピニングリールを使ってバーティカルのタイラバができないという人に限って何も考えず、ハイギアを使っています。

繰り返して言いますが、この釣りの肝はローギアのスピニングリールです。

ハイギアは使い物になりません。

前述しましたが、繰り返して説明しますと、竿の選定はリールに合わせてということになります。

具体的には、竿の硬さとして簡単にいうと、MHが深い所、Mが浅い所という感じです。

私のタックルは、浅い所は紅牙のEXのキャスティングロッド、深い所は炎月のプレミアムS610MHかエクスチューンのMHを使っています。

ジギングロッドを流用するなら、基本的には柔らかいものが良いです。スーパーライトジギングの竿が浅場なら使いやすいです。

一番大切なことは、自分が使いやすいかということです。

もともと、私のこのバーティカルのスピニングタイラバもベイトがやり辛いからという理由で始めたものでもあるので、自分がやりやすくかつ人に迷惑をかけない竿ならなんでも大丈夫と思います。

この釣り方のフッキングで注意すべきところとしては、長年データを取ってきましたが、深い所で合わせをいれないでただひたすら巻いていると、バレる(頬にかかった時はうろこが付く)ことが多く、しっかりと合わせを入れて貫通させる必要があります。

そのためには、どちらかというと硬めの竿が良いです。(電撃合わせは不要ですが、やはり巻き合わせはタイラバには必要です。これについては、年間に200匹以上真鯛を釣っている時にデータを取っています。)

上記も針の性質などが関係するので一概には言えませんが、バレることが多いようでしたら、やってみてください。(グレ針などを使っている人にはすすめませんが)

なお、レバーブレーキリールの使い方は、レバーブレーキの記事を別に書いているのでそちらをご覧ください。

3キロほどの中型の鯛
北海道ではタラもバーティカルのスピニングタイラバで釣れました。
オニカサゴも釣れます。むしろ、オニカサゴにはなぜかバーティカルのスピニングタイラバで釣る方が効果があるのが不思議ですが

ジギングをする人には当然かと思いますが、このバーティカルのスピニングタイラバではハンドルのチューンも必須です。

スピニングの構造上、ベイトと構造が異なり、直角に糸を巻き取るので、力の分散等を考えると、ベイト以上に精密に当たりを取る必要があります。

大まかに説明しましたが、別にこの釣り方をしなさいということで紹介しているわけではありません。

あくまで、考えるのも釣りの楽しみなので、釣り人の視野を広めてもらうための資となればと思い紹介しています。

しかしながら、10年以上やってて実績を出しているやり方なので、釣れることは保証します。

誰かが考えた釣り方でやるのも良いと思いますが、自分でこうやって釣りたいと考えて釣れた時の喜びはひとしおだと思いますので、まずは釣りを楽しむことを考えて、自分らしく釣りをされたら良いと思います。