1 この記事の概要について

  大分県米水津沖の夜焚きのイカ釣りの記事です。

  今回はシーアンカーで水深90m前後のポイントを流していきました

2 使用したタックルについて

  その1(自分)

 〇 竿:剛樹 スクイッドロゴス195M、スクイッドロゴス175S

 〇 リール:シマノ ビーストマスター3000EJ、ダイワ シーボーグG300JL

 〇 道糸:PE3号

 〇 錘:100号(スカリーシルバー)※150~180号まで持参した方が良かった。

 (竿もスクイッドロゴス195Hと195Mの二本が必要)

 〇 スッテ:5本、サイズは4号

  その2(嫁)

 〇 竿:ダイワ ソルティガベイジギング AGS 65XHB-SMT

 〇 リール:ダイワ 22シーボーグ200J-DH

 〇 道糸:PE1号

 〇 スッテ:25号(赤白)、枝のスッテ:4号(赤緑)、枝スはフロロ4号

  その3(父)

 〇 竿:ダイワ 極鋭ヤリイカMH175テク

 〇 リール:シマノ ビーストマスター3000EJ

 〇 道糸:PE3号

 〇 錘:100号(スカリーシルバー)

3 釣行当日の状況について

  令和4年8月11日今回は父と妻と一緒に3人で、今回は佐伯の沖松浦漁港から出船するエンペラーさん(https://ameblo.jp/emperor-ooita/)に夜焚きのイカ釣りでお世話になりました。

  今回はイカ釣りのため、普段は蒲江に停泊していますが、佐伯の沖松浦漁港から出港となりました。

  当日は、場所を間違えて遅刻した同船者が数名いました。
  そのため、18時に集合のところ、少し遅れて出船となりました。

  出港後、40分程走り、米水津沖でシーアンカーを投入し、開始となりました。

  仕掛けを投入すると、潮が3.3ノットと非常に速く、指定された錘100号では底が多くて3回しか取れませんでした。(水深は95m)

  とりあえず、1投目でケンサキイカとスルメイカがダブルでヒットするも、その後は単発で後が続きません。

  イカメタルの方がほとんどで、潮が速いため、船長から投入を控えるように言われたのに無理に投入した人は、オマツリを多発させており、非常に釣り辛い状況が続きました。

  1時間程経過し、少し潮が緩んだ段階で、本格的な開始となり、イカの棚も徐々に上ずって来て、水深5~30mの浅い棚で当たるようになりました。

  浅い棚はイカメタルの方が向いているため、妻のタックルがイカメタルだったこともあり、水深20m前後の所を探らせ、私と父は底付近を探ってみました。

 結果として、底付近は時折ベイト反応が出た時は乗るものの、やはりライトの効果が出始めるとあまり芳しくなかったです。(当日は、一応、満月)

 イカメタルでやっていた妻は、ヤリイカが良く当たり、サイズもパラソル級が釣れていました。

 その後、30m~60mまでを幅広く探って拾い釣りをして釣果を伸ばし、0時30分頃に上がりとなりました。

釣果としては、非常に渋かったものの、妻や父にイカをたくさん釣らせることができ、家族サービスとしては良かったです。(自分の釣りは、オマツリ対処等もありほとんどできませんでしたが)

釣れたイカは、ケンサキイカがメインかと思いきや8割以上がヤリイカだったので、サイズも大きく、初めての方や女性にもイカ釣りの楽しさを知ってもらうには良い釣りだと思いました。

妻の釣果の一部、イカ釣り初心者でもたくさん釣れました。

昔は、漁師である祖父に連れられて手釣りでスッテ5本の胴付きでイカを釣ってましたが、今回は電動の胴付き及びイカメタルでやってみていいデータが取れました。

使い分けとして、水深30mまでを狙う時はイカメタルで狙い、それ以深を狙う場合は、関東のイカ釣り仕掛けのような胴付き仕掛けが良いと思いました。

特に、豊後水道の仕掛けは幹糸の間隔が2mと長い物が多く、ものによっては3mという物もあり、かつ幹糸も10号以上と太い物もあります。

今回は、枝スが10~15センチ程、幹糸が1.2mで試してみましたが、常に仕掛けを動かす関東や北海道でのイカの釣り方で釣れました。(ハリスの太さは、幹糸10号、枝スは8号、いずれもフロロ)

サバフグ対策のため仕掛けは太い方が良いという人もいますが、潮の影響を受けるため、やはり仕掛けは関東のヤリイカと同様のものが良いと思います。(プラヅノは、夜は不向きのため、そこは浮きスッテが最適です。)

九州の長崎でやっていた頃は、水深が50~60mまでと大分に比べて浅く、釣り易かったので、イカメタルの仕掛けにスッテを4本(枝はスッテ3本)でやっており、3桁を達成できた時もありましたが、やはり100m近い水深の場所をやるとなると、完全に道具の使い分けが重要だと思いました。

また、今回は序盤、潮が非常に速かったため、単純に錘を2個ぶら下げて何とか底を取ろうとしていた人がいましたが、これは水中での抵抗が増すとともに、錘同士がぶつかる音を竿先が拾うことも多く、結果として釣果が落ちます。

例外的にベニアコウなど深海釣りでは、錘の規格自体が存在せず、黒のビニールテープで固めて使用しますが、日本各地でいろんな釣りをやってきた経験上、この錘を2個ぶら下げることは、オマツリも引き起こす原因ともなるので絶対にNGです。

今回は水中ランプを使いませんでしたが、フグの脅威が増す可能性もありますが、基本的には仕掛けを動かしっぱなし(止めの動作はきちんとやりますが)なので、底付近を狙うにはやはりあった方が良いと感じました。

今回も乗船したemperorさんは、初めての方に対しても釣り方を船長が丁寧に教えてくれ、船長自体も釣りが上手く、たくさん釣らせてくれるので、大分市内からは少し遠いですが、大変おススメの船です。