1 この記事の概要について
大分県蒲江沖の根魚五目釣行の記事です。
今回は沖の瀬周り(水深150m前後)をギンパク(ウグイ)の泳がせ釣りと片天秤仕掛けで、マハタやオニカサゴをメインに狙いました。
2 使用したタックルについて
〇 竿:剛樹 マジックバイトRR18、ダイワ マッドバイパーSTD195MH
〇 リール:シマノ 22ビーストマスター2000EJ、21ビーストマスター3000EJ
〇 道糸:PE3号、リーダー:ナイロン14号
〇 錘:150号(スカリーシルバー)
3 釣行当日の状況について
令和4年12月27日今回は家族サービス釣行で大分県蒲江から出船するエンペラーさん(https://ameblo.jp/emperor-ooita/)に根魚五目釣りで家族でお世話になりました。
こちらの船は、近年は、年末頃に落とし込みのベイトがいなくなることが多いため、根魚五目がメインとなり、沖の瀬周りや漁礁周りで、鬼カサゴやマハタを筆頭にアマダイ、ウッカリカサゴ、アヤメカサゴ、ハマダイ等多くの魚が釣れます。
しかも、鬼カサゴは1キロ超えも多く、ウッカリカサゴも2キロ超えも混じります。
今年は、12月のクリスマス以前にベイトがいなくなり、落とし込みが終了しました。
今回は当初から、沖合いの瀬回り(水深120~150m程)攻めました。
当日は、6時30分に集合し、その後出船になりました。
今回の釣りでは、以前からギンパク(養殖ウグイ)を使った泳がせ釣りを検証しており、大分の海域でどのぐらい通用するかを確認しようと考えていました。
ギンパクは1匹200円もして、今回は20匹購入したので、よく購入する小鯵30匹相当の値段で、かなりエサ代が高くつきました。
出港後、40分程走り、ポイントに到着し第1投となりました。
ギンパクをマハタの泳がせ釣りの仕掛けに付けて投入すると、すぐに当たりがあり、しばらく待って上げてみると、フグにやられたのか、頭のみになったギンパクが上がってきました。
続いてまた投入すると、着底後にいきなり竿先が持っていかれ、上げてみると、良型のチカメキントキが上がってきました。
その後もギンパクには良型のチカメキントキやウッカリカサゴは当たるものの、この時期に沖の瀬周りにいる青物や真鯛はヒットせずでした。
サバ餌の片天秤仕掛けでやっている家族には、良型のハチビキやチカメキントキ、アヤメカサゴ、ウッカリカサゴ等いろんな魚がヒットしていました。
開始から3時間程でギンパクの食いが落ちて来たため、片天秤仕掛けに換えて投入し、底取りをし、5m程電動のスロー巻きで上げたところ、食い損じの当たりが来たので、食わせるために急いで底を取って10m程上まで巻き上げていると、強い当たりが来ました。(マハタは仕掛けが吹き上がるような状態で食うことが多い。)
直感で良型のマハタと判断できたので、ハリスの太さを考慮しつつ、なるべく暴れさせないようにやりとりをし、20m程上まで上げ、そこからは一気に巻き上げを速めて浮袋を膨らませる方法を取りました。
基本的に片天秤仕掛けの場合、天秤自体が魚の引きを吸収してくれるので、魚の暴れるのを抑え、かつ頭を上に向けるのが容易です。
しかしながら、巻き上げの際は、絶対に魚の頭が下に向かないように、テンションをキープする必要があります。
上がってきたマハタは、この海域では平均より少し大きいサイズで、3.7キロの良型のマハタでした。
この海域では、3キロ前後のマハタはそれ程珍しくなく、非常にマハタの魚影が濃い海域です。
良型のマハタが釣れたので、船上は活気づきましたが、経験上、恐らく単発で終わりだろうなと思っていると、案の定、この後はウッカリカサゴやアヤメカサゴ等潮がダメな時に釣れる魚ばかり釣れました。
今回はウグイの泳がせ釣りについて良いデータが取れ、かつ良型のマハタも釣れたため良い釣行となりました。
特に、ギンパク(ウグイ)は、魚の食いが良いものの、水深が100mを超えると水圧の影響を受けるためか、アジに比べると非常に弱りが早いです。
また、フグなどの攻撃にも弱く、外道が多い時などは、数が必要となり、エサ代がかなり高額になります。
ギンパクを今回のような水深100mを超える場所で使用する場合は、多くとも2投毎に交換しなければ、弱ってしまい生き餌として泳ぐことで、フィッシュイータの魚達にアピールしてくれません。
したがって、水深が50m前後のポイントで使用する場合は良いですが、大分のように水深が100m前後のポイントが多いような海域ではあまり向かないと思います。
長崎県でも過去に何回か試してみましたが、カサゴには良いですが、青物にはあまり向かないようでした。 その時は水深50m前後でギンパクを使用し、3投以上使用しても元気に泳いでいました。
結論として、ウグイはコスパが悪いので、北海道のように簡単に自分で調達できない限りは使わないかなと。