1 この記事の概要について

  大分県蒲江沖の落とし込み釣りの記事です。

  今回は落とし込み釣りで水深70m前後のポイントを攻めました。

  また、非常にエサ付きが悪く、かつ食い込みも悪い非常に厳しい状況でした。

2 使用したタックルについて

 【落とし込み釣り その1】

 〇 竿:アリゲーター FP FORCE UB 200

 〇 リール:シマノ ビーストマスター3000MD

 〇 道糸:PE4号400m

 〇 錘:80号(スカリーシルバー)

 〇 ハヤブサ落とし込み仕掛け ハリス10~12号6本鈎、捨て糸50センチ

 【落とし込み釣り その2】

 〇 竿:ダイワ マッドバイパー落とし込み MH―245

 〇 リール:ダイワ 21 シーボーグ600MJ

 〇 道糸:PE4号600m

3 釣行当日の状況について

  12月30日に釣り納めということで、今回は大分県蒲江から出船するエンペラーさん(https://ameblo.jp/emperor-ooita/)に根魚五目釣りと落とし込み釣りのリレー釣行でお世話になりました。
当日は、7時30分に集合し、その後出船になりました。

  今回は事前に船長から朝イチはエサの付きが良く、食いが立つので朝の時合が勝負ということで、集中して釣ることにしました。

  この時期には珍しくポイントが1か所しかないということで、そこで粘るような釣りになりました。

  ポイント到着後、仕掛けを落とすとエサが付くものの、なかなか食われません。

  胴の間の人に当たりがあるものの、青物も単発らしくまとめて竿が曲がることがありませんでした。

  当日は左舷側からポイントに入る流しで、今回は右舷側だったので、エサは常に付いているもののなかなか引き込まれません。

  しかも底付近にはオオニベが多く、サイズも小さいのが多いせいか、食い込まず放したりすることが多かったです。

  そうしている内にオオニベらしい当たりが来て、上げてみると案の定4キロ程のオオニベでした。

  とりあえず、お土産が釣れたので良かったと思い、一安心でした。

  続いて7キロのオオニベがヒットし、その後3キロのオオニベがヒットしました。

  他の人にはハマチサイズのブリがヒットするものの大きくて5キロ程でしかも単発なので、なかなか渋い状況でした。

  途中、ハリス12号の仕掛けを瀬ずれで初めて切られました。

  引きの感覚から10キロ以上ある魚であるのはわかったのですが、適切なドラグ設定でヒットしてから30mも糸を出されて切られたので、この海域では非常に珍しいヒラマサかクエだったのかなと思いました。

  昔だったらオオニベの20キロ~30キロも多かったのですが、近年は非常に少なくなったので、恐らく上記の魚だったのでしょう。

  切られたことでハリスを太くすることも考えましたが、針が5本残っていたのでそのまま続行しました。

  その後、エサの付きが悪くなってきてハリスを10号に落とすとわずかにエサの付きが良くなりました。

  落とし込み釣りではハリスの太さとベイトの付き方のバランスの取り方が非常に重要であり、仕掛けが太すぎるとエサが付かず、逆に細いと切られることが多くなるためどれぐらいでバランスを取るのかが重要です。

  ハリスを10号に落としてしばらくして、エサが付いたと同時に竿先が引き込まれました。

  ヒラマサの出る長崎などの地域では基本的にはドラグを締め気味でやりますが、ブリの多い海域でそれをすると口切れが多く発生するため、少し締めるぐらいの方がバレ自体少ないです。

  ハリスが10号だったのと、確実に青物ということがわかったので、竿のブレを防ぐため、ストレートポンピングに近い形でやり取りをしました。

  上がってきたのは6.5キロのブリで、このブリは脂が乗っており、かつ虫がおらず非常に美味しかったです。

  このブリの後に他の人にヒラメが上がり、14時30分頃に状況が悪かったので早上がりとなりました。

  今回はアリゲーターの落とし込み釣り専用竿のFORCE UBをまた使いましたが、竿が強すぎて当たりをかなり弾くこともあり、こちらの海域には向かないが、南房のカンパチの落とし込み釣りには有効であるとわかりました。

  使った感覚としては、ハリス16号以上の落とし込み釣りの仕掛けには向くものの、基本的に14号以下のハリスを使うこの蒲江沖の落とし込み釣りには向かないと感じました。

  落とし込み釣りでは釣れる魚を選択することはできませんが、何にせよ最後の最後で本命が取れて良かったです。