1 記事の概要
伊豆の須崎からキンメダイ釣りに出港する番匠高宮丸さんでの釣行記事です。
当日は新島周辺でキンメダイを狙いました。
当日の水深は380m~520mほどでしたが、ラインがカウンターで900m程出ることもありました。
2 使用したタックル
〇 竿:剛樹 番匠高宮丸スペシャルエディション206S
〇 リール:ミヤマエ コマンドZ9 キンメSPECIAL(24V)
〇 道糸:PE12号1400m、リーダー:ナイロン40号(6m)
〇 錘:鉄筋錘2キロ(船宿指定)、仕掛け15~20本鈎(20本針は捨て糸ナイロン12号10ヒロ(15m)、15本鈎は捨て糸ナイロン12号4ヒロ(6m)で作成)、クッションゴム5mm・1m
3 釣行当日の状況
1月26日、今回は新年初のキンメダイ釣りに行きました。
下田市須崎からキンメダイ釣りで出港している有名な「番匠高宮丸(https://www.banjyotakamiya.com/)」さんにまたお世話になりました。
こちらの船は、船長も常連さんも親切な方が多く、初心者の方にも丁寧に釣り方を教えてくれて、とてもおススメの船です。
当日は1時間程新島の方へ船を走らせて、それから第1投となりました。
前日のうねりが残っていて潮も速くかなり釣り辛い状況でした。(波は2m程)
今回の釣り座は前から3番目の真ん中の胴の間でした。(7人乗船)
1投目はトンガリという1級ポイントを攻めるも、潮が速すぎて周りの人も仕掛けを根に取られてしまいました。
このトンガリという瀬は壁のように反り立っていてキンメの1級ポイントであるものの、非常に難易度が高いポイントだそうです。
基本的にここでは、着底させたら上に巻き上げていくというのがポイントだそうで、ゆっくり巻き上げてしまうと根掛かりをしてしまうそうです。
いつもお世話になっている釣具屋の店長さんの話では、捨て糸が10ヒロ(15m)あっても根掛かる時は掛かるそうで、ベテランの方でも非常に難しいポイントだそうです。
ポイント移動後の2投目は着底と同時に魚が付き、3投目はスカ、さらにポイントを移動しての4~8投目は、コンスタントに魚が付いてきて、結局沖上がりの時間にはトータルで20匹以上釣れ、クーラー満タンという素晴らしい釣果に恵まれました。
ここ伊豆のキンメダイはトロキンメと言われていて、ブランドキンメダイなので非常に味もよく、かつサイズも大きいので釣れて楽しいので非常に魅力的な釣りです。
釣り方としては、船長の指示で糸を送ったり、逆に巻き上げたりして魚を狙います。
回収の前に根にわざと錘を引っ掛けて魚を掛けつつ切るということをして順次巻き上げをしていきます。(番匠高宮丸さんでは錘は鉄筋で、無料で使用可能)
キンメダイの取り込み時は隣同士でキンメダイが落ちないようにタモ入れのサポートをしながら取り込みます。
今回は紫外線加工した青色のイカタンとゲソを使いましたが、カツオのハラモやサケ皮などどのエサでも食いに変化がなかったようです。
キンメのベイトはハダカイワシやエビなど様々なものを食べており、非常に高活性なことが幸いでした。
番匠高宮丸さんでは、タックルや仕掛けを含めたフルレンタルもやっているので、キンメダイ釣りをやりたいけど、専門の道具を持っていない人にもお勧めです。
(金額としては33000円程、自前の道具と仕掛け持参の場合は19800円程)
私のようにタックルを持っていても、仕掛けを作成したり、エサを準備するのが大変と考える人には、仕掛けセットのプランも安価でお勧めです。
仕掛け自体はキンメさがりで作るのが容易ですが、エサの数が多く、自分でやるとかえってコストがかかることがあります。(私はベニアコウダイのエサ作りの時にあまり使わないゲソやエンペラを活用してます。)
もし道具を揃えるのであれば、専用竿に、ミヤマエのコマンド9又は10サイズのリールがあれば良いと思います。
オールマイティなリールを求めるのであればコマンドの15~20番のリールがお勧めです。
時々シーボーグの1200サイズを使う人も見ますが、他の船では乗船を断られることもあるそうなので、新たに揃えるなら少し高いですがミヤマエのコマンドシリーズがお勧めです。(マリンパワーは故障しやすく、その際の修理代が高いため、あまりお勧めしないです。)
釣って満足、食べて満足の伊豆のブランドキンメダイ、ぜひまた行きたいと思いました。