こちらの地域は、北海道でも札幌から非常に近いこともあり、人気のスポットです。

夏場はブリジギングが盛んで、冬場はサクラマスが盛んです。

夏場は主に積丹半島の電波塔沖付近でのブリのジギングが盛んで、時にはマグロがヒットすることもあります。

北海道のブリのシーズンは概ね5月頃~10月末頃までで、特に、10月末頃の戻りブリと言われるものは、サイズも非常に大きく10キロ超えのものも混じります。

北海道のブリジギングは、何ら本州や九州のものと釣り方は変わりませんが、こちらの地域では、夜に400g程の大きなジグを付けてブリを狙う夜ブリ狙いのジギングも盛んです。(この釣りで使うご当地ジグはかなり値段がしますが)

北海道のブリは瀬付きのブリではなく、回遊型がほとんどです。

ベイトはオオナゴ(イカナゴの大きな物)を食べたり、イワシを食べたり等いろいろなものを食べていますが、総じて北海道の他の魚と同様に、オオナゴが多いです。

その場合、ほとんど底付近でヒットします。

ブリも夏場はサイズがピンキリです。

沖五目釣りは通年魚が釣れますが、冬はサクラマスがメインターゲットとなることもあり、春から初冬ぐらいが一番楽しまれています。

こちらの地域では概ね200号の錘を使用します。

浅い所では120~150号程の錘を使用します。

釣り方は、北海道のご当地使用のサビキ仕掛けを使用します。

北海道のどの地域でも万能に釣れる仕掛けです。

また、この地域でもタラジグを使ったマダラ釣りが盛んであり、特に積丹半島沖のカムチャッカ根というポイントは、大型のマダラの実績の高い釣り場です。

マダラの実績が多い、フジワラ製、タラジグのカムイ(最大1キロまで使用)

夏場でもタラは釣れ、特に真夏のタラは非常に身が美味しく、みそ漬けにすると最高です。

マダラは釣れたら血抜きをして、すぐに内臓を出さないと自らの消化液で自分を消化するので、マダラ特有の匂いがきつくなります。

こちらの地域のタイラバですが、概ねオールシーズン行けると思いますが、なかなか乗り合いでできる状況も時期により少ないときもありますが、1~2月頃にした時は、外気温がマイナス14度で、リールの内部が凍り付き、故障し、しかも水温が1桁前半のため魚が極端に食わないこともありました。

3月に行った時は、終始入れ食い状態で最高の状況を満喫できました。

タイラバのターゲットはソイ類とアイナメ、エゾメバル等で、他の地域とはあまり変わりませんが、こちらの地域の黒ソイは寄生虫がいることが多く、太平洋側の黒ソイは持って帰るけど、こちらの黒ソイは持って帰らない人も多いです。

寒い2月に釣れた時に持って帰ったクロソイにはいませんでしたが、夏場にはソイの身の中に寄生虫がいるという話を知り合いからはよく聞いていました。

タイラバで釣れたクロソイ(石狩湾沖)
ホッケ類もタイラバでたくさん釣れます。
刺身にすると美味しいマゾイ(キツネメバル)

また、夏場は夜焚でスルメイカ釣りをする船も多く、釣れる時は数百ハイと釣れるそうで、お寿司屋さんが仕入れに来ることもあるそうです。

札幌からは1時間ちょっと~2時間程でそれぞれの出港場所に到着できるので利便性も良く、ポイントも比較的近いので、釣り場としてお勧めです。

個人的にお勧めの船は、冬は小樽、夏は小平漁港から出港している「アンタレスさん」(http://www.antares-tsuri.com/)がお勧めで、非常にアットホームな雰囲気で、船長やおかみさんも親切で、常連さんも親切な方が多いので、旅行者の方や初心者の方にも非常にお勧めできます。