【作成要領について】
1 当初、シーハンターをカットします。(約30cmぐらい)
2 用意したスイベルにハーフピッチ表裏1回ずつで簡単に結びます。
3 ダブルラインになったシーハンターを上から下に通します。
4 外掛け結び又は内掛け結びで結びます。
ちなみに、針とスイベルの間については、短ければ短いほど良いです。(最大で1センチ程まで)
これは青物がベイトの魚の目を向けて攻撃し捕食するためです。
青物は、アジなどを食べる際は必ず頭の方から飲み込みます。逆に、マダイの場合は、アジは丸飲みで、イワシや大きなサバの場合は、一旦胴体を食いちぎって頭を食いに来るという食い方です。
5 強度を高めるためにセキ糸などで巻いた後接着剤を付けて固定します。
6 熱収縮チューブをかぶせてライターで焦がさないように注意してあぶります。
7 最後にシーハンターがフニャフニャしないように使い古しのPEライン等を使ってハーフピッチでひたすら巻いていきます。終わったら接着剤で固定します。
この処理の目的は、前述したように青物は魚の目を狙って捕食してくるので、アシストラインがフニャフニャしてジグからなるべく離れないようにするためです。
8 以上で完成です。1本大体10分ぐらいでできます。釣りに行けないときに、まとめて作るのがおススメです。手順4まででもブリの小さいの(5kgぐらい)なら十分使えますが、強度を出すために最後までやるのがおススメです。
PEを巻くところは、チューブで代用できますが、なれないうちは作成が大変でムラが出ます。ここをしっかりしないとアシストラインがふにゃふにゃし、ラインが長いとジグによく絡みます。当然、釣れません。
一応、作成要領を紹介しましたが、このやり方は、今まで見た雑誌のどれにも書いていませんが、基本的に釣れます。
針はバリバスのセリオラiKスタイルがおススメでしたが絶版なので、がまかつのチューンド管ムロが同じく昔からある実績のあるフックで現在も発売されているのでお勧めです。
なお、アシストラインにザイロンなど柔らかいものを使っている市販品はありますが、昔相当の金額を費やして試してみて、バレる確率が高いということが判明しているので、慣れてきたら、自作を推奨します。
このようなアシストラインが長いものは、昔あった魚は弱い所(腹)を攻撃してくるというコンセプトに基づいて製作されています。
一応、下記に私のデータの一部(実際に魚を釣って作成した)を紹介しておきます。これから自作しようとする人には参考になると思います。
これは、あくまで一例ですので、自分の道具に合わせて設定をしてください。
なお、シーハンターは赤を使います。青のものは材質が柔らかく、劣化しやすいので使いません。
スイベルは、NTスイベルのベアリング入りのものが最適です。
針はチューンド管ムロと同じような形状、ヴァンフックのブルーバックスなども良いです。
タコベイトは、あってもいいですが、なくても大丈夫です。時期によってはない方が良いですが。
写真の針は、ある魚に使うために試作品で作ったものです。もちろん、タコベイトが付いたタイプでも青物などの実績はありますが、タコベイトが付くとジグのアクションに若干影響します。
※アシストフックは魚を掛けたら、できれば交換した方が良いです。特に値段が高いから、もったいないから使い続けるとフッキングミスなどを誘発するのであくまで、針は消耗品と考えてください。
連番 | 針の種類 | アシストライン | スイベル | 適合ジグ | 対象魚のサイズ |
1 | TUNED管ムロ35号 | シーハンター(赤)50号 | 5号 | 180g~ | 10キロ以上 |
2 | TUNED管ムロ30号 | シーハンター(赤)40号 | 5号 | 150g~ | 5キロ~10キロ |
3 | TUNED管ムロ28号 | シーハンター(赤)30号 | 4号 | 120~150g | 3キロ~5キロ |
4 | TUNED管ムロ26号 | シーハンター(赤)30号 | 4号 | 80~120g | 2キロ~4キロ |
5 | TUNED管ムロ24号 | シーハンター(赤)20号 | 3号 | 80g以下 | 1キロ~3キロ |