アシストフックについては、シングルフックとダブルフック(ツイン)の2種類があります。(アカムツ用等の引っ掛け仕様は除く。)
まず、シングルフックとダブルの違いについて説明します。
シングルフックとダブルフックでは、魚に貫通させる力が異なります。
どのように異なるかというと、シングルフックが100%の力が伝わるのに対し、ダブルフックは針が2本あるので、力が分散してそれぞれのフックに伝わる力が50%程度に低下します。
そのため、ダブルフックの場合、貫通力を高めるために、あえて細い軸の針を使います。
また、軸の太い針を使うメリットは、一旦貫通してしまえばまず外れません。
逆にデメリットは、貫通させられなければ、バレやすいということですが、それが原因でほとんどバレたことはありません。
軸の細い針のデメリットは、掛かりどころによっては針が折れたり、曲がったり、また、刺さっているところの穴が拡大してバレたりという点があります。
メリットとしては、じゃれつくような当たりでもヒットに持ち込めたり、時化の時などに合わせが効きづらい時などに、フッキングしやすいということで重宝されます。
結論として、通常の青物狙いの時は、シングルフックで、青物以外の魚も釣りたい、青物が小さい場合等はダブルフックがお勧めです。
個人的には、シングルフックの方がダイレクトに魚とのやり取りをできるので、好きです。
なお、シングルフックとダブルフックの作成要領については、私が北海道の釣り雑誌で連載していた時に紹介した記事をリファインして載せていますので、そちらを参考にしてください。
シングルフックでも、バレない確率が9割以上(年間で1~2回しかバレていない)の優れものを紹介しています。
ダブルフックの一例として、紹介します。
ダブルにする場合は、テールにも2本付けて、合計4本とブレードを付けるといろいろな魚がヒットします。
特に、写真のジグはガイドサービスセブンさんのジグ、「タイラー」でフロントのシングルフックのみでも、ダブルでもどちらでも釣れる優れものです。
ブレードについても、実績の観点からガイドサービスセブンさんのものがお勧めです。
ブレードが付くだけで、魚がブレードの振動におびき寄せられて、そのままリアのフックに食いつく形になります。
純粋に根周りの青物(ヒラマサ)の時は、ダブルの場合は根掛かりしたりしやすいので、その場合はシングルフックのみが良いです。
なお、ダブルの場合は、絶対に魚を水面からタモを使わず抜きあげるのは禁止です。
針が外れやすく、下手をするとジグが飛んでくることがあるからです。
最後に、ダブルの場合やタイラバにお勧めの針外しを紹介します。
この製品は、1つ約500円の優れものです。細部は、紹介用の記事を参考にしてください。