北海道に住んでいた頃、北海道でもブリが釣れるということで、九州のことを思い出し、オホーツク海や積丹半島によく通っていました。

まず、現在北海道は5月頃から10月末頃の水温の低下するぐらいまでブリが釣れます。

これは北海道の全域で釣れ、特に人気のあるのが札幌から西に行った積丹半島や道北~道東のオホーツク海などでそれ以外の地域でも釣れますが、盛んではありません。

津軽海峡に面した函館はブリや真鯛、シーバスも釣れるので今回は除いています。

タックルは普通のブリに使えるジギングタックルなら大丈夫です。

使うジグの重さは150~200gがメインなので、それを扱える竿なら大丈夫です。

リールは基本PE2~3号を使い、10月の戻りブリ(10キロ超えが混じる)時は4号を使います。

リールのサイズは、ダイワ4000~5000番、シマノ6000~8000番になります。ギアはハイギアが無難です。

もちろん掛けたあとはかなりきついですが、船によってはきちんと船を立てることができない船も多くあり、その場合はジャーク幅の糸ふけを回収できないぐらい流れてしまうことも多々あります。

当初は私もローギアでやってましたが、現在ではハイギアでやります。

竿であげて来るといってもやはりハイギアのゴリ巻きはしんどいです。

場合によっては電動ジギングが強いこともあります。(巻き取り速度的に)

基本的にスピニングでやる人が多いですが、ベイトでやる人もいます。

個人的に上記のように船頭が船を立て切らない人もいるので、ベイトを使うと船の下によく入ったりして釣り辛かったりするので、スピニングでやる方がストレスを感じません。

また、近年スロージギングが盛んですが、結構小さな5キロないぐらいのハマチにのされたりして、他のお客さんに迷惑をかける人が多いので、スローでやるなら基本的には短時間でとれるファイトをする、タックルを使用するなどして下さい。

船によっては、スロー禁止のところがあります。

道北のオホーツク海は水深が40m程の所がポイントになることが多く、積丹半島は水深が50~70mぐらいの所を狙うことが多いです。

ジグのタイプなどはいろいろとありますが、基本的に北海道のブリは回遊型なので、根付きと違いジグのタイプや色にシビアになる必要がないと思います。

イカナゴを偏食している時は底付近にいますが、それ以外の時は通りすがりがヒットのような感じです。

ブリやヒラマサなどは年間300本以上釣るぐらい研究していた時期がありましたが、ジグの色やタイプだけでそこまで反応に差が出ることはないと思っています。

使いやすいのは潮が速かったりしても安定的にジャークできるセンターバランスのジグが一番お勧めです。

私個人としては一番好きなのは、DUELのアイルメタルTB150gです。古いジグですが、ヒラマサもブリも安定的に釣れる良いジグです。

他に青物に効果的なジグは、ガイドサービスセブンのタイラーです。このジグは、フロントとリアに両方にフックを付けるのが基本設定ですが、フロントのみでもかなり釣れるのでお勧めです。(ジグも安価で良心的なメーカーです。)

なお、下の写真でタラジグのカムイを載せていますが、長さの対比ということで載せています。

カムイはブリのジギングには向きません、というか500g以上あるので重たすぎるので。

戻りブリの季節には、運が良ければ10キロオーバーの群れにも遭遇できますし、年によってはクロマグロがヒットすることもある北海道のブリジギング、こちらの釣りもお勧めなので興味を持たれたらぜひやってみて下さいね。

安定的に釣れるアイルメタルTB150g、ある方法でジグをチューンするともっと釣れます。
タラジグのところで紹介したカムイ(下)とセブンのタイラー(上)、タイラーは250gですが、積丹とかで使う時は150g~200gが最適です。色はピンクやこのカラーが実績があります。
カムイは500gのものを載せています。