まず、パワーについては申し分ありません。北海道のタイラバやカレイ釣りで50センチ以上のアイナメやソイ類を多数釣り、大型のカレイも釣ってみて他のロープロのリールに比べ、剛性が高いためか非常に巻き取りが楽でした。

しかし、この巻き取り量の少なさのため、タイラバは北海道の沖堤防周りのボートロックタイラバや関東のタイラバで底ベタに真鯛がいる時ぐらいしか出番がありません。

メーカーが推奨している楽巻きコンセプトを否定するつもりはありませんが、極端にハイギアとローギアを作るのではなく、その間のギア比のリールを作れば一番使いやすいのではないかと感じました。

また、このリールは非常にというか、サミングしなければ確実にバックラッシュするので要注意です。

ブレーキの類がないため、フォールの速度は秀逸ですが、結構気を遣います。

好きか嫌いかでいうと、浅場の釣りに全般使える(スプール交換が手軽のため)ので非常にお気に入りのリールです。

お勧めのカスタムはリブレのクランク110に交換することです。クランク120を付けると非常に使い辛く、バランスが悪いです。

これについては、レジャーフィッシングさんの昨年の7月ぐらいの記事に検証結果を紹介しているので宜しければご覧ください。

北海道ではワラズカと呼ばれるエゾイソアイナメ、サイズは60センチ程、余裕で上がりました。
30センチちょっとのエゾメバル、いくらでもこのサイズは釣れます。北海道はすごい!
45センチのクロソイ、全く相手になりません。リールのパワーが強いため
2.5キロ程の真鯛、リールのパワーがあるからやり取りが楽です。
高級なカレイのババガレイ(ナメタガレイ)、北海道では大型がよく釣れますが、根周りを釣るので根掛かりが多く、非常に技量を求められる難しい釣りです。