1 記事の概要について

 シマノ 19ビーストマスター6000の使用感(インプレ)についての追記版になります。イシナギや深海釣りで使ってみての感想を紹介しています。

2 使用感について(良好な点)

 実際にイシナギに使用してみても、巻き上げ能力には不満はありませんでした。(十分なパワーでした。)

イシナギ3匹合計42キロ(最大は18キロ超)
イシナギ4匹合計約70キロ(最大は20キロ超)

 実際に外房のイシナギ釣りでは7本上げました。

 水揚げ高は合計100キロ超です。

 良好な点は、ほぼ全てといってもいいぐらい完成度が高いです。

 14ビーストマスターに比べるとやはり巻き上げ能力がわずかながら上がっていたように感じました。

3 使用感について(問題点)

 一応、いくつかあります。

 まず、ドラグの効きが悪い。

 というか、最大ドラグ値が出ていないような感じです。フルロックにしても20キロないイシナギにかなり出されたりしましたので、ひょっとしたら保有している機器のドラグに問題があるのかもしれません。

 シマノは以前13ステラの際に規定ドラグ値が出ないような状態もあったので、私のリールもそうかもしれません。

 千葉県外房のイシナギはそこまで根に入らない魚なので問題はありませんが、他の地域でクエを狙う際には注意が必要です。

 次に、ブレーカーの作動についてですが、イシナギとのファイト時にイシナギが引いている時に巻き上げをずっとかけていた時に、1度ブレーカーが作動してダウンしました。

 モーターの発熱は、14ビーストマスター3000XSに比べると小さいですが、それでもかなりの発熱でした。

 場合によっては、電動巻き上げ+手巻きアシストの最中にブレーカーが作動して停止するのではと感じました。

 最後にハンドルは純正では短すぎるので、最低100mm以上の長さが必要です。

 標準より長い83ミリのハンドルを使って試しましたが、リフトをする時に非常にやり辛く、やはりハンドルは長い方が良いと感じました。

 おススメは、CCMが廃業したので、リブレのBJシリーズのハンドルがお勧めです。

4 結 論

 19ビーストマスターとシーボーグで悩まれている方は、用途で決めた方が良いと思います。

 巻き上げ能力よりも燃費重視なら、ダイワのシーボーグシリーズを。

 燃費よりも巻き上げ能力重視なら、シマノのビーストマスターを選んだ方が良いです。(ビーストマスターの燃費の悪さはすごいです。)

 まぁ、何にせよ、どちらも大物には向いているので、個人の好みでも良いと思います。

 注意すべき点としては、ビーストマスターはバッテリーによっては、起電力が足りず、カウンター表示はするものの、巻き上げができないという状態になるので、釣行前に確実に点検すべきです。

 レジャーフィッシングさんの釣りぽでも、私が過去に書いた簡単にシーボーグとビーストマスターの対比を紹介した記事があるので、そちらも参照してください。

 釣りぽ   https://tsuripo.com/kanagawa/post-13316/