
1 この記事の概要について
ジャッカルのビンビン玉スライド、タングステン製の雷流(らいりゅう)とノーマルの使い分けについて、実際にしばらく使ってみた感想を紹介しています。
ジャッカル製品は長い実績があり、どちらのヘッドも面白い特性があり、使い分けることによって細かく攻め方を決めていくことができると感じました。

2 はじめに
ドテラの時等に潮が極端に速い時や食い渋りで反応が悪い時にいつもこのジャッカルのビンビン玉(タングステン)を使っています。
バーティカルならあまり出番がないのですが、ドテラの場合はかなりの頻度で出番があります。
通常は、鉛製品の海遊社のシャンクスを使って、それでも流される時にビンビン玉に換えます。

スピニングタックルとベイトタックルでは、巻き速度の関係で鈎は2種類使っています。スピニングタックルはどうしてもその巻き取り速度的に掛けるようになりやすいので、やや大型のフックでするのに対し、ベイトタックルでは小型の鈎を使用します。(状況にもよりますが、掛けるようの鈎を使うことも多いですが)
ちなみにここでいう速度の違いはカタログ上の話だけでなく、実際の人間工学的な話にもなり、一概に巻き取り量が同じぐらいだからフックを使い分ける必要がないのではというわけではありません。
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ビンビン玉自体は、タングステン製のため、鉛製品に比べ、ヘッドの後方への水流は弱くなるので、ネクタイやスカート自体は細め、少なめとなります。(大きなタイラバワームを付けるのも可能ですが、それぞれのメリットを打ち消すこともあるのでおススメできませんが)
最近ジャッカル社から発売されたタングステン製品の「雷流(らいりゅう)」はしばらくスピニングとベイトタックルを使用して、各地で使ってみてそれぞれノーマルのものと使い分けが必要かなと思いました。
3 スピニングタックルの場合
ノーマルのビンビン玉スライド(タングステン)がお勧めです。理由は、実際に使ってみて、ノーマル製品は潮切りがよくベイトに比べパワーがないスピニングタックルでも巻きやすいです。

一方、「雷流(らいりゅう)」は潮かみが良く、それがかえって巻き抵抗となり、安定した巻きを実現できなくなってしまいます。

これを解決する方法はありますが、実際にそれをする必要があまりないので、スピニングタックルには「雷流(らいりゅう)」ではなく、ノーマルのビンビン玉スライド(タングステン)が良いです。
4 ベイトタックルの場合
ノーマルよりも「雷流(らいりゅう)」がお勧めです。
ノーマルでも良いですが、ベイトタックルでも底付近など一定のレンジを細かく攻める時には、「雷流(らいりゅう)」の方が使い易いと感じました。
状況にもよると思いますが、50mよりも浅い場所ならば、ローギアのベイトに「雷流(らいりゅう)」の組み合わせは使い易いと思いました。
5 終わりに
現在の段階では、スピニングには「ノーマルのビンビン玉スライド(タングステン)」で、ベイトには「雷流(らいりゅう)」がおススメかと思います。
基本的にスピニングでやる人は私以外いないと思いますので、ベイトで広く探りたい時は「ノーマル」、底付近など特定のレンジを攻める時は「雷流(らいりゅう)」が良いと思います。
一時期は全メーカーの全サイズのジグやタイラバを買って試していた時期もありましたが、その頃からジャッカル製品は信頼できるものが多いと思ってます。