

北海道で非常にメジャーな釣りで、基本的には3本~10本の胴付き仕掛けを使って釣る釣りになります。
仕掛けもソイを釣る場合にエサを付ける仕掛けと、サビキのようなビニール片を付けた仕掛けもあります。基本的には、エサを付けるか付けないかで大別されます。
北海道の釣りの驚くべき点は、本州や九州などで考えられないぐらい魚影が濃く、しかもサイズが大きなことです。具体的な例を挙げると、マダラについては、大きなものは1mを超え、20キロ近くなるものもいます。
しかも、道東の釧路沖などは、状況により10本針の仕掛けに5キロぐらいのマダラが一度に10本付いてくることもあります。
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マダラに限らず、その他の魚も針数付くことが多く、メバルの仲間のヤナギノマイやアオゾイなども針数付くことがあります。
そのため、北海道ではクーラー釣りという言葉があります。
その名の通り、クーラー満タンということです。しかも、ただの満タンではなく、人によっては100リットルクーラー×2が満タンなどザラにいます。それぐらいこの五目釣りは釣れます。
千歳空港から近い釣り場の苫小牧沖は、釧路程魚影が濃くありませんが、釣れる魚が若干異なり、黒ソイやエゾメバルが主体となり、状況によりマダラなどがかかってきます。
また、宗八ガレイやスケソウダラも良くヒットします。
北海道の西側にある積丹半島も五目釣りが盛んで、こちらの半島から沖に向かっていくと大型のマダラが釣れる根があり、時期によってはものすごい数のマダラが釣れます。
北海道の北側のオホーツク海側も道東地域と同じように釣れ、こちらの地域は大型のマダラを始め、北海道の大物の代表格のオヒョウが釣れます。オヒョウのシーズンは大体8~10月ぐらいになりますが、条件が揃わないとなかなか釣れない魚です。
こちらの地域は、非常に脂の乗ったホッケの仲間のシマボッケがよく釣れます。
このホッケは、黒と黄色のツートンカラーでトラを連想させるような色をしています。よく干物で売られているホッケになります。
普通のホッケよりも脂の乗りが良く多くの人に好まれている魚ですが、足が速いため、すぐに仕掛けを入れないと釣れないという難しい一面もあります。



