レジャーフィッシングさんの釣りぽでも紹介した内容の最新版になります。北海道のタイラバは非常にユニークで、約4年間北海道及び本州の各メディアでタイラバを広めてきた経験に基づき紹介します。
北海道のタイラバのターゲットは、主にソイ類、アイナメ、エゾメバルなどになります。これは北海道には真鯛がおらず、いても奥尻島の緯度までしか生息していないためです。
稀に苫小牧付近で見つかることもありますが、死滅回遊してきた稚魚が火力発電所の温水の地域で越冬し、大きくなったものです。
そのため、1mクラスの大鯛はいませんが、40センチぐらいの3年魚は釣れることが稀にあります。
また、北海道のタイラバは大きく2つに分けられます。
狙う水深によって沖五目のタイラバとボートロックタイラバに区分されます。
沖五目のタイラバは主に40m~80m程の所を狙うタイラバで、ボートロックタイラバは水深が10m程(浅い所は3m)沖堤防周りで魚を狙うものです。
どちらのタイラバも大型が潜んでいる所を狙うため、かかったら根に入られないようにドラグを締めて、真っ向勝負しなければなりません。
北海道のタイラバは根魚がメインなので、本州や九州のようにドラグを駆使してという理論は使えません。
ある程度の太さのラインを用いて、かつ魚を根から強引に引きはがせるタックルが必須です。
次回はそれぞれのタイラバの特徴(沖五目のタイラバとボートロックタイラバ)について紹介します。