
1 この記事の概要について
福島県富岡漁港沖のひとつテンヤ釣行の記事について紹介しています。
今回の釣り場の水深は20~30m程の浅場で、途中タイラバをやってみたものの、基本的にはひとつテンヤの通しでした。
2 使用したタックルについて
〇 竿:シマノ 炎月 リミテッド ひとつテンヤ B235MH+
〇 リール:ダイワ 23 IM Z LIMITBREAKER XHL TW HD-C 左ハンドル仕様
〇 道糸:PE1号400m、リーダー:フロロ3号
〇 テンヤ:ジャッカル TG ビンビンテンヤ 鯛夢 遊動 15号
3 釣行当日の状況について
1月18日、前回に引き続き、2か月ぶり福島県富岡漁港から出港する「長栄丸(http://choeimaru.sakura.ne.jp/)」さんにお世話になりました。
今回は前回の釣行で試せなかったエビラバの検証とひとつテンヤのタックル検証等が目的でした。
当日は、港の水位の状況を鑑み、7時に出港、14時に帰港という流れでした。
7時に出港し、20分程走り、パラシュートアンカーを投入し、開始となりました。
まずはエビラバを投入するも、ひとつテンヤでやっている他のお客さんにも当たりらしい当たりがありませんでした。
しばらく様子を観察し、ベタ底では外道の当たりがあるものの、少しでも上に仕掛けを上げると何も当たらない状況ということがわかりました。
そこから判断し、今日はひとつテンヤしか食わない状況と見て、ひとつテンヤにの道具に交換してしばらくしたところ、着底後に根掛かりのような重さが竿先に掛かりました。
根掛かりと思いつつ、巻き上げが可能だったので、ヒラメかエイかと思っていると、なんと2キロ程のマダコでした。

タイラバでは釣り上げたことがありましたが、ひとつテンヤを15年近くやってきて初めての経験となりました。
釣り上げたタコは船長からミカン袋をいただき、足元の桶に活かしていたものの、タイやマハタ等の魚が桶に一緒に入っていると、いつのまにか袋の口から足を1本出して獲物を探しているような状況があり、タコの賢さに驚かされました。
マダコを釣り上げた後、チダイやマハタ等が釣れ、とりあえず、お土産を確保できました。
底付近ではエサ取りも多く、投入後すぐにやられることも多かったので、エサ取りにすぐにエビの頭をつつかれてなくなるなら、針についているエビの残りもエサ取りに食わせて回収しようと思い、底から10センチ程浮かせていると、いきなりエサ取りとは違った強い当たりが来ました。
最初はかなり走ったので青物か真鯛かと思い慎重にやり取りをしていると、上げて来るにつれて何度も竿先を叩いたので、青物かと思っていると上がってきたのは2キロ近くあるホウボウでした。

茨城県では専門の船があるぐらい魚影が濃いのですが、まさか福島にもこんなサイズがいるとは思いませんでした。
それからお刺身サイズの800gと1.2キロの真鯛を追加し、塩焼きサイズの真鯛やチダイ、メバルを追加していきました。
そうしていると風がかなり強くなり、底を取るのがやっとの状況になり、他の同船者の方は私よりもずっと軽い号数でやっていたので、かなり釣り辛そうでした。
私自身も15号のタングステンでやっていてもかなり厳しかったので、このような状況に備えて18号以上の物も必要と感じました。
隣の同船者の方は、TGベイトの赤金を使用して、ただ巻きでマゾイや小さなヒラマサ等を釣られていました。
その他の人は、ジギングでやっていた人に3キロ程のヒラメが掛かったりと、ほぼルアーで狙って釣れるような状況ではありませんでした。
そのような中、何とかムシガレイや真鯛等を追加し、13時30分頃に納竿となりました。
今回はくじ運がよく右舷ミヨシ(当日の潮の流れは左舷側から仕掛けがポイントに入る状況)を取れ、かつひとつテンヤをメインにしたことで釣果を得られたので良かったです。
ルアーのみでやっていた人は、運が良ければヒラメが掛かったりした人もいましたが、基本的にはほぼ当たりがないような状況だったので、タイラバのみでやっていたら貧果になっていたのではと思いました。
今回の釣行では遊動式テンヤとベイトタックルメインでやりましたが、真鯛にはやはり遊動式のテンヤが最適と感じました。
当日のような非常に活性が低い状況では、遊動式では釣果を出せたものの、固定式の人の釣果はエサばかり取られて釣果が芳しくない状況でした。
渋い状況で違和感なく食わせるために、底付近を重点的に狙えるカブラと相性が良いベイトタックルはやはりマッチしていると感じました。
次回の2月の釣行ではタイラバメインとなるので、今回釣れなかったクロソイやマゾイをタイラバとジギングで狙って釣れると嬉しいところです。
今回の釣行で東京湾の非常にシビアな真鯛にも効果的な攻略方法についても検証できたので、以降の東京湾のタイラバ釣行の際は、そのシステムを利用して釣果を向上させたいと思います。