1 この記事の概要について

  福島県富岡漁港沖のタイラバ釣行の記事について紹介しています。

  今回の釣り場の水深は30m程の浅場で、レバーブレーキのスピニングタイラバとバーティカルのスピニングタイラバの組み合わせで攻めました。

 また、今回はひとつテンヤのお客さんとの乗り合いでした。

2 使用したタックルについて

 【タックル1】

 〇 竿:ダイワ 紅牙 EX AGS TYPE-C 69MHS-SMTT

 〇 リール:ダイワ 22トーナメントISO3000LBD(WING100装着)

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ3号

 〇 タイラバ 60g(鉛)

 〇 その他: 紅牙フレアリーフ(赤、オレンジ)

  【タックル2】

 〇 竿:シマノ 炎月プレミアムS610MH

 〇 リール:シマノ 22ステラ4000M

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ3号

 〇 タイラバ 80g

 〇 その他:トレーラーワーム使用

  【タックル3】

 〇 竿:シマノ 19 炎月 エクスチューン S66M

 〇 リール:ダイワ 22トーナメントISO3000LBD(WING100装着)

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ3号

 〇 タイラバ 60g(鉛)

 〇 その他: トレーラーワーム使用

  【タックル4】

 〇 竿:シマノ 19 炎月エクスチューン S72MH

 〇 リール:シマノ 22ステラ4000M

 〇 道糸:PE1号300m、リーダー:フロロ3号

 〇 タイラバ 80g

 〇 その他: 紅牙フレアリーフ(赤、オレンジ)

3 釣行当日の状況について

  11月初旬、今回は約4年ぶりに福島県富岡漁港から出港する「長栄丸(http://choeimaru.sakura.ne.jp/)」さんにお世話になりました。

 コロナの際に県外からのお客さんを断っており、その時から行けておらず、最近になって解禁されたことを知り、またクロソイやマゾイ目当てで通うことにしました。

 今回の釣り場は水深が30m程の浅場で、レバーブレーキのスピニングタイラバとバーティカルのスピニングタイラバで攻めました。

 今回はひとつテンヤのお客さんと同船でした。

 6時に港を出て40分程走り、第1投となりました。

 ヘッドが60gのノーマルタイプのタイラバを落とすといきなり真鯛の当たりが来て、800g程の食べごろの真鯛が釣れました。

 九州の70センチ以上の真鯛を相当数(ゆうに100匹以上)釣っていてサイズ感がおかしくなっているので、小さな真鯛が釣れましたと言っていると、驚かれました。

 よくよく考えると関東の真鯛のサイズが小さく、4キロ程の物でも大鯛と言われるところもあるので、恵まれた環境にいたもんだと改めて実感しました。

 今回は仕事が忙しく、前もってエサを買いに行くことが出来なかったので、調査なので釣れなくてもいいやと思ってタイラバのみで行きましたが、こちらの真鯛はたくさんエビを食べており、エビラバをしてみたら面白かったろうにと思いました。

 こちらの海域は、ひとつテンヤだと皆さんタングステンの8号~使っているらしく、以前はライトジギングの時期によく来ていたので、この秋口の時期の状況がわからなかったので、いろいろと参考になりました。

 長栄丸さんは、席順が独特の決め方で、くじ引きで当たった番号=釣り座の番号などではなく、当たった番号が釣り座を選べる順番となっており驚きました。

 私は毎度くじ運が悪い(釣具のポイントの夏のくじ引きの際等で120枚まとめて引いても1等が出ないぐらい)ので、案の定8番目(12人中)の番号でした。

(くじ引きでやってくれるのは、機会が平等なので非常に素晴らしいと思いました。)

 この日の釣り座は右舷の胴の間(前から3番目)でした。

 真後ろにロッドホルダーがあったので非常に便利でした。

 胴の間は荷物が置きにくいので、大荷物だと大変です。

 クーラーのサイズ制限があったのですが、それを気にせず50リットルサイズを持ち込む人もおり、すごく迷惑だと感じました。(どこの地域でもルールを守らない人はいるのだと実感)

 当日の潮の流れとしては、船底に仕掛けが入り込む流れから、終盤にはミヨシの方に仕掛けが流れるような状況で、微妙な釣り座でもありました。

 船の流し方としては、パラシュートアンカーで流しており、ライトジギングの時とは異なっていました。

 ひとつテンヤでは頻繁に当たりが出るものの、真鯛のサイズもチャリコサイズが多く、かつベラ等の外道も多かったです。

 トレーラーワームを使った場合、途中チダイがヒットしましたが、それ以外は特にヒットしませんでした。

 時期的にはエビをたくさん食べていたので、ノーマルタイプのタイラバとの相性が良かったです。(フレアリーフも緑系よりも赤系が良かった。)

 途中、チカメキントキもかかり、この地域では珍しい魚らしく、お客さんの中にはどうやって食べたら良いかわからない人もいました。

真鯛はトータルで8枚以上釣れましたが、ほとんどがチャリコサイズだったので、食べられそうなものだけキープして、後はエアー抜きをしてリリースをしました。

当日は本命としていたソイ類が釣れず、時期的にもまだ早いのかなと感じました。

ソイが本命と言うと不思議がられましたが、真鯛を今まで専門でやってきたので、九州に帰ればいつでも釣れる大きな真鯛よりも北海道の魚で大好きだったソイの方が釣れたら嬉しいです。

チャリコサイズの真鯛には当日は、潮が流れて仕掛けが横になった時は、レバーブレーキのスピニングタイラバでのドリフトフォールで掛けて行きました。

レバーブレーキのスピニングタイラバで基本的には、潮が行ってなければフリーフォール、潮が行けばドリフトフォールやコンビネーションフォールを使うと大体どんな魚でも食わせられます。

潮が動いていない時にレバーブレーキで落とすと結構な確率で真鯛が逃げます。

一応、このような時でもレバーブレーキを使っての食わせ方はあるのですが、シビアすぎて難しいです。

今回も非常に勉強になりましたが、特に驚かされたのは釣れたウッカリカサゴが3センチ程のホタテの稚貝を吐き出したことでした。

カサゴたちが吐き出したセミエビの小さなものはフックに付けると高確率でチャリコが当たりましたが、この小さなセミエビも当日のメインベイトだったかもしれません。

実際、釣れた真鯛が吐き出したのは、エビの殻が多く、エサを使わないタイラバで釣れた真鯛が吐き出していたので、エサが付いているひとつテンヤは面白いぐらい反応するなぁと実感しました。

久しぶりの福島の釣行、福島の人は穏やかな人が多く、当日は満船でしたが、非常に楽しい釣行でした。

次回はひとつテンヤと合わせて九州の天草海域で冬にやっているエビラバをこの海域で試してみたいです。