1 この記事の概要について

  剛樹 スクイッド(SQ)ロゴス 155H(SQLOGOS155H) の使用感(インプレ)について実際に1年以上使用した感想を紹介しています。

 主な用途は、イシナギ釣りの餌であるスルメイカ釣りのためにブランコ仕掛けを主に使っています。

生きたスルメイカがあるとよく釣れるイシナギ

2 実際に使用して見た感想について

   まず、この竿の錘の最適負荷は180号です。

   80~180号とカタログ上のスペックではなっているものの、150号でもやや硬い、180号をぶら下げるとちょうど良い曲がりになります。

   なお、私の場合は、外房勝浦沖の水深130~180m程の場所で、ブランコ仕掛けをメインに使用しています。

イシナギ釣りの時期はなかなか釣れないスルメイカ

   直結仕掛けで80号の錘を使う場合は、良いのかもしれませんが、ブランコで使うなら150号以上の錘を使わなければ、イカがバレてしまうぐらい硬いです。

   私の場合、ダイワのブランコ仕掛けを使って、電動しゃくりからのストップで特定の棚を攻めたり、フォールでヒットさせたりと多彩な使い方をしています。

 この竿の最大の特徴は、1.5m程の長さにより、非常に操作性と感度が高く、とても使い易くなっています。

 この特性を最大限に生かしたいのであれば、リールはダイワなら300番サイズのものを使うと良いです。

 直結仕掛けであるならば、シマノ3000番クラスでも良いですが、この竿にシマノのビーストマスター3000MD等は非常に持ち重なりがあり、バランスが悪いので、使い辛いです。

液晶表示が非常に使い易いシマノのビーストマスター3000MD

  また、竿が短いので、糸が船の下に入り込むような状況では、非常に扱い辛いので注意が必要です。

  実際、ラインが擦っているなぁと感じることが多々あります。

  HかXHかで迷う人がいると思いますが、直結仕掛けメインならXHです。

  Hならどちらもいけると紹介しているサイトもありますが、実際に使ってみて、Hで直結はちょっときついなと感じることがあります。

  ブランコで200号以上の錘を使うことはまずないと思いますが、そのような状況があるならばXHがお勧めです。

 3 その他

    ダイワやシマノの竿をずっと使ってきて剛樹の竿になりましたが、剛樹の竿は非常に作りが繊細で、実際当初は成金が買う道具と思っていましたが、かゆい所に手が届くような絶妙な調子をしています。

    大手メーカーの竿は若干感度が落ちますが、この竿に比べると安価で良いように感じますが、穂先が壊れたりと、5万円クラスの竿でも、性能は安い物に劣るものもあります。

   高いけれど満足感が高く、性能も良いのが剛樹の竿なので、もし興味がある方は一度お店で見ると良いと思います。

  オーダーができるので、自分だけの竿を求める人にはピッタリです。