1 記事の内容について

 6月初旬に行った大分県蒲江沖のコマセ釣りの記事について紹介しています。今回の釣り場の水深は30~40m程の浅場で船をアンカーで固定してのコマセ釣りを楽しみました。(深島周辺)

2 使用したタックル

 〇 竿:ダイワ マッドバイパースティング240M

 〇 リール:ダイワ 16シーボーグ300MJ-L(※200番サイズでも使用可能)

 〇 道糸:PE3号400m

 〇 仕掛け:全長6m、幹糸間:2m、枝ス:フロロ3号~4号 30センチ

    鈎:チヌ鈎5号、夜光玉を使用(2号)

 〇 付け餌:オキアミ(2L)、撒き餌:オキアミLサイズ

 〇 錘:80号、コマセカゴの下に錘を装着、天秤及びクッションゴム(1.5mm、50センチ)を使用

3 釣行当日の状況や釣り方の紹介

今回は大分県蒲江沖をメインに出港する「emperor」(https://ameblo.jp/emperor-ooita/)さんにお世話になりました。

この時期、蒲江沖は主に夜釣りでアジや旬の乗っ込みのイサキを狙うコマセ釣りで出船します。

釣り方としては、関東のコマセ釣りと同様で、かかる魚のサイズとして大きなアジになると60センチ近い物がかかります。また、イサキは1キロ前後のものが主体となります。

外道には、今回釣ったオオニベの他、石鯛や真鯛、カワハギ等が釣れます。

17時30分に出港し、20分程かけて深島周りに到着し、アンカーを入れての釣り開始となりました。

開始後はエサ取りの猛攻によりすぐにエサがなくなるという状況でした。

外道のエビスダイ、この他にカワハギ等が混じります。

そのため、エサ取りを寄せないためにコマセの巻く量を少なめにして、付け餌のみで回遊してくる大型のアジを狙う方法を取りました。

夕マズメになり、そろそろ時合かなと思っていると立て続けに当たりが続きました。

サイズも40センチオーバーがほとんどで、ダブル、トリプルと釣れてきました。

しかしながら、15分程でこの当たりも止み、また当たりが遠のきました。

何度かアンカーを打ち直しながら魚を拾っていくも、たまに40センチオーバーが混じるだけで、あとはゼンゴと呼ばれる小鯵サイズ(25センチぐらい)がぽつぽつヒットするような状況でした。

当初は底から8m取ってコマセを撒いていましたが、日没後はイサキをメインに狙うために、底から6mと仕掛けが底付近に漂うように狙いを変えました。

この海域の釣りでは、底から6m~8mで仕掛けを置き、状況により食いが悪い時やイサキを狙いたい時に、底付近に仕掛けを持っていくときは、棚を底から4mに合わせます。

そのおかげか、イサキがヒットし、40センチオーバーのアジ、4キロ程のオオニベなどもヒットしました。

良型のイサキ
外道の4キロ程のオオニベ

今回は潮が上潮と底付近の潮が反対方向に流れたりと、変な流れ方をしていたため、断続的なヒットとなりましたが、食べるのに十分な数と大きさのサイズの魚が釣れたので大満足の釣行となりました。

釣果の一部、最大のアジは50センチジャスト

イサキにはまだ早かったので少なめでしたが、アジは今後、産卵後の荒食いが本格化し、もっと釣れると思います。

大分では大型のアジは珍しくないのですが、全国的にも40センチオーバーのアジがコンスタントに釣れる場所は少ないので、時期限定ですが蒲江沖の釣りはお勧めです。

タックルはあまり竿先が硬すぎず、かつ柔らかすぎない竿がこの釣りに向きます。

関東の方で使われる一般的な5:5の真鯛竿では、不意の大物が掛かった時は対処できないので、それよりも少し硬めの竿がお勧めです。

また、水深が水深なので、カウンター付の手巻きリールでも問題ありません。

仕掛けは、針がチヌ鈎の5号でも丸飲みされることもあるので、状況により6号サイズを使うのもありです。

しかしながら、不意の大物がヒットすると細軸の鈎では伸ばされることもあるので、なるべく軸が太い針がお勧めです。