1 この記事の概要について

  千葉県南房総のベニアコウ釣行について紹介しています。

  今回の釣り場は、水深が約850~950m程の釣り場で5回投入でした。

2 使用したタックルについて

【その1】

 〇 竿:アリゲーター 紅スカーフ

 〇 リール:ミヤマエ コマンドZ30

 〇 道糸:PE12号1800m

 〇 錘:600~700号(中錘80号)

【その2】

 〇 竿:アリゲーター バチスカーフ2100S

 〇 リール:ミヤマエ コマンドZ9 キンメスペシャル

 〇 道糸:PE10号1500m

3 釣行当日の状況について

 1月3日(金)、南房総の白浜漁港にある亜美丸さん(https://amimaru.sakura.ne.jp/)にベニアコウ釣りでお世話になりました。

 今回は、ベニアコウの師匠のお誘いで仕立船での出港でした。

 当日は、6時頃に集合し、その後出港しました。

ポイントまでは40分程走り、それから第1投となりました。

 今回の釣り座は、ミヨシから2番目で隣がベニアコウ釣りの師匠でした。

 1投目、2投目、アナゴや黒い外道にエサが襲われる当たりが出るものの、本命のようなシャープな当たりが出ません。

 他の人達には、深海ザメや黒い外道等の多数の外道が当たるものの、やはり本命の当たりが出ません。

 今回は5投で、その内4投は一番下にイシナギ釣りの際に余ったスルメイカを付けてアブラボウズを狙いました。

 目論見が当たったのかわかりませんが、3投目着底後しばらくして潮が動かないので、船長が船で仕掛けを引っ張ってくれた直後に仕掛けを張ると根掛かりのような感触が伝わってきました。

 1、2投目でやや仕掛けを張り過ぎていて、それを踏まえ仕掛けを少したるませ気味にしていたので、久しぶりに根掛かりをやってしまったかなと思い、スローで巻き上げてみると先ほどとは異なり、巻き上げられたので、魚だと判断しました。

  底付近でかなり抵抗され、途中に何回か竿先を叩かれましたが、大人しかったので大型のベニアコウかなと思って上げて来ると、水面付近で抵抗がまた始まりアブラボウズかと思っていると、案の定アブラボウズでした。

  船に上げてみると30キロ程の食べごろサイズだったので、みんなのお土産ができて良かったなと感じました。

  4投目はみんな当たりがなく、最後の5投目ではまた船長が仕掛けを引っ張ってくれた直後に、非常にシャープな当たりが竿先に出て、これはベニだと確信が持てたものの、見間違いの可能性があると思い、回収の際は3投目で釣れたアブラボウズの解体を師匠とともにやっていました。

  私は解体で見る余裕がなかったのですが、水深の半分でベニアコウ特有の引きをし、かつリールがバチバチ糸を鳴らしていたので、他の人はベニアコウが付いているのではと思っていたようで、実際仕掛けを引っ張って上げて来ると、妙に軽いなと思い、このパターンは一番下かその上の針に魚が付いているとわかりました。

  上げてみると下から2番目の針には本命の3キロ程のベニアコウ、一番下の鈎にはユメカサゴかなと思っていたら、よく見ると北海道で狙っていたキンキが付いていました。

  ベニアコウが釣れた嬉しさよりも、この水深にキンキがいるのかと非常に驚かされました。

  新年の初釣りで幸運なことにベニアコウとアブラボウズの両方を釣る、「ベニラボウズ」を達成できたので、幸先が良いと思いました。

  何より気心の知れた仲間内の釣行だったので、オマツリもほとんどなく、船の釣果自体は微妙でしたが、アブラボウズもみんなでお土産として共有できたので非常に楽しい釣行でした。

  ボウズをいつも覚悟している釣りなだけに本命に加え、食べたかったアブラボウズも釣れて良かったです

  また、エサのスルメイカは下から2番目の針に付けると大きなベニアコウとアブラボウズを、一番下に付けるとアブラボウズを効果的に狙えるとのことを師匠から教えていただき、次回はまたいろいろと試したいと感じました。