１　この記事の概要について

　　千葉県南房総白浜漁港沖のベニアコウ釣行について紹介しています。

　　今回の釣り場は、水深が約８００～８５０ｍ程の釣り場で５回投入でした。

２　使用したタックルについて

　　【メイン】

　〇　竿：アリゲーター　紅スカーフ

　〇　リール：ミヤマエ　コマンドZ３０

　〇　道糸：ＰＥ１２号１８００ｍ

　〇　錘：７００号（中錘８０号）

【サ　ブ】

 〇　竿：アリゲーター　バチスカーフ２１００S

　〇　リール：ミヤマエ　コマンドZ９　キンメスペシャル

　〇　道糸：ＰＥ１０号１５００ｍ

３　釣行当日の状況について

　　４月１９日（土）、南房総の白浜漁港にある亜美丸さん（https://amimaru.sakura.ne.jp/）にベニアコウの乗り合い船でお世話になりました。

　当日も、５時過ぎに集合し、６時前ぐらいに出港しました。

　ポイントまではいつもと同じく４０分程走り、それから第１投となりました。

　今回の釣り座は、お客さんが自分を含めて４人だったので、ミヨシから２番目を選びました。

　１投目は、水深が８３０ｍの駆け上がりのポイントで、上潮が速く、着底後、すぐに糸ふけを取らなければ、どんどん糸が出ていく状況だったので、頻繁に糸ふけを取り、仕掛けが立つようにしました。

　他の人は、水深プラス１００～２００ｍ（カウンター表示は９５０～１１００近く）になっており、オマツリするかもと不安に思っていたところ、カウンター表示が８２０ｍの所で明確な当たりが出ました。

　しばらくした後、回収の指示が出てリールの巻きの重さ等から判断しても魚は付いていると思い、おそらくベニアコウと思っていると、水深の半分４５０ｍ程でベニアコウ特有の当たりが出ました。

　まだまだサメの可能性があるので、しばらく様子を見ているとその後は反応がなく、魚が付いている状況でした。

　水深１６０ｍに差し掛かると、ミヨシの人と艫の人がオマツリをしていて（どちらも他の人の速度を気にせずガンガン巻いていたため）、その間にいた私の仕掛けも巻き込まれ、一旦停止させました。

　この時、「やばい、針が外れるかも」と思ってオマツリ後に巻いてみると魚の反応が消えていました。

　やはり取れたのかと思い回収して仕掛けを取り込んでいると、前方に赤い魚が浮いているのを発見しました。

　船長が急いで船を回して回収してくれましたが、針が外れているので、明確な証拠がありません。

　いつもでしたら、ベテランのベニアコウ仲間がいるので、誰にかかったかが明確なのですが、今回は他の人も当たりがあったから自分の魚かも（そもそも１００～２００ｍ以上も糸ふけが出ていて底付近での明確な当たりとか出るわけないでしょと思いましたが・・・（途中の水深でも竿先叩いてないし、異常な速度で巻いているし））と発言し、結局ジャンケンで決めることになりました。

　結果として私が勝ち、ゲットできたものの、明らかに自分の魚ではないのにそこまで嘘を言ってまでして魚が欲しいの？という感じでした。（船長には場の雰囲気が悪くなるので、事実は伝えませんでしたが・・・）

　２投目は、またもオマツリでかつノーフィッシュでした。（１投目と同じオマツリの仕方、全員を巻き込む。）

　３投目は、オニカサゴ釣りのように誘いを繰り返すと同時に、仕掛けの着底の仕方と船の全身に合わせて底付近をしっかりと狙う方法で行ったところ、もぞもぞという魚の当たりが出ました。

　もぞもぞする当たりは、怪獣か活性の低いベニアコウの場合が多く（ほとんどの場合は怪獣）、回収の指示がかかり、慎重に巻いてくるとリールの巻き取りに重量が乗っているのがわかりました。

　中間地点での竿先のたたきがなかったものの、膨らんでいないベニアコウの可能性もわずかにあったので、ゆっくりと上げて来ると、下から２番目の針に特大サイズの怪獣が付いていました。

　４投目は、スルメが余っていたので、一番下と下から２番目の針に１ハイずつ付けて投入しました。

　この時点で潮が動いていなかったので、オニカサゴのように誘いをかけつつ底付近を重点的に狙っていると、明らかにベニアコウの当たりが来て巻き合わせを掛けました。

　この時、糸を送り出すとやはり高確率でバレるようです。

　当日もベニアコウらしき当たりを出した隣の人が糸を出したところ、上がってきた仕掛けはベニアコウの歯でこすれた後がありました。

　回収の指示がかかり、ゆっくりと上げてみると、やはり重量感が違う感じでした。

仕掛けを手繰ってくるとやはり軽くなる感じがしました。

見たところ上の方の針に掛かっている様子がなかったので、一番下かその上と判断していたところ、案の定一番下から２番目に本命が付いていました。

４投目で釣れたので、本命がまだ上がる可能性があるということで、１投追加し、５投目を行いましたが、唯一当たりのあったのはサメで、他の人もサメをヒットさせ、そのまま終了となりました。

ベニアコウの釣り方の研究を重ねて来て、最近はその攻略パターンを自分なりに明確にできて来たように感じます。

潮が行かない状況でも明らかに他の人よりも外道を含め、当たりの回数が多く、かつ本命のキャッチ率も上がりました。

パターン化できたベニアコウの釣り方を更にブラッシュアップして、毎回の釣行で必ず１本は本命をキャッチできるようにしたいと思います。