随分、本州や九州では川釣りに行っていませんでしたが、近所にヘラブナの聖地があるというのを聞いて、海がしけた時にいいなと思って今までやっていた渓流や鯉釣り等に加えて、ヘラブナを始めました。
ヘラブナの道具は、釣りの中で一番奥が深いと言われる理由がこの釣りを始めてからわかりました。
竿に関しては百万円以上の値段がするものもざらにあり、たも網や竿掛け、浮き等小物一つとってもかなり奥が深く、高いものはとにかく高い気がします。
また、その他の釣りに使う道具としてその他に必需品の竿掛けと竿掛けを取り付ける自分が座るのも兼ねる台、道具を入れるバッグ等いろいろあります。
今回行った埼玉県のびん沼川は、ブラックバスやコイもいる川で、荒川の横にあり、自然公園になっているため、トイレ等もあり、また駐車場から釣り座まで非常に近いです。
釣りを始めてしばらくすると何やら浮きがもぞもぞしていたので聞き合わせを入れるといきなり走り出したのですが、竿で溜められたので恐らくフナと思い、慎重にやり取りをしてあげてみると25センチ程のヘラブナでした。
マブナやコイ、ヤマメなどは結構釣っていたのであまりなんとも思いませんが、ヘラブナは外見がきれいで、しかも引きが強く、シビアな面もあり釣るのが楽しいという理由がわかったような気がします。
この釣りに、はまる人が多いのことに納得しました。
まさか一発で釣れると思わなかったので、最初はとりあえず写真をとってすぐにリリースしました。
当日は、若干小雨が降る中だったので、人も魚も過ごしやすそうな天気でした。
その後、いきなり浮きが消し込み、竿の感覚からついにコイが来たかと思い、相手に気づかれないよう近くに遊動してくると、その姿が見えた時に向こうもこちらを認識したのか、いきなり走り出し、ハリスが切れました。
やはり、10.5尺(3mちょっと)の竿ではいなしたり、走らせたりはきついなぁと実感しました。
しばらくすると今度は小魚の襲来で、投入するとエサがすぐになくなりました。
あまりにひどかったので、即合わせをしてみると、オイカワの小型がかかっていました。
その後は、小魚を回避するために、わざとエサを大きく付けるとそれにコイがヒットし、今度はいきなり走ってブレイク、そうしている内に渋くなり、結局、ヘラブナは拾い釣りのようになりましたが、釣果はポツポツとのばすことができました。
今回はとりあえず竿が出せれば良いと考えていましたが、結局1時間で帰る所が、面白すぎて3時間半釣り続けました。本当に奥が深く楽しかったです。
また、ラインブレイクさせたコイと違うコイが足元にエサをねだりにやってきたのがなんかとても癒されました。
よく行く釣具屋さんの店員さんにその話をすると、みんなのペットみたいな存在と教えてもらいました。
パンコイ釣りは絶対にそこではしませんが、パンコイやれば間違いなく釣れるだろうという感じに投げたエサを食べてくれていました。
これからもちょくちょく通い、道具を充実させて、ヘラブナ釣りをものにしたいと感じました。
今回は、少し高いかちどきというメーカーの針外しを買って使ったところ、非常に使いやすかったです。
はまるほど欲しい物が増えるので、大変だけどお勧めな釣りです。
ヘラブナをマスターすればすべての釣りに通ずるぐらいの言われるのも納得しました。
少なくともメジナや黒鯛等のフカセ釣りをする人には技量の上達の資となるのが間違いないので、試しにやってみることをお勧めします。
【今回の使用タックル】
竿:シマノ 朱紋峰 嵐月10.5尺
道糸:ナイロン1号
ハリス:ナイロン0.5号
針:オーナーのヘラ針5号